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夜の夫婦生活改善② 性依存

 性依存、ていうとどんなイメージをお持ちでしょうか?
エッチが好きすぎる人、というのも違うし、エッチが我慢できない人とも違います。

性依存症
性依存症(せいいぞんしょう、英: sexual addiction)は、性的な行動に対する嗜癖であり、精神疾患である依存症の一つである。主に性行為(性交渉)への依存が多いため、セックス依存症もしくはセックス中毒とも称される。
                                                                                                          Wikipedia

 つまり、性依存とは、精神的なストレス等を軽減するためのエッチを求める状態。
 問題行動となっているのに自分でコントロールができない状態。

だそうです。

 ここで注意したいのは、「そういう人」ではなく、「そういう症状・状態」ということです。

 意味が伝わるでしょうか?

 その人が元々持っている特徴ではないということです。だって産まれたてのころから依存性なわけじゃないですもんね?

  それともう一つ、それは『クセ』などという曖昧なものではなく、『脳の活動に障害がある』ということ。

 なんとか依存、とは、そういうことです。

 だから、1人で治すのは難しいし、きちんとそれに対する治療をしないとよくならない。〇〇依存症、とはそういうものです。

 個人の自覚とか、我慢が足りないとか、そういうことではないのです。

 まずは、そういう意識で『性』に限らず、依存性、というのを捉えていただけたら、と思います。

 それを踏まえて、旦那の性依存に関して綴ります。

 旦那と付き合って、すぐにエッチしたわけではありませんでした。付き合ってから数ヶ月、そして二人共成人に近いころ。デートも付きに1回あればいい方、しかも毎回するわけでもなく2~3回のデートのうち1回くらいの頻度でした。

旦那のキャラクター
 旦那は子供の頃からキツく(厳しい、のとは違う)育てられ、それに倣って性格も比較的キツめ。自分の両親大好き。
 上から目線で人をみる人。今もまだなおっていませんが、若いころよりはマシになったかな。

 ただ、私には怒るとやっぱりキツいけど、普段は優しいし、好き好き攻撃はしてきたので、ほだされましたね・・・。

 そして、とても劣等感が強いタイプでした。
 人を上からみるのも、当たりがきついのも、劣等感があるから。自分が正しい側、でありたい、自分の方が上でありたい。
 だけど、自分が本当に実力が上になる行動はしないものだから、人を貶めるしかないわけです。

 それともう一つ、自分が不細工だという劣等感を持っています。
 これはあくまで想像なのですが、旦那の両親は、歯に衣着せぬタイプの人。だから、旦那に子供の頃から、悪意はなく『アンタはブサイクだねー』とでも言っていたのではないかと思います。私が結婚してからも、『アンタはブサイクなのに、エマちゃんは可愛いから、孫もかわいくなってよかった』と軽いノリで言っていました。
 その言葉に、旦那は自分も知らないうちに傷ついていたのではないかと思います。TVで芸能人を見ても、「ブサイクかカワイイか」にひどくこだわる発言を度々しており、見た目に対する注目度の高さをうかがわせました。

 それだけでなく、古くからの友人が、女性に対してたくさんの武勇伝を持つ超モテ男でした。子供の頃から、『自分はブサイクだからモテない』という劣等感と合わせて、それを羨ましく思っていたんだと思います。だから、自分もモテたい、というのは人一倍強かったと思います。
 子供から年頃の男の子が、周囲からの情報や『モテる男=すごい、偉い、カッコイイ』という価値観の影響を受けるのは自然のことだと思います。

 で、一昔前の男性のプライドって「女とヤれるか」みたいなところで競っていたところがあるのです。

 そのような中で、『男としての劣等感』『人としての劣等感』は、浮気に繋がり、私を裏切る行為をしながら私を求める、という、一見意味不明な行動になっていったのです。

 エッチの最中も、
 「気持ちいいんだろう?」
 とか、
 「これが欲しいんだろう?」
 とか、自分が優位で私を揶揄するような言葉や行為をすることが多く、私は仕方なくそれに付き合っていました。
 結構私も演技派でもないので(笑)、嫌々だと気づくような冷めた態度だったと思うのですが、旦那の悪いクセの一つで、物事をいいようにしか考えないため、私が本心でいるのだ、と思い込んでいたようです。

 そして、その行為はエスカレートしていきました。揶揄するような言葉や態度が暴言になっていき、求める回数も増え・・・。

 その頃旦那の仕事が結構過酷で、仕事においても順調ではなかったようで、家では職場や上司や部下に対する怒りや愚痴ばかりで「俺はもっとできるのに」「自分が認められない」という不満がとても大きかったです。

 私が生理の時も、妊娠している時も、体調が悪い時も、悲しい時も、辛い時も、そんな気分じゃない時も、関係なく求められました。
 断ったのも一度や二度ではありません。

 でも、不倫している間も、不倫がわかり離婚するしないの話になった頃にも求められて、私はようやく

 「いい加減にしろ!」

 と完全拒否したのです。どんなに声を荒げられても、どんなに何度もしつこく言われても完全拒否。

 それでも私が疲れてまいってしまって組み敷かれる事態となり・・・私は主人の母親に、SOS・・・というより、もう苦情(笑)を入れました。

 そして、旦那がしばらく実家に帰り、一週間後ぐらいに、心を入れ替えて?戻ってきて、やりなおしたい、という話になって・・・

とりあえずヤろう

みたいな話になった時は、私はほんと驚きました。

 「性依存症って知ってる?」

 その時つい、旦那にかけた言葉です。

 その時の旦那は、完全にエッチで、何かを保っていました。

 これが、依存症。
 もちろん診断するのは専門の医師ですが、シロウト目に見ても、常軌を逸している状態でした。

 そのため、私は本気で専門の医師に相談するよう勧めましたが、もちろん本人は認めたくなかったと思います。拒否。
 「自分で改める」
 と。

 そんなことできるのか?

 長くなりましたので、次回の記事に続きます。

 ここまでお読みくださり、ありがとうございました💖
 
 


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