455.ノベルセラピスト認定(2023.11.8)
〈自分を癒す力は自分の中にある〉
と実感できたこと。
むしろ、自分の中にしかない、と思えたこと。
(だからもう、誰かに何かを求めなくていいし、依存しなくてもいい)
そんなことを伝えたい、と思う。
***
生きているものが持つ、自分で自分を大丈夫にする治癒の力に、包まれる。
物語の世界にいるのは、夢の中にいるようなもの。
なにひとつ枠がない。ジャッジもない。限界もない。なんの制限もない。
ここではないどこかの、物語の世界で、主人公の願いをひとつ、叶えて戻ってきた自室の椅子で、それは、ここではないどこかではなく、この現実の世界でも、自分の中にずっとあった願いにつながっていると、思い当たったりする。
私たちも、また、誰かの夢。
見守っていた主人公に、自分が見守られていたことを知るように。
(本文より)
★はじめての物語
★つながっている
★主人公の名前
★ここではないどこか
★ノベルソウルリーディング
★物語の絵
*************
オジャさんのノベルセラピスト養成講座を受講し、認定をいただいた。
受講した日は、オジャさんのお誕生日。
一年で一番好きな日なのだという。
生れた日が大好きだと嬉しそうに話してくださる人と、その大好きな日の大切な時間を共有していただけるなんて、私のほうが幸せを感じる。
10月にノベルセラピーのワークショップを体験して、いちばんよかったのは、
〈自分を癒す力は自分の中にある〉
と実感できたこと。
むしろ、自分の中にしかない、と思えたこと。
ほかの人には、なんの意味もないことが、自分にとって大きな意味を持つ。
それがわかるのは、自分だけだ。
びっくりするような答えが、潜在意識の森の中にあって、それは探しても見つからないのに、ノベルセラピーのワークで、瞬時に浮上する。
(だからもう、誰かに何かを求めなくていいし、依存しなくてもいい)
そんなことを伝えたい、と思う。
それから、自分の中に、何かを持っている人に。
〈創造性の子ども〉
自分の中にあるものを、出すことが必要な人に。
〈それが何なのか〉
自分でも気づいていない、その何かに出逢う旅。
★はじめての物語
ノベルセラピーで、はじめて生れる物語は、特別なものだ。
魂の計画書をひもとくような、光のナビゲーション。-
その後、ノベルセラピーで、数えきれないほどの物語を旅することになっても、はじめての物語は、ただひとつの、かけがえのないもの。
何度もくりかえし読みたくなる、宝物。
いつ受け取るのかも、何が浮上してくるのかも、すべてが用意された贈り物だ。
そんなふうに感じている。
★つながっている
いっしょに参加するメンバーの物語は、つながりあう。
それがいつの時代の話でも、どこの国の話でも。
〈つながっている〉と感じる。
たとえば、物語に登場する場面、アイテム、テーマや、世界感。
主人公の名前のひびき。
自分では、絶対に思いつきもしないものが、いっしょに参加した人の口から語られるのを聴くときの驚き。
その言葉を聴いたとたん、自分には思いつかない素敵なものだということ、だけど自分に必要なものだということ、同時に存在する別のレイヤーの旅だということが、同時にわかる。
欠けていたことに気づかなかったピースが、ぴったりとはまるように。
〈つながりあう〉
もっとすごいと思ったのは、みなさんが自分の物語を受け取って、気づいて、開いていくプロセスを、話してくださること。
聴かせてもらって、その力強さと、美しい魂に、感銘を受ける。
生きているものが持つ、自分で自分を大丈夫にする治癒の力に、包まれる。
★主人公の名前
「名前は、自分のためではなく、その名を呼ぶ人のためにある」と、命名言霊学協会の山下弘司先生に教えていただいた。
日本人が大切にしてきた、やまとことばには、それを口にする人に還る、音のエネルギーが秘められている。
(いま、必要な音に出逢う)
(いま、必要な名前を呼ぶ)
名前は、いのち。
人は、大切なものに、名前をつける。
ノベルセラピーのことを知り、創始者であるオジャさんのインタビュー動画を視聴したとき、
「主人公の名前が決まると、物語が動き出す」
とおっしゃっているのを聴いて、オジャさんの物語への信頼が生まれ、このかたからワークショップを受けようと決める。
***
ノベルセラピーは、主人公と出会い、名前を決めることから、始まる。
ワークショップでは、3人のかたとご一緒した。
それぞれの物語の主人公の名前は、「テアリー」「ハル」「ミラ」
私の物語の主人公は「ハル」で、ほかに、「リサ」と「レオ」が登場する。
なぜ、その名前だったのかは、わからないけど、ぽんって浮かんできた。
「ミラ」さんが登場する物語には、「ララ」さんも登場していた。
みなさんが、それぞれの物語を語りはじめたとき、登場する名前を聴いて驚いた。
(ミラ、ララ、テアリー、リサ、ハル、レオ)
(ら行!)
