夜の夫婦仲改善① 愛されると求められるの違い
夜の夫婦仲改善① 自己肯定感の問題
夜の夫婦生活を改善するにあたり、最悪な夫婦状態になってしまった原因の中でも、この記事では私自身の中にあった問題、『自己肯定感について』を、深く掘り下げていきたいと思います。
私は、自己肯定感が低い子供でした。
それが解決できないまま大人になり、旦那と恋愛をするようになって陥ってしまったのが、
「愛される=求められる」
という勘違いでした。
今回話をするうえでご承知いただきたいのは、ここでの愛とは、「恋人」「恋愛」に関しての愛、です。『愛』にも色々ありますからね・・・。
で、自己肯定感が低い、ということは、ほとんどの場合、
愛されている、と感じる経験が少ない
のが原因の場合が多いと思います。
だから、
「愛してるからシたくなるんだ」
という言葉がついていれば、どんなことでも
「あ、これが愛なんだ。私は愛されているんだ。」
という勘違いをしてしまいやすくなります。
また、愛されるという経験が少ないと、余計に「愛されること」に固執してしまいます。
誰だって愛されたいですよね。
だから、自分が望まぬ行為であっても、
「愛してくれるんだから」
「その愛に応えたい」
と我慢してしまうのです。
だから、私としては、恋愛をする前に、是非『自己肯定感を高めてからにして欲しい』と思います。
私もかつての旦那との関係は、勘違いでできていました。
私自身は、性行為自体に興味はない。だからわざわざやりたくないわけです。
でも、これまで愛されなかった私が、愛してもらえるんだから、断るなんて・・・。
となってしまう。
要求があれば、応じることで『愛』に応えようとしてしまうんです。
それで私の場合、望まぬ妊娠をして(避妊はしてました。)・・・まぁ、旦那が引き受けたから良かったものの・・・旦那も準備などしてなかったから、『私の履歴書』に書いたように、幸せとは言えない結婚生活になりました。
でも今ははっきりとわかります。
愛される≠求められる
愛には人それぞれに定義はありますが、少なくとも
『すごい愛していたら、それと同じくらい、すごいやりたくなるのか』
というと違いますよね?
え、そうじゃないの?👀
と思った方、要注意です。
愛している人と、24時間エッチしてますか?
しませんよね?
つまり、愛と性は別物だから。
性行為していれば、そこに絶対的に愛がある?
違います。
だから、求められることは、愛の証明にはなりません。
ヤりたくなることで証明できるのは、せいぜい
あなたに対して性欲求が沸く
ということか
性行為自体が好き
であるくらいです。
だから、求められても性行為が嫌であれば、嫌、と言っていいんです。
愛あるコミュニケーションは性行為だけではありません。キス、ハグ、手つなぎや軽いボディタッチだっていいんです。
・・・ってね、私はそんなこと、わかってる、つもりだったんですよね・・・。
でも、断ることも躊躇しているうちに、いつの間にか泥沼に・・・。
で、最終的に、散々毎日1~2回エッチしていた挙句、浮気されましたから。
そんな状況と決別できたのは、離婚してもいい、と思えた時でした。
逆に、それまで、思っていても言えなかったくらい、弱い私だったんです。
それは、私が自分の気持ちや考えを表現することに、とても臆病だったから。
性行為自体も、その中で行われる色々も、嫌いなことも多かった。
でも、言えないまま続き、言えないまま結婚し、言えないまま・・・。
当初は、それをとても恥ずかしく思い、自分はなんて臆病者なんだ、と自分を責めました。
でもそれからしばらくたって、ふと思ったんです。
私は子供の頃から、親に自分の考えも気持ちも聞かれたことはなく、親の価値観を押し付けられ育ちました。
・・・そうか、こうなってしまうのは当たり前じゃないか、と。
だから、今の私は、これでいいんだ、当然なんだ、と。
もし、私が友人から同じ話を聴いたら、絶対に同じように返します。
だから、まずは自分に、そう思い、そう伝えました。
それからです。不思議と、自己肯定感が高まってきました。
これでいいんだ。私でいいんだ。
さらに時間が経って、
私はどう思っているだろう、私はどう感じてるんだろう。
きちんと自分を見つめ、考えることができるようになりました。
そして、旦那にはしっかり、性行為はもう嫌だ、それが嫌なら離婚しろと、伝えることができました。
旦那はなんと答えたと思いますか?
最初のうちは、旦那は怒ったり宥めすかせたり、なんとかやろうとしてたんです。
面白いくらい、手をかえ品をかえ・・・滑稽でした。
やがて、何を言ってもダメ、とわかると、別れる・・・どころか、
「じゃぁ、何をやったらいいんだ」
って言い始めたんです👀。
いや、何もするな、って言ってるんですけど、って話です。
手技や趣向の問題と思っている時点で、もう脳みそはそれしかないんだな、とわかりました。
めんどくさかったですが、私は性行為に興味がないし、今まで喜ばせようと思ってやってたのは私の愛だったけど、踏みにじられたし、もう性行為嫌い。あなたとはしたくない。
とはっきりと伝えました。
それでもうるさかったので、
「そんなにしたいなんて、性依存症じゃないの?」
と言った時、初めて旦那は旦那自身のことを、あれ?と思ったようでした。
(旦那の性依存傾向については、また別の文面で綴ろうと思います。
)
ともかく、またやりなおそう、という流れになり、旦那には色々私の要求をつきつけましたが、飲む、というので、日々の関係を改善していくことになりました。
私もその頃には自活できるくらいの収入を得られるようになり、自分の人生に主導権を握ることが物理的にもできるようになったのも、大きかったと思います。
やがて旦那のしたいしたい病も離婚するしない騒動から3ヶ月くらいで、ようやく落ち着き、今は週~2週に一回程度。
足りないとたまにボヤくも、怒ったり不機嫌になったりしません。
何が変わるきっかけになったのか、と改めて思い返すと、私が自分の気持ちを押し通したから、だな、と今は思います。
それくらい吹っ切って自分の気持ちを表現できたのも、切羽詰まったせいでもありますが、そういう点では良かったと思います。そうでなければ、もしかしたら、私はいまだに自分の気持ちを表現できていないかもしれませんから。
ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?