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75.ジャイアンリサイタル「あなたのことを私に書かせて」ep.5 ~洞口 裕美さん編~
メイクってすごい。
ほんとうにうれしくて、画面の前で、ぴょんぴょん飛び跳ねてしまった。
メイクアップレッスンを受けたかたは、みなさん、笑顔になると思う。
だって、ほんとうにうれしい。
髪型も変わるし、服装も変わると思う。
別人のようになれると思う。
すてきなお仕事だと思った。
***
裕美さんは、彗星のように現れて、ジャイアンリサイタル企画を最短でコンプリートしたかただと思う。
なぜなら、スピリチュアル・プロフェッショナル養成コース 第10期の同期生の裕美さんと私は、講座のあいだ、ブレイクアウトルームでお会いすることも、スピーカービューでお見かけすることも、FBのタイムラインにあがってくる投稿を、目にしたこともなかったからだ。
裕美さんから申請をいただき、FBで友達になったのは、講座終了後。
12月18日だった。
申請をいただいて、さっそく裕美さんのタイムラインを訪れると、目に飛びこんできたプロフィールの言葉とお写真。
「心踊る自分と出会うメイクアップマリーゴールドのどうぐちひろみです!あなたの魂が喜ぶメイクを自分にプレゼントしませんか?個人メイクレッスン、出張ヘアメイク承ります💄」
(ひゃーーー。きれいーーーーっ)
スピプロに、メイクアップの先生がいらっしゃったことを初めて知った。
独身のころは、髪型や、メイクや、服装などを気にしたこともあったけれど、そもそも、見た目をきれいにすることに、パッションがない。
ところが、スピプロに参加して、ビジュアルで自分をプレゼンテーションすることの大切さに気がついた。
自分の信念とビジュアルが一致している人の、圧倒的な存在感。
ギャラリービューの小さな画面でも、どこにいるのか、何をしている人なのか、どんなものが好きなのか、一目でわかる人。
すごいと思った。
何よりもいたたまれなかったのは、ブレイクアウトルームで話をするときの、画面の大きさと顔の近さだ。
振り分けられた部屋のボタンをクリックした瞬間、自分の顔が巨大画面に投影されるのは、何度体験しても、心臓に悪い。
自分が思うほどには、誰も気にしていないと思うのだが、講座に出席する時は、似合う色、表情が明るく見える色を着ようと決めたのだった。
しかし、顔はどうしようもない。
悩みはマユゲだった。
小学2年生のとき、右の眉のところをケガしたので、その部分だけマユゲがなく、皮膚がひきつれている。
左右のマユゲの形と高さが違うので、どちらに合わせたらいいかわからず、いつも前髪をおろして隠していた。
裕美さんのプロフィールの〈魂が喜ぶメイク〉という言葉が、素敵だと思った。
近ければレッスンをお願いしたかったが、大阪と旭川なので、無理だ。
ところが、裕美さんは、お友達になるとすぐに私の投稿に目を通してくださり、一時間半後には、
「『手のような雨』送っていただきたいです! 写真も素敵だなぁと思いました✨
交換はzoomで簡単眉毛レッスンはいかがですか?」
と交歓のご提案をくださった。翌日には実施日も決定。
「まだ、オンラインでは一度対面レッスンの前に補助的にやっただけですが、簡単に基本の眉毛の描き方を今やってみたい!と閃いちゃいました✨😆
よかったらよろしくお願いします❣️」
と、フットワークが軽いのだ。
〈閃いちゃいました〉
って、魔法の言葉だと思う。なんの不安もなかった。
レッスンが始まるまでは。
***
ズームの画面で、メイクアップアーティストのオーラ満載の、美しい裕美さんとご対面。
(誰かに似てる!)
笑うと稲森いずみさん? 竹内結子さん?
めっちゃ、きれいーーーーっ
あまりにもなんのお手入れもしていない私は、美容系の職業のかたと接すると気おくれしてしまう。
でも、裕美さんは、とっても気さくで、やさしくて、ぜんぜん怖くないし、つたない話を聴いてくださる。
私のマユゲの悩み、形状、なってみたいけどどうやっていいかわからないことなど。
そうして、メイク初心者の私のわけのわからない話を、ていねいに拾いあつめて、なりたい眉を作っていくポイントを教えてくださる……のだが、だんだん心細くなってきた。
だって、
(やるのは、わたし!?)
そうなのだ。
プロの裕美さんが、私のマユゲを、ちょちょちょっ、さささっ とやってくださるわけではないのだ。
平行の眉を作るために、眉山を決めたり、長さを決めたり、描いたり、埋めたり、カットしたりするのは、
(わたしーーーーーー!?)
ちーん。
って、おりんの音が響き渡りそうだった。
だって、手元にあるのは、裕美さんのメイク道具ではなく、私の道具なのだ。
(…………)
デパートの化粧品売り場なんて、入ったことすらない。
こんなにバッチリきれいなメイクアップアーティストの裕美さんが、おすすめしてくださるコスメ道具って、いったいどんなものだろう!?
おすすめされても、購入できない…… とびびっていたら、
なんと、百均!!
本当に、本当に本当に、裕美さんがお使いになっているのは、ダイソーのコスメだった。
そのほかに教えてくださったものも、ドラッグストアで販売している数百円のものばかり。
(レッスン後に購入したダイソー商品 パウダーはオルビス ハサミは資生堂)
信じられない思いだった。
構えて、敬遠していたのは、私のほうだった。
なんといっても、裕美さんは、誘導の名手だった。
(めっちゃほめてくれる!)
どんな小さな動きでも、そのたびにほめてくれるので、次に進む勇気が出る。
プロのメイクアップアーティストさんの前で、しかも、zoomの大画面で、じっと見られながらペンシルやブラシを使うという緊張が、ほぐれてくる。
そして、説明がうまい!
