話してもどうにもならない?
困りごとがあっても、
「人に話してもどうにもならない」
という言葉をよく聞きます。
“話、聞いてくれるだけですよね"
と始めて来室した学生さんに言われたことも。
確かに、問題そのものの解決はできないことが
多い、いえ、ほとんどできないかも。
じゃあ、話す意味ないじゃんと言われそうですが。
問題は解決しないけど話すと
どんないい事があるか
1. 話すことで問題や自分の気持ちが整理される
一人で頭の中でいろいろ考えていると
悪い方向にばかり考えたり、
自分の考えなのか、事実なのか
よくわからなくなるものです。
2. 自分一人では気づかなかったことに気づける
「三人寄れば文殊の知恵」
二人でも全然違う分野(心理)の人と話すと
今まで当たり前と思っていたことが
そうでないと気づくことも。
3. 発散して楽になれる
1人で考えて煮詰まったものを外に出すと
ホッとして楽になれるものです。
楽になって考えると
同じ問題でも違う考えが浮かぶ
ということはよくあります。
作家の人が行き詰った時に
ぶらっと散歩していたら
ふっとアイデアが浮かんできたなど
よく聞きますよね?
4. 秘密を守ってもらえる
医師はもちろん、臨床心理士、公認心理師など
専門職の場合は守秘義務があるので
他の人に漏れる心配がない。
(但し、自傷・他害の恐れがある時など
例外があります。これは別の記事で)
無理に話す必要はないけれど
話してもどうにもならないと思って
話さないという人には
一度試してみることを
お勧めします。
解決のヒントがみつかるかも