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地方移住の結論:人は結局、育ったところ、または東京が一番好き

地方移住についていろいろ書いてきました(マガジンをご覧ください)。

書く前と、書きながら、計10年超、地元出身の主人(とその他ずっと地元にいる方々)と、首都圏から越してきた私との比較もしてきました。

地方移住に関しての私の現在の結論です:「人は結局育ったところ、または東京が一番好きである」。


地方の都市の魅力について。

「〇〇はいいところ。移住してきてください」とコロナ禍、日本中の地方が言っています。

でも、客観的に一位って決められるものでしょうか?

いいえ、みんな、「自分がそこで育ったからそこが一番」なだけです。きわめて主観的です。

私の主人は、そこで生まれて育ったからそこが大好き。他の都市にも、はたまた私の育った首都圏の街にも越さないでしょう。


東京の魅力について。

コロナ禍で、オンラインでいろいろできるようになり(できることに気づき)、確かに、場所の制約は「減った」けれども、東京は依然中心としてあり、そこにたまに・不定期だとしても行かなくてはならない、または行きたいという構造は、変わらないでしょう。

東京はいろいろな意味で、求心力があるのです。

そしてワクチンが普及して、インフルエンザのように毎年打つというのがルーチンの世の中になれば、またみんな、東京に戻っていくでしょう(もう我が街はまた転出超過になってしまいました)。


そして、私は決めました。今の家庭の制約が解けたら、育った首都圏の街に帰ります。どういう身分なのか、子供は何歳なのか一緒なのかは不明です。

人生、やり直しはいつでもできるのですよね?

したいことをすべき、なのですよね?

そして、そうしている人はいますよね。私もそのようにやっぱり自由にしたいです(ここでは、特に、自分で選択して子供を持たなかった=自ら子孫を残さず自由にやることを選んだ方々を念頭に置いています)。


子供・教育に関連して。

首都圏で子供を持つ、地方移住を少しでも検討されている親御さん方へ。

大学受験はいわずもがな全国規模です。そして首都圏は圧倒的に教育・文化資本の面で有利です。地方移住で子供が自然の中でノビノビでいいのは、小学校くらいまででしょう。

そのような中、親の理想だけで地方に移住しようとするのは、子供の機会を奪っている、将来の芽を摘んでいる、とさえ言えます。


また、地方の医療面が脆弱なのも、コロナ禍、みんなの認識するところとなりました。東京みたいに病院がたくさんあるわけではありませんね。


上記全てについて、地方で移住を推進されている地元出身の方々は、良い面ばかりアピールするのでなく、謙虚に真摯によく考えるべきです。

自分だって、よそで「〇〇は一番」と言われて、東京には意地でも住まないかもしれないけど、その地方のよその街〇〇に移住できますか?

自分は地元出身だからそこを一番と思っているだけではないですか?

「中学受験→大学の学歴」という価値観に変わる物差しで地方の子を全国レベルまで押し上げられる勝算はどのくらいありますか?

または子供を地元にとめおいて、地元の大学に行かせて(その地元でのネームヴァリューで)地元で就職して、幸せな人生と言い切れますか?子供は後悔しないでしょうか?あとで恨まれませんか?


せいぜい結局、日本人の大好きな「ブーム」(まだ進行形だけど)。

移住といっても、結局、東京から特急に乗らないで在来線で1時間くらいまで、では?

まとまりのない文章で失礼致しました。

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