メイクレッスンをオンラインでやるにあたって、私が懸念していたのは、圧がわからないということだった。
形や色など、二次元レベルのことは、画面をみればわかる。
でも、どのくらいの強さで施すのかという、三次元レベルのことが、画面ではわからないと感じたのだ。
ところが、プロの裕美さんの説明は秀逸で、その言葉を聴いただけで、どのようにブラシを動かせばいいかが、すぐにわかったのだ。
いつも、ぐいぐいと2~3回、ペンシルを動かして、マユゲを仕上げている私の描き方については、
「速い速い。もっとゆっくり」
「線でなく、点で埋めるように」
などと言ってくださり、すぐに修正できた。
マユゲの量が均等でなく、その場所だけが密になって影を作っていることが気になっている箇所については、ハサミを入れたらいいと教えてくださった。
実は、私、ハサミの使い方は慣れている。
その点も、大絶賛してほめてくださった。
裕美さんにほめられていると、初めてのお産のときに、助産師さんに「ひっひっふーーーっ」をほめてもらったときのことを思い出してしまった。
たった、ひとこと、「上手だよ~」と言ってもらうだけで心強く、果てしなく続く陣痛の波を、赤ちゃんといっしょにがんばれるという気持ちが、湧いてくるのだ。
そんな魔法の言葉かけ。
そうして、裕美さんは、心細くて、不安のかたまりだった私の心を、あたためて、ふくらませて、最後の仕上げまで導いてくださった。
内心では、どうなることかと思っていらしたと思う(笑)
私も、どうなることかと思っていたのだけど、できあがってみると……
(きゃーーーーーーーーーーっ)
(あこがれの、ふんわり、平行眉~~~)
私は、もともと、きりっと上にあがった鋭角的なラインのマユゲで、量も多く、どうやったら、ふんわりしたマユゲになるのか、ずっと謎だった。
バッチリわかった。
パウダーづかいと綿棒テク。
(すご―――――――――いっ)
(信じられない―――――――――っ)
(ふんわりまゆげ―――――――――っ)
(自分でできた!)
(オンラインでできた!)
マユゲがまっすぐになると、おでこを出すことがいやじゃない、と思った。
いままで、マユゲが段違いでいびつだったので、いつも前髪で隠していたのに、
(おでこ出しても平気―――――――っ)
どんなマユゲにもなれると思った。
どんな髪型もできると思った。
裕美さんは、自分のことのように喜んでくださった。
マユゲが整うと、次に目元が気になってきた。
おまけで、ビューラーの使い方や、アイラインのテクニックなども教えていただいた。
目力がアップするという、ビフォーアフターも体験できた。
メイクってすごい。
ほんとうにうれしくて、画面の前で、ぴょんぴょん飛び跳ねてしまった。
メイクアップレッスンを受けたかたは、みなさん、笑顔になると思う。
だって、ほんとうにうれしい。
髪型も変わるし、服装も変わると思う。
別人のようになれると思う。
すてきなお仕事だと思った。
マユゲと目元を教えていただいたら、ちゃんとしたメイクや、お手入れのことも教えてもらいたくなる。
裕美さんが使っていらっしゃるのは、ダイソー&ドラッグストアコスメなので、お財布にもやさしい。
ふんわり眉毛って、らぶりー。
ふんわり眉毛になったことがないので、とってもほんわか。
激しい怒りなどの気持ちは、湧かないように思う。
眉毛って大事。
***
裕美さんのブログのプロフィール欄の文章を読んで、びっくりした。
裕美さんは、40歳を過ぎてから、メイクの資格を取られたそうなのだ。
とても、素敵な文章なので、転載します。
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お越し頂いてありがとうございます。
メイクアップマリーゴールド どうぐちひろみです。
40歳を過ぎて子育ても一息ついた頃、久しぶりにゆっくりと鏡を見たら
びっくり!!!
なんかシミが増えてる?特に運転席窓側!
お肌がパサついて化粧をすると更にパサつく!
目力がなくなってぼんやりした目の印象になってない?
あれ~!!!
となり慌てました。スキンケアもそれまで使っていたものが合わなくなりパサつく一方。続けていきやすいお手頃価格でお肌に負担の少ない合うものはないかな~と探していました。
そんな頃、おばあちゃんの眉毛を整えてあげることがあって、
整えてあげながら
楽しい!
と思っている自分に気づきました。
メイクを勉強してみよう!と思い立ち、すぐにメイクスクールを検索し、資料請求をした事をきっかけに、メイクの資格を取り、今メイクのお仕事を頂いてゆっくりですが活動しています。
メイクをさせていただいて思ったのは、自分で自分に合う心地よいと思えるメイクをしてもっと楽しんで欲しいな~でした。
年齢を重ねた方だけでなく、若い方でも鏡に映る自分を見るのが照れてる?
見ないように避けてる?と感じる方も時々お見かけするのです。
とてもチャーミングなのに。
そんな方にお肌にツヤを与えてあげる
ビューラーでまつげを上げてあげる
ほんの少しラインを引いてあげる
チークをほんのり入れてあげるだけで
その方の目がパーッと輝く瞬間があります。
それを見るととても幸せな気持ちになります。
そんな瞬間を自分で自分に毎日プレゼント出来たら毎日がハッピーですね♪
そんなお手伝いの出来るメイクレッスンをしたいと思います。
資格:協同組合メイクアップスペシャリスト協会(JMS)1級
メイクセラピーアドバイザー
お仕事:道新文化センター 大人メイクレッスン
結婚式列席メイク
成人式、卒業式等ヘアメイク
個人メイクレッスン
メイクアップマリーゴールド どうぐちひろみ
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裕美さん ありがとうございます。
浜田えみな