見出し画像

リバーブックス日記 2024.10.31(木)

2024.10.31(木)曇り 12/21℃

9時起床。11時に歯医者さんへ。
沼津仲見世商店街の歯医者さんへ通っているのだけど、最近の歯科技術の凄さをいつも感じる。リアルタイムにモニターに映るレントゲン画像、痛くない麻酔針。痛くないドリル。医療は生命に関わる技術だから、たくさんの人の英知を結集して開発していて、世になくてはならない仕事だ。それに比べて俺がやってる小さな本屋といったら、、なくなっても誰も困らないなあ……でもだからこそあったら楽しい店になりたいなあ、などと歯を削られながら自問自答。あと2回で治療が終わるそう。

昼過ぎに文教大学国際学部の青木洋高先生と沼津駅で合流。学会の仕事で沼津に来たそうで、沼津市役所で頼重市長に会い、その人柄とホスピタリティに感動したそうな。自分の街の市長を褒められるのは嬉しい。そのまま青木さんと昼食。上土の蕎麦屋おく村さんでおいしい蕎麦を食べる。麻酔が残っていて、ちょっと食べづらい。

実は青木さんは前職の旅行系出版社の1つ先輩で、20年超の付き合いになる。今年3月末に同じタイミングで退職し、青木さんは大学の先生に、僕は本屋になった。僕が沼津を舞台にしたアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地ガイドブックを企画したことから、この7月は青木さんの授業に僕がゲスト講師として呼ばれたりして、退職後も付き合いがある。ランチ後は青木さんを店に案内して、たくさんお買上げいただく。

14時に開店。少しずつお客様がいらっしゃって店内に穏やかな空気が漂うけれど、僕の心中は穏やかではない。今日は月末。恐怖の支払い日だ。

どっさり溜まっている請求書を1件ごとスマホで支払い手続きをする。1件1件どんどん支払う。険しい表情でどんどん払う。
9月に店内の売場を拡大して棚が増え、本を多めに仕入れたこともあって、今月は支払いがすごく多い。売上がそのまま支払いに飛んでいく。リバーブックスは開店から1年目でまだまだ本が少ないから、在庫を増やさねばならない。在庫を増やすということは売上を上回る仕入れを意味するわけで、当然ながらどんどん預金残高が減っていく。普通に考えたら狂気の沙汰だ。これをもう1年以上やっているので、最近は恐怖を超えて快感に変わっており、金が出ていくたびに気持ちがふわふわする。支払いハイ。

一気に身軽になって放心状態だったものの、今日は天気がいいせいか、木曜にもかかわらずたくさんお客様がご来店いただき、本を買ってくださる。本当にありがとうございます。

夜、近所の「沼津蒸留所」のササさん始め御一行がguse ars展を観に来てくれる。昨日来てくれたノブさんがこの展覧会を絶賛してくれたそうで、皆さんを連れて来てくれた。guseさんの作品は実際に観るとその魅力がよくわかるので、わざわざ観に来てくれたのが嬉しいし、沼津でリアルな口コミが広がっているのもすごく嬉しい。

結局閉店までお客様がいらして、10月の営業が終了。すぐに売上を締めたら想定よりよい数字で着地できた。今月もありがとうございました。

帰り道、添地町のごはん処「魚鳥木」でカレーを食べて帰宅。11月もよろしくお願いします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?