リバーブックス日記 2024.12.15(日)
2024.12.15(日)晴れ 1/12℃
5時起床。昨夜イベントの打ち上げで思ったより酔っ払ってしまい、22時に寝たので異様に早起きした。しかもめちゃくちゃ目覚めがよい。やっぱり早寝はいいことなのかもしれない…。シャキッとした頭でnoteの日記を書いたけど、まだ6時過ぎ。なぜかまたベッドで布団にもぐりこんでしまい、起きたら10時だった。
12時過ぎに店へ。今日はすごく綺麗な青空。昨日のイベントの余韻が残る店内を片付けて、昨日やり残した売上を締める。すごくよかった。十分に年が越せる。ありがとうございます。
Xで見つけた先日横浜の「本は港」でお会いした冒険研究所書店店主の荻田泰永さんのポストにとても共感。
僕も本屋は本が好きとか、街から本屋を無くしてはいけないとか、本への愛情と使命感だけで突っ走ったらちょっとやばい商売だと思っている。これは出版社の営業時代に何十軒もの書店の閉店を見てきた経験から骨身に沁みていることで、もちろん愛と情熱は必要だけど、それだけでは続かない。とにかく薄利で儲からないビジネスモデルの中で、儲けを生み出さなければならない。儲からなければ続けられない。利益に対する執着が切実に必要だと思う(本屋を生業として生活するのであれば。別に安定した収入があれば全然問題ないです)。
僕は、まずは店の選書が面白いことは大前提として、クラフトビール、ほうじ茶という本に比べれば利益率の高い収益の支柱を作ってそこに“沼津”“静岡”というストーリーを持たせ、小さいながらも併設しているギャラリーでは月替わりでいろんな作家さんの展覧会を企画して、新規のお客様とリピーターのお客様を増やしたいと思っている。正直なところ、“地域のために”みたいな貢献的な考えは今は持てていない。本屋の経営を軌道に乗せるために、今はそれどころじゃないのだ。でも、僕が私利私欲のために突っ走れば、結果的に地域の賑わいが生まれることに少しはお役に立つはずだ、という信念は持ってやっている。
13時に開店。昨日の大盛況と比べれば穏やかながら、それでも途切れずお客様がいらしてくださる。写真家の村松桂さんがご来店。SNSでは活動を拝見していたけれど、会うのは5年ぶりくらい。はるばる沼津まで店に来てくれて、とても嬉しい。桂さんは岡山県津山市にある私設博物館"つやま自然のふしぎ館"の剥製の写真集制作のためのクラファンを大成功させて、来年刊行予定。ぜったい素敵な写真集になるはずなので、今から楽しみ。リバーブックスに来る前に、教えてないのに自力で「弥次喜多」さんを見つけ、アジフライを食べてきたらしい。さすが笑
その後も穏やかに時間が過ぎて、18時に閉店。
ゆっくり片付けをして帰る。隣のセブンイレブンが移転してから、店の周りが本当に暗い。早く外に灯りを増やした方がよさそうだ。