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こころとからだのズレ
動作法では
こころとからだは1つのものだから
こころの不調はからだの不調となって現れる
と言われています。
でもこころとからだってズレが起きるんですね。
相談中によく言うのは、
「からだは嘘をつけないけど、
こころは嘘をつくのが上手」
不調時によく聞くのは
「自分では早く動けたと思ったのに
実際のタイムを見るとすごく遅かった。
それでがっかりした」
調子が良いときには
こうしたズレはあまりないようです。
不調でもその理由は様々なので
一概には言えないことを前提として
以下お読みください。
相談室でよくあるのは
不調時には、調子を上げようと
練習の強度を上げたり、
時間を長くしてがんばります。
「頑張ったんだから
速くなってるに違いない」
でも、速くなかったら、もっと頑張ります。
そして、
「今度こそあれだけ頑張ったんだから
速くなってるに違いない!
じゃないとやってられない!
努力したら速くなるって普通言うよね!
これで速くならないなら
もうどうしたらいいの?」
と無意識に思ってしまいます。
そうすると、頑張っても速くならないという
不都合な事実は
見ないようにしてしまうため、
主観的には速く感じたけど、
現実には全然速くなかった
となることがあります。
不調が長く続くほど
頑張りが慢性緊張となって
知らないうちに少しずつ溜まり
からだもこころも硬くなります。
この変化に気づけないままでいると
こころとからだが
どんどんズレてしまいます。
慢性緊張を弛緩することで
からだとこころが柔軟になり
視野が広がって
状況を打開する方向が
見えることがあります。
こころとからだのズレをなくすには
こころは無理に頑張ろうとするので
からだの声を聴くことが大切です。