リバーブックス日記 2024.11.16(土)
2024.11.16(土)曇り 14/20℃
7時半起床。8時半に家を出て、9時過ぎに狩野川べりへ。今日は沼津中央公園をメイン会場に開催される「クラフトビールジャンボリー」に物販で出店するのだ。
リバーブックスで沼津クラフトのビールを出しているご縁で、静岡クラフトビール協同組合さんからイベントへの出店にお声かけをいただいた。今週末はguse ars展の最終日を迎えることもあって参加を少し迷ったけれど、ビールのイベントに本屋が出るって面白いし、クラフトビールには日頃お世話になっているし、何より組合のTさんからのアプローチが熱くて、これはお応えしたいと思った。
とはいえ展覧会の会期末に店舗は閉めたくなかったので、今回店番のアルバイトを以前から店に来てくれていたイラストレーターのももちゃんにお願いした。会うたびに髪の毛の色が違って、ドクターマーチンの履いてるようなパンクな女子だけど、僕と全く違うテイストが意外と合うのではないかと直感的に決めた。声をかけたらももちゃんがやりたい!と即答してくれたのもよかった。
狩野川べりで店舗用のスタンド(レイバーの鈴木さんからレンタルしました)を設営して、11時にイベントスタート。とはいえ午前中は人も少なく、かなり穏やか。
全国からクラフトビールが集まる中央公園は賑わっているのに、昼過ぎになっても人が狩野川の方にやってこない。川岸は風も強くなってきて、並べた本がパタパタしている。
13時にTさんがやってきて、メイン会場からの来場者の動線が想定通りに生まれないので、中央公園にスタンドを移動してくれるとのこと。こういう臨機応変な対応はありがたい。イベントのスタッフさんやブースがご近所だったOTHERSさんが荷物の移動を手伝ってくれた。ありがとうございました。
中央公園に移動してからも、来場者は当然ながらビールに夢中で、本なんか見向きもしない。途中、小雨がぱらついたりして、天気も芳しくない。もういっそビールでも飲もうと、三島のfeteや神奈川のBarbaric WORKSのビールを買ってきて飲みはじめたら、なんとなく祭りの一体感が生まれてきたのか(笑)、お客様がブースに集まってくるようになった。その瞬間、頭の中でスイッチが露店商モードに切り替わり、目が合ったお客様全員に猛烈に本の説明をしだす。中央公園はかつて沼津城があった場所なので、現代書館の「沼津藩」や「沼津史談」というシブい本と絡めてペラペラ喋ると皆さん面白がって買っていってくれる。時には人だかりができるほどになって、夕方までのわずかな時間で20冊以上を売り上げた。
売上は満足だけど、リバーブックスを知らない人がまだまだたくさんいた。店にいてもタッチできない人たちにリバーブックスを知ってもらえたのはとてもありがたい。もっとたくさんの人にリバーブックスを知ってほしい。
17時に撤収して店に帰還。ピンチヒッターの店番ももちゃんは想像以上に店に馴染んでおり、接客を楽しんでくれていた。こちらも通常の週末と遜色ない売上を立ててくれており、イベントとの二本立てで予想以上の売上になった。
今までずっと一人で営業してきたけれど、スタッフがいることで別の場所でも商売ができることが具体的にイメージできるようになったのはとても大きい。リバーブックスの新しい景色が見えたような気がして、とてもいい試みだった。
ももちゃんから店番を引き継いで、21時まで営業。我ながらタフだと思うけれど、さすがに疲れてしまい、1時間休憩して弥次喜多幸町店さんで休憩&夕食。大好きなカキフライを食べた。