リバーブックス日記　2024.12.4（水）

2024.12.4（水）晴れ　7/20℃

9時起床。午前はメールや発注などの事務作業。普段は午後から店を開けるけれど、今日は臨時休業して店内に追加する書棚を組み立てる予定だ。
その前に、来週からの展覧会に使う備品をお借りに車で沼津の内浦へ向かう。13時過ぎに三津郵便局のYさんを訪ねて備品をお借りし、しばし雑談。今日は12月とは思えない暖かさで、穏やかな空気が流れている。郵便局に来るお客さんたちも皆知り合いらしくYさんと挨拶を交わしている。せっかく来たのにATMが調整中で使えない。別に急いでないからまた明日来るわーと言って帰っていく。なんていう平和な景色。うちの店もこういうのんびりした空気を醸し出す本屋になりたい。

Yさんと話していたら、遅めのランチに誘ってもらい、一緒にいただく。本屋と違う仕事の話を聞くのは純粋に楽しい。気づけば15時になっていた。

16時半に店に戻って、書棚増設の作業開始。大きな梱包を解きながら棚の材料などを取り出し、設置予定の場所を掃除などしていたらあっという間に外が暗くなる。

18時すぎ、出版社のミシマ社の営業Yさんがご来店。静岡で書店の商談会があり、その帰路に立ち寄ってくださったとのこと。版元の営業さんが店に来ることはほとんどないのでびっくりしていたら、以前からSNSやリクルートのSUUMOタウンの記事を読んでくれていたそうで、純粋にリバーブックスに興味を持って来てくださったらしい。楽しく本屋をやっているものの、出版業界からどう見られているかまでは考えていなかったから、こうやってわざわざ訪ねてきてくださるのはとても嬉しい。僕もつい5年前まで出版社のバリバリの書店営業だったので、Yさんと話が盛り上がり、そのまま近所の沼津クラフト直営のビアバー「センスピ」にご案内して一緒に飲む。センスピは最近BBQ付飲み放題コースという魅力的なサービスを始めており、ちょうどご近所の老舗精肉店「古安」の皆さんがBBQをしていた。ご近所のよしみで焼いたお肉をお裾分けいただき、おいしさにYさんと感激する（ごちそうさまでした！）。

Yさんから本屋や出版業界のことなどあれこれ聞いたり話していたら21時半。東京へ帰るYさんを見送って、店に戻ってやっと書棚の設置作業に本気出す。狭いスペースに大きな棚を入れるので組み立てが難しく、四苦八苦しながら完成したら0時近くなっていた。あとは明日やろうと決めて家路へ。ビールを飲んだので車は駐車場に置いて、沼津駅からタクシーで帰宅。駅前は自分を含めて酔っ払いが何人かいた。師走だなあ。