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リバーブックス日記 2025.1.9(木)

2025.1.9(木)晴れ(強風) 0/10℃

11時半起床。寒くて全く起きる気がせず、五度寝くらいする。サラリーマンだったら問題だけど、誰かに迷惑をかけるわけでも、怒られるわけでもないので、多幸感に包まれながら孤独に寝坊する。が、さすがにやりすぎで、反省しながら洗濯などをする。

13時半に店について、ちょっと歩いてチャトラコーヒーへ。ホットをテイクアウトしつつ、自宅用のコーヒー豆を購入。家でチャトラのコーヒーが飲めるなんて幸せ。店内に知り合いがたくさんいて、あけましてのご挨拶。自然と街の交流スペースになっているコーヒー屋さんはとても素敵だ。

店に戻って14時に開店。今日も晴れているけれどものすごく風が強い。冬の沼津は本当に風が強く、こういう日は人が外を歩かない。たぶん今日もご来店は少ないだろうと思いきや、開店とほぼ同時にお客様がご来店。三島からいらしたご夫婦で、三重から移住されてきたとのこと。お話ししていたら、僕とほぼ同時期に名古屋のご近所だったことが判明して、不思議なご縁に盛り上がる。こんな風の強い日にわざわざ来てくださったから、余計に嬉しくて話し込んでしまう。

その後はすっかり客足も途絶えて、頭を切り替えてひたすら事務仕事。本屋の店主は営業時間に店に座ってるだけと思ったら大間違いで、発注や支払い、SNSの投稿などあれこれやってるとあっという間に時間が過ぎる。途中で近所のコワーキングスペース「シンマチ」を主宰している山ちゃんが来て、ビールを飲んでくれる。山ちゃんはキューバサンドのキッチンカー「トンメシ」も経営していて、3月には沼津駅の北口に実店舗もオープンする実業家だ。雑談しながら山ちゃんがお互い今年が正念場ですね、と言う。本当にそうで、きっと今年は本屋として正念場だ。来年の今頃、お互いがんばったねと話していたい。

夜になってもひたすら風がビュービュー吹いている。外でガタン!と音がしたので出てみると、店の看板が風で倒れていた。コンクリート製の重い土台で今まで倒れることなんてなかったのに。建物が壊れないか急に心細くなる。

20時半閉店。こんな日なのでご来店はほとんどなかった。でも、こんな日なのに来てくださるお客様はいて、売上が立っていることの方が驚きだ。本当にありがたい。

本屋を始めて一年経ったあたりから、お客様に支えてもらって営業できている、という思いがとても強くなった。開店当初は店に来るなりいきなり経営方針やら営業コストを質問してくるおじさんとか結構いて(そしてかなりの確率で何も買わないという…)、僕も突っ張って答えて一人で疲労してたけど、今はそういう人はほぼゼロで、かなり自然体で店を回せている。ありがとうございます。毎日いろんな人にありがとうと言って過ごしたい。明日もよろしくお願いします。



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