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リバーブックス日記 2024.11.11(月)

2024.11.11(月)曇り 15/22℃

9時半起床。寒くない。11月なのにちょっと蒸し暑い感じすらする。このまま地球は暖かくなり続けるんだろうか。Netflixの大自然のドキュメントを夜な夜な見ているせいで、氷が減って行き場を失ったあのシロクマたちが寝起きの頭に浮かぶ。本屋は環境にエコな商売なんだろうか。古本はリサイクルだからよい気がするけれど、新刊書店は?リバーブックスの本は全て買切りなので返本という概念がない。厳選した本を必要な数だけ仕入れて売り切る。返本しなければ出版社で廃棄されることも無くなるので、その分はエコかもしれない。

13時前に店に着き、すぐにZOOMで打ち合わせ。次の次の次の展覧会の話をする。来年の2月3月に自分が何をやっているか、だんだん輪郭を帯びてきてワクワクする。

14時に開店。すぐにお客様がご来店。今日も「幻日のヨハネ」スタンプラリーに参加している方が多く、昼間からビールを飲んで楽しそう。

何度か来てくれている韓国からの留学生の方がご来店。アニメ聖地である沼津のことを研究していて、短いインタビューを受ける。僕が前職で沼津が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地ガイドブックを企画制作したことはファンの皆さんの間で知っていただいていて、時々学生さんが話を聞きに来たりする。みんな真摯で、何より沼津への愛情をビシビシと感じる。こんなに外からの人に愛される街であることを、沼津の人にもっと知ってもらいたいなと思う。

夕方までしばらく落ち着いた時間が続く。月曜だし今日はこのまま終わりかな、と思ったら、怒涛のご来店ラッシュ。平日ではとても珍しい混雑に。あるお客様が、ギャラリーで開催中のguse ars展の作品をご購入。ついに!と心の中で快哉を叫ぶ。SNSではなかなか伝わらない作品の魅力が、実際にご覧いただいて伝わるのは本当に嬉しい。お客様もすごく嬉しそうだ。

夜、静岡市の新刊書店「ヒガクレ荘」のお二人がguse ars展を観に来てくださる。昨年オープンしたばかりの頃に来ていただいて、僕もお店に伺ったり交流があったので、久しぶりの再会ながら話が弾む(わざわざ閉店時間繰り上げて沼津に来てくださってそうで、ありがとうございます…!)

と、海外からの方らしきお二人がご来店。聞けばオランダのアムステルダムからのお客様で、ビールが好きで三週間の予定で日本を旅行中とのこと。しかも沼津に来るのは4回目とのこと。カタコトながら日本語で、リバーブックスのインスタをフォローしていて、来たかったと言ってくださる。ヒガクレ荘のお二人も交えて沼津クラフトのビールを飲みながら、カタコトの英語とカタコトの日本語で話す。沼津クラフトの説明を一生懸命して、沼クラのビアバー「センスピ」のことを教えてあげようとしたら、昨夜行ってきたとのこと。さすが笑。また来年来るよ!と言って帰っていった(これで日本語勉強します、とビールの本も買ってくれた)ぜひまた来年会いましょう。

閉店までお客様がいらして、珍しい月曜日だった。本もたくさんお買い上げいただいて、売上も最近では断トツ。この店に来てくださるお客様が楽しく幸せに過ごせて、本もビールも売れて、また新しい本を仕入れて、店が回っていく。こういう一日を、少しずつ増やしていきたい。店を出たら、ちょっとだけ涼しかった。明日は定休日。

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