違法でなければ使用して良いのか②
知人がアメリカのある大学の寮にこんなポスターがあちこちに貼ってあると写真を送ってくれました。
男性の場合だけですが,体重に合わせて飲酒量(何杯)が示されています。
ポンド表記で分かりにくいのですが。
薄黄色(金色)のところが"minor impairment"(軽度の障害)として
飲酒の許容範囲としているようです。
右横の説明には
"not-so-good" effects 「あまり良くない」影響????
リスクが最小限ということは,ゼロではないんですね...
麻薬と違ってお酒についてはどうもはっきりしない。
そりゃ,これだけ多くの人が普通に毎日摂取しているんですから,「今更ダメって言えないでしょう!」ということでしょうか?
ただ,どうやら世界的には飲酒量を減らそうという流れがあるようなのです。しかも,日本国内でもつい最近,厚生労働省が「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン(案)」を発表したようなのです!!
ネット上で話題になっているので詳しくはそちらを見てください。
https://www.mhlw.go.jp/content/12205250/001169984.pdf
この記事で伝えたいことは
日々厳しいトレーニングを行うアスリート学生にとっては,
アルコールはとても悪影響があるということです。
プロスポーツで祝勝会のビールかけを見たり,
プロ選手だってお酒も飲むし,タバコも吸ってるんだから
大丈夫と思いたくなるのもわかります。
誤解ないように言っておきますが,
お祝いの酒席を否定するつもりも全くありません。
日々の練習を無駄にしないために,
合法だからと安心して飲まずに
アルコールの心身への影響を知ってほしいだけです。
そして,適量を知って飲む
さらに,大事なことは
アルコールだけでなく,摂取するものについて
知識を得たうえで自分でどうするか判断することです。
単に,合法か違法かで判断しないことが
心身を極限まで追い込むアスリートには
必要じゃないでしょうか?