121.ソウルコーチへの道 ep2. コーチに一緒にいてほしい
〈コーチに一緒にいてほしい〉
と思った。
ただ、いてくれるだけでいい。
見守っていてほしい。
励ましてほしい。
聞いてほしい。
一緒にいてほしい。
***
ソウルコーチ養成コースを受講してからのことを、順番に書いていくつもりだった。
申し込んでから開講までの気持ち。Class1のレクチャー。最初の休憩時間に感じたこと。
講座内での初めてのセッション。自分の気持ちの変化。
過去からのプロセスがあるから、今の私ができあがっている。
だから、順番に書いていきたい。
でも、どんどん新しい体験が起こる。
たましいがふるえるようなこと。
だから、やるんだと思えること。
ノートをめくらなければ蘇らないことではなく、今、まさに、ハートにあって、まだ、体感が残っているホットなこと。
今、書きたい。すぐ、書きたい。
そんな想いを、置き去りにしている。
でも、どうしても、書きたい。
〈コーチに一緒にいてほしい〉
心からそう願う体験をしたから。
***
スピプロ10期で一緒だった、銀河ダンサー 細見玲子さんのアカシック+モアのモニターセッションを受けた。
「予祝アカシックリーディング(仮)」というものだそうだ。
3月にしていただくはずだったのだが、4月になった。
宇宙は、最高最善のタイミングを用意してくれるのだと思った。
もしも、3月にセッションを受けていたら、私は玲子さんがなさろうとしていることも、玲子さんがおっしゃっていることも、半分くらいしかわからなかったと思う。
スピプロ10期を終え、ソウルコーチ養成コースに進み、〈ソウルコーチ〉という言葉にこめられた、本郷綜海さんのパッションに触れ続け、グラウンディングを深めている日々が、自分に起こしている変化を感じた。
体感することがどれほど大切か。
自分とつながることが、どれほど大切か。
そのことを感じ続けている。
だから、玲子さんのおっしゃっていることは、言葉ではなく、体感でわかった。
言葉で会話しているのだけど、身体が反応している感じ。
多くを語らなくても、通じ合える感じ。
そのことに、とても驚いた。
玲子さんは、自分とつながることが何よりも大切だとおっしゃっている。
それだけで、玲子さんを信頼できると感じた。
体感は、魂の記憶だと私は思っている。
身体が反応することは、自分にとっての真実だと。
***
「何をするために生まれてきたのか」
それを、観に行ってもらった。
玲子さんは、とてもていねいに観てくださり、リーディングを重ねるうちに、象徴的だったものが、しだいに意味づけられていった。
そのプロセスは、考古学者が遺跡から当時の文化や歴史的な背景を解読するように、わくわくするものだった。
そして、「玲子さんに見えている世界で私が行っていること」が、ヴィジュアルではなく感覚として、波紋のように伝わってくる。
それは、とても壮大で、そんなことに自分が関わっているとは思い難く、でも、何をやるにも、どんなときにも、たしかに「自分の中にあるパッション」だと認める自分がいた。
でも、それは、これまで、「魂の望み」だと思ってやってきた「文章表現」とは、まったく違う能力のように思えたから、とまどう。そして、わくわくする。
今までやってきたことを、手放す開放感。
新しいことを始める高揚感。
「わくわくしすぎて怖い」
と、玲子さんに伝えた。
***
玲子さんが、モニターセッションで模索していらっしゃるのは、アカシックリーディングの先にあるものだった。それが、「+モア」の検証だ。
「リーディングで答をもらっても、そのことで安心して、何も変わっていない。そんなセッションをしてもしようがない」
と話す玲子さん。
「+モア」の内容は、セッションのお楽しみなので書かないけれど、自分とつながることで、あらゆるものとつながる可能性が生まれるのだとわかった。
私が感じた「+モア」は、OSHO禅タロットカードで表すことができる。
玲子さんからリーディングを聴いたときに感じていたのは、火のエース。
壮大なエネルギーを感じて、高揚した。でも、そのエネルギーは自分の外にあり、自分で動かすことはできない。
「+モア」をしていただいたときに感じたのは、火のキング。
丹田のあたりに、エネルギーの玉が入ってきた。自分の中にあるから、使うことができる。
その体感。
玲子さんに、カードを見せて伝えると、玲子さんがみていたものも、カードの絵と同じだと言ってくださった。玲子さんに見えているものが、グラウンディングを媒介として、体感となって私につながり、インスピレーションを感じさせてくれるのだろうか。
しっかりと、玲子さんがエネルギーの場をホールドしてくださっていることを感じた。
〈わくわくしすぎて、怖い〉
身体に入ってきた塊の存在感を感じながら、これから具体的に、何をしたらいいのか、思いつかなかった。
いや、わかっているかもしれないけど、その答がひもとかれ、引き出されていくのが、怖い。不安。自信がない。心細い。とまどいがはんぱない。
〈コーチに一緒にいてほしい〉
と思った。
ただ、いてくれるだけでいい。
見守っていてほしい。
励ましてほしい。
聞いてほしい。
一緒にいてほしい。
漠然としすぎて、いったい何のことかわからないことであっても。
あまりにも壮大で、現実感がないことでも。
だからなおさら、クライアントの中にある答を信じて、その答が引き出される瞬間を信じて、伴走してくれるコーチ。
〈ゴールまで一緒にいてほしい〉
心からそう願った。
それまで、コーチが、どのような人に必要とされるのか、想像してもわからなかった。
モニター募集も、どのような人に向けて発信したらいいのか、わからなかった。
でも、わかった。
〈コーチに一緒にいてほしい〉
浜田えみな
つづきます。
(※細見玲子さんのモニターセッションのことは、あらためて投稿します)
これまでの「ソウルコーチへの道」