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惚れ込んだ企業理念は、一生自分の軸になる

上海がロックダウンされるというビジネス上最大の危機をむかえるにあたって、自分自身の感情・考え方を振り返る良い機会になったので、noteに記しておきます。

3月以降の封鎖隔離

僕の住む上海は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、3/28から浦東エリア、4/1から浦西エリアが大規模なロックダウンに入ります。それ以前に、3月以降、陽性者・濃厚接触者が発見されたオフィスやマンションが次々と突然の封鎖隔離が実行されています。僕が住んでいるマンションも、濃厚接触者が住んでいた為、突然48時間封鎖隔離されました。

倒産するかも・・・

この状況では在上海の企業は、封鎖隔離された社員のサポートや、対応出来なくなってしまった業務を誰かが代わってサポートするなど、手元の仕事を回すだけで手一杯。
弊社のビジネスは人財育成・組織開発を担っています。今までは研修のオンライン化などで対応してきましたが、正直もうそれどころじゃないですよね。今回の大規模なロックダウンで、更にこの状況が進み、しばらくは人財育成・組織開発なんて言ってられない状況が続くと思います。
これはいよいよ、倒産するかもしれない・・・と危機感を高めています。

正直、ワクワクしてます

会社が潰れるかもしれない危機を強く感じていますが、その状況下で実はワクワクする自分がいます。ゼロコロナ政策を続ける中国で、2020年1月以降ずっと我慢してきた中国で、ここにきて更にロックダウン。うちの中国人社員からも「もう我慢の限界・・・」という言葉が多く飛び交っています。この状況が、人の価値観・思想にどんな影響を与えるのか?組織はどのようになっていくのか?
社員の雇用を守らなくてはならない経営者として、家族の食い扶持を確保しないといけない家長としても、すこし不謹慎な気もしますが、この状況に現地で直に接することにワクワクしています。合理的に考えれば、一旦撤退し日本でのビジネスにシフトした方が、会社としては収益を確保しやすい状況です。でも、全く帰国する気にはなれない。

前職の理念が自分の軸になる

何故こんな考え方になるのか、自分自身を観察してみると、前職での理念が強く影響している気がします。
「自ら機会を創り出し、その機会によって自らを変えよ」
僕が惚れ込んだ前職の理念。この理念に憧れて前職の門を叩きました。これが僕自身の軸になっているし、こうありたいと常に憧れています。危機に直面して更にこの想いが強くなっている気がします。

惚れ込むレベルでの理念への共感は、自分自身の軸となり、自分自身を支える考え方になる。この環境変化から機会を創り出し、自分自身をバージョンアップさせていく。次は、僕自身がそういった理念を持った会社を創っていく。この機会は絶対に逃せない。
なんか、所信表明のようになってしまいましたが、楽しんでこの危機を活かしていきたいと思います!

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