Vol.3 アイディアを「案」に落とし込む
数多くの工程の中にあるスキマに芽生えたお仕事。
SNSの中の人のひとり、キャラクターの頭と心とお口はこんな感じで具現化されていきます。
≒ネタ帳なアイディアメモ
アイディアやヒントは日常に転がっていて、それをアンテナがキャッチし、わたしの中にいるキャラクターがその場面を見せてくれる。
そうしたらものすごい勢いでスマホを開き、アイディアメモに書き込む。
・いつ出すのがいいか
・何とかけ合わせるのか
・浮かんだイメージの概要
・仮のコピー
これはもう仕事というよりクセ。前準備のような感じかな。
アイディアを「案」に
さぁ、ここからが本格的なお仕事スタート。
対象となる月のアイディアをまずは「原案」として提出。この時点では基本文章ベース。
メモしたものから、今回これがいいんじゃないかな、というのをより詳しく。
さらに
・イベントカレンダー
(○○の日や大きなイベントなどが載っている)
・天体ショー
・季節的な行事や予定
・流行り物
・〇月といえば?
等々を見ながら浮かんだアイディアを書き出していく。
担当の方がこの段階で可否を判断できるレベルのイメージが共有できるように。
まぁでも、言葉だけでは伝わりきらなかったり、ポイントとなる部分はこの段階でより詳しく伝えておきたかったりする。
ここでわたしに絵の才能…いや才能まで行かなくても、こう苦手意識なくサラサラとラフを描けるくらいの絵心があったらばよかったのだけれど、
いかんせん、ほんっとうに苦手なのだ。それはもう、幼い頃から。
いまだに「どうしてそうなる?」なパーマンが思い浮かぶ。
ではどうするかというと、探すのです、イメージに近い画像を。
ぴったりとはいかなくても、画像を示し「これのここをこうした感じです」と伝えたほうが、言葉のみより伝わる確率が上がる。
このタイミングでは本当に必要な最低限の画像を添付し、さらにその段階で思い浮かんでいるコピーもつけて…と。
よし、じゃあ今月もいってらっしゃーい!と担当者のもとへと送り出す(メールで)。
採用本数より数本多く用意し、またひとつの案に複数のパターンをつけることもあり…
それをこの原案の段階で絞っていただいて、選ばれた原案をもとに次の作業へと移ります。
次の作業のお話は、また明日。
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