地方移住時注意点 3 〜スタバを見て泣いてしまうかも+子供の教育(本屋・中受)
これまでも地方移住についての記事は書いております(←第一弾。第二弾はコチラ)。今回は第三弾です。
地方移住の、これまで書いていなかったデメリットについて書きたいと思います。
地方移住と言っても、地方出身者と首都圏出身者とは異なる ~首都圏出身者だと「都落ち」と感じることが
私は首都圏から移住して10年が立ちましたが、未だになじめないことが多いです。
コロナ禍になってからは、人口密度の低いここは、毎日そう心配もしなくてよくていいなと思いますが、正直、やはり「都落ちしたな」と思うことも多々あります。
首都圏出身者と地方出身者の違いでしょう。地方出身の方からすれば、元の状態に戻って来ただけで、違和感はそう感じないのかもしれません。
いまここでは、郊外にできた大きなショッピングモールに行けば、スタバもUNIQLOも無印もあります。が、そこに行かないと、ない。
UNIQLOと無印は他のところにもありますが、首都圏のように駅のちょっとしたスペースにあるとか、ちょっと歩けばある、というわけではなく、わざわざ行く(車で行くことを前提とした)大きな店舗が郊外にある、という感じ。なんか「おでかけ」という感じです(大きい店舗で品ぞろえが良いのはいいですけどね)。
スタバに至っては、数がもっと少ないので、その特別感は増します(笑)未だに、新しい店舗ができるとなると、話題になります。なんか、都会の象徴、ですよね。
こんなところですからまだ都会のころの記憶・体感がある私などは、先日、スタバに久しぶりに行って、定番メニューなど懐かしくて、涙が出そうになってしまいました。
その他、東京では当たり前の何かのブランドなどが、地方では「〇〇県初(進出)!」などと宣伝されているのを見ると、自分は文字通り「都落ち」したのかと悲しくなります。
*こういった、東京を基準にした言い方は、地方に誇りを持っている地元の方が使うのはNGだと思っています。地方定住者を増やしたいなら、やめたほうがいいでしょう。みじめな感じが出てしまいます。
地方の教育事情は(小学校高学年~中受~大学受験)
ここで話は変わって、私は子の母でもあるので、その立場で、地方の教育、進学状況について、以下は気づいたことを。子育て層の方々の参考になるとうれしいです。
地方は、まず、本屋さんが少ないです。大きな本屋さんでいろいろ子供が立ち読みする(もちろんマンガじゃないですよ)、ということがなかなかできません。
首都圏で、ターミナル駅には大きな本屋さんがいくつもあって、電車通学の帰りか土日に気軽に行って、通販ではなく実店舗で実際に読んでみる、ということができるのに比べたら、文化的資産が少ないと言えるでしょう。
本は、子供にとって(大人にとっても)大事です。
私の住んでいる辺りは、市立図書館が近いので、新刊本にこだわらなければ、結構入れてくれているのでまだ助かっていますが。
次に、大学進学を見据えた勉強についてですが、地方はまず、やはり中学受験は少ないです。著名な一貫校もありますが(ミッション系が代表的ですね)、首都圏のように色々選べる、というわけではありません。
「ここが(で)いい・入(はい)れる」というところがあればいいのですが、そうでない場合、公立という選択になってしまいます。
しかし、首都圏で中学受験の結果、小学校の上位層(成績のみならず素行も)がゴッソリ抜けてしまった後、公立と格差ができるのだとしたら、地方ではゴッソリ抜ける層がとても薄いので、公立にも上位層が残っている、とは言えます。
ただ、塾や予備校に関しては、首都圏などにある著名なところはありません。今はオンラインでも学べるようですので、そこは気にしなくてもいいのかもしれませんが、対面となると、地元で大きな予備校、となりますで、注意です。
以上、ご参考になったでしょうか?また機会があれば、書きたいと思います