50音には、「あ行」から「わ行」まで10行それぞれのテーマと、「あ」から「お」の5つの母音の持つテーマがあり、それぞれの音は、縦横の交わったエネルギーを宿している。
「ら行」は、音の意味を持たない特殊な行で、革命、回転、加速のエネルギーがあり、ものすごくパワフル。
母音の影響を強く受けるため、原点回帰の力があり、最後の「わ行(統合)」に向かう前の要となる。
参加者全員の物語の登場人物の名前に、「ら行」の音があることから、自分にリボリューションを起こすことや、これまでのやりかたの再確認をする、大事な局面にいらっしゃるのかもしれない、と思う。
または、そのエネルギーを、人に与える。
人生は、「あ行」から「わ行」までの50音の学びの旅で、人との出逢いは、ことだまの音連れ。
その名を呼ぶと、自分の中にある50のスイッチの該当箇所がオンになる。
名前の最初の音は、「花のことだま」と呼ばれていて、メッセージの音だ。
主人公の名前からのメッセージは、
「て:技術」
「は:発信」
「み:磨く・輝く・浄化」
***
それから1ヶ月後。
ノベルセラピスト養成講座で、セラピー実習で作った物語の主人公の名前は、私が「ソフィア」、オジャさんが「セルフィー」
「ソフィア」と「セルフィー」も、響きが似ているので驚く。
「さ行」は、「風のことだま」と呼ばれている。
守られていた場所から、かろやかに飛び出していく。
「そ:そこから動き出す」
「せ:瀬(流れ)に乗る」
「ふ:方向性を決めて、集中する」
(わーい。いい感じ)
ノベルセラピーのポイントは、考える時間がないこと。
潜在意識の森から、手をあげて、瞬時に飛び込んできてくれるガイドとの出逢い。
主人公の名前は、これから進んでいく方向を示してくれる道しるべだ。
★ここではないどこか
物語の世界にいるのは、夢の中にいるようなもの。
なにひとつ枠がない。ジャッジもない。限界もない。なんの制限もない。
いつの時代かも、どこの国かもわからない。
物語の創り手として世界を俯瞰し、主人公の願いを叶えるために奔走する。
その使命感と高揚。躍動感。
いくら歩いても疲れないのに、地面の感覚や、風や、ひかりや、草を摘む感覚や、耳をすますと聴こえてくる調べや、湧き出してくる感情を、しっかりと感じられる。
ここではないどこかで、自分の肉体から離れて、大地にふれ、旅をしている開放感。
容姿も年齢も性別も国籍も、自分とはちがう主人公の心の動きを見守り、追いかけているうち、いつのまにか、主人公の中に入っている。
ここではないどこかの、物語の世界で、主人公の願いをひとつ、叶えて戻ってきた自室の椅子で、それは、ここではないどこかではなく、この現実の世界でも、自分の中にずっとあった願いにつながっていると、思い当たったりする。
私たちも、また、誰かの夢。
見守っていた主人公に、自分が見守られていたことを知るように。
★ノベルソウルリーディング
ノベルセラピスト養成講座の2日目は、ノベルセラピーの実践だ。
生徒同士で、お互いに交代して、セラピスト役と参加者役をする。
今回は、生徒が一人だったので、オジャさんとマンツーマンで行うと聞いて、緊張したけれど、始まってみれば、潜在意識へのアクセスは順調で、主人公の名前も、すぐに浮かんだし、質問されることにも、迷ったり考え込んだりすることなく、答が出てきた。
ところが。
語りはじめると、飛び出してきたアイテムたちが、まったく繋がらない。
(なんで、こんなことに!?)
(どうやったら、つながるの!?)
(なかったことに!)
(終われませーん!!)
