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予測不能の時代

組織として、個人として、目指すところは「幸せになること」なのではないか。という私の思いを言語化してくれたかのような本です。琴線に触れた著書でした。


変化への適応を拒む組織の構造


ルール、計画、内部統制。会社になくてはならないもので必要不可欠だと思っておりました。
その結果、ルールを破ったり計画通りにいかなかったときの対応、つまり変化への対応ができなくなってしまう。
だから同じことしかできなくなってしまう。

多くの企業で導入した統制

1. 計画に従ってPDCAをまわす

2. 仕事を標準化し横展開する

3. 当事者が誤った判断を下すことを内部統制により防止する

4. 従順な人を安く雇い設備に投資する


これとっても重要なんだけど、これだけじゃダメなんだよなー。。
日本の教育そのものという印象です。

変化に対応するにはどうしたら良いのか?

変化に立ち向かうための原則

1. 実験と学習を繰り返す

2. 目的にこだわり手段にはこだわらない

3. 自己完結的な機動力を持たせる

4. 自律的で前向きな人づくりに投資する

ポジティブ心理学

主観的に幸せな人は生産性が高い 
仕事のパフォーマンスが高い 
一株当たりの利益が高い


幸せな組織の特徴

1. Flat 人と人とのつながりが特定の人に偏らず均等である

2. Improvised 即興的 5-10分の短い会話が高頻度で行われている

3. Nonverbal 非言語的 会話中に体が同調してよく動く

4. Equal 発言権が平等である


3が刺激的でした。体が動くって、、、!

では逆で考えてみると、、、

幸せでない組織の特徴

1. 人と人のつながりが特定の人に偏っている

2. 短い会話が少ない(長い会議や会話が多い)

3. 会話中に体が同調せず動きも少ない

4. 会議や会話での発言権が特定の人に偏っている


なるほど!

幸せで生産性の高い組織を作る4条件

幸せで生産性の高い組織を作る4条件

1. 組織図にとらわれずにつながりあう

2. 予定表にとらわれないタイミングで会話しあう

3. 立場の違いにとらわれずに会話を体で盛り上げる

4. 役職や権限にとらわれず発言しあう


心理的安全性も大事。そのために心理的リスクを取り除こう。

心理的リスク

1. 組織図にとらわれずに人とつながるリスク

2. 予定表にとらわれないタイミングで話しかけるリスク

3. 立場の違いにとらわれずに皮を体で盛り上げるリスク

4. 役職や権限にとらわれずに発言するリスク


良い幸せ、悪い幸せ

周りの人の幸せを犠牲にした悪い幸せを排除する


実験と学習

行き当たりばったり。PDCAと真逆。先のことが分からないのは当然でその中で今行うべきことを見出し行動すればよい。

組織の中に、人との共感や信頼、相互理解、助け合いが失われていたり、心理的安全性が失われていたり、従業員の孤立やパワハラいじめが存在していることは「組織レベルでの病気」ととらえることができる。結果として、個人レベルでのうつ病や自殺など心身の健康にも重大な影響を与える。


孤立とは人との接点がないことではない。人が孤立を最も感じるのは、むしろ人と一緒にいる時である。人と一緒なのに自分に関心を持たれず、応援されず、信頼されず、、、


格差は社会の発展に制約を与える。格差が生じるのには理由はいらない。平等には理由があるが、格差には特別な理由がない。

平等は自然には現れず、意識的にしかつくれない。


以上メモ書きでした。

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