と、焦りながら、しどろもどろになって、あとでなんとかしようと決めて、とにかく終わりにしたけれど、どんなふうにしたのか、記憶にないほど。
聴いているオジャさんは、何がなんだかわからなかったと思う。
潜在意識の領域から出てきたものを、文章にするのは、顕在意識の領域だ。
二つの領域の共同作業が、とても大切だと教えていただいた。
私は、〈誰でも物語が書ける〉という点に魅力を感じて、ノベルセラピーの世界に入ったので、ここからが、やりたいことだ。
メモと記憶をたどりながら、つながりをむすんで、全貌に近づいていく作業は、パズルのピースをはめているようだし、ストーリーテラーとしてのワクワクが高まるし、楽しい作業だ。
出来上がるお話は、私の場合は、1500字前後の短いもので、当然、描写されていない部分のほうが多く、その後に続く物語の「第1章」または「プロローグ」という感じがする。
ノベルセラピーで創るものは、きっと、すべてがつながるのだと、予想している。
物語の王国の白地図に、だんだん色がついていくように。
で、養成講座で創ったお話というのは、ストーリーは破綻していたけれど、それぞれのシーンがとても楽しくて、お話そっちのけで、ずっとその森で遊んでいたくて、だから、とりとめなく、収拾がつかなくなっていったのだと思うけれど、夢中になれた。
前置きが長くなったけれど、オジャさんのノベルセラピーワークショップや、ノベルセラピスト養成講座は、語った物語を文章にして提出すると(オジャさんは、「文字化」とおっしゃっている)、ソウルリーディングしてくださる特典がある。
オジャさんが届けてくださった言葉を読むと、
(そういうことだったのか!)
と思うことや、何段階もグレードがあがったように、場面がキラキラしはじめて、素敵な物語が再誕生していることに驚く。
(絵コンテで動いていた登場人物が、完成されたアニメーションになるように)
(文字しかない脚本が、役者もオーケストラもいる、ミュージカルの舞台になるように)
(そう! 音が聴こえてくる!)
そして、漠然としたまま置き去りにしていることや、自分では、そこまで思い至っていなかったことが、ソウルリーディングの言葉によって拓かれて、潜在意識の森の奥行が、深まっていく。
自分でも見えていなかった壮大な森の全景が、リーディングによってオープンになる体感。
(すごい)
それから、今回の物語で、なぜ、そのアイテムが出てきたのか、どうしてもわからなかった二つのものが、しっかり結ばれた。
(「本の妖精」と「笛」)
なぜ、本の妖精であるソフィアが、笛を創ろうと思ったのか、記憶を頼りに笛の材料を探しに行くのか、自分の中から出てきた展開なのに、理由が見つからないでいた。
でも、オジャさんがくださったノベルソウルリーディングの言葉を読んで、気づく。
思い出す。
(私には、文字から音が聴こえるように、感じることを)
小説を読んでいると、ずっと楽曲が流れているし、書道を習っていたときは、先生のお手本から、ずっと調べが聴こえていた。
私にとって、「文字を読む」ことは、「音楽を聴く」ことで、「文章を書く」ことは、「音楽を奏でる」ことだと、いつ気づいたのかも覚えていないし、これまでにも、いろんなところで書いたけど、今、きちんと思い出せたのは、そのことが大切になっていくからだと思う。
オジャさんの言葉(該当部分)を転載する。
「ソフィアの物語は、孤独から交流、そして心の笛の音色が共鳴する喜びへと導いてくれる感動の物語。作者の魂の内なる音楽が、人々の美しい繋がりを生み出して行くことを示唆しています」
(心の笛の音色)
(魂の内なる音楽)
それが、私にとっての文章表現だと、思い出せたこと。
物語は音楽だと、宝石のように、手にとれたこと。
(「ノベルソウルリーディング」って、なんて素敵なのだろう)
オジャさんの講座の案内を見ると、こんなふうに書かれていた。
「ノベルソウルリーディングとは、ノベルセラピーからさらに一歩進み、ノベルリーダーとして、物語の根底にある宇宙の集合意識にアクセスし、 物語を作る方が気づいていない真実を受け取り、それをリーディングという形で物語の作り手にお伝えするものです。
ノベルセラピーで物語を作る方の人生の真実のエネルギーを広げ、上昇させるお手伝いを行うことができるようになります」
(そうそう! そのとおり!)
(なんて、すてき)
★物語の絵
物語が生まれると、次に絵をつけたくなる。
ノベルセラピー協会では、安価で電子書籍にしてくれるサービスがあるので、表紙の絵も自分で描けたら素敵だと思う。
というわけで、不定期に「てんけん隊」を組んで、アーティストデートをしている「旅する絵描き 木の葉堂 白澤裕子ちゃん」に、ワークショップをお願いしたよ。
裕子ちゃんのワークショップに参加するのは初めて。
しかも、リアル。場所は京都駅近く。12月16日(土)開催予定。
詳細が決まれば、お知らせします
どんなワークショップになるのかな。
物語から絵が生れるのも、絵から物語が生れるのも、どちらも素敵。
浜田えみな
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