302.「12星座」×「12ひめ」 新しいハミング3(獅子座×くしなだひめ)~創造のエネルギーとお守り~
(存在だけで、相手が力を出している)
「お守りみたい!」
と、舞蓮さんがつぶやきました。
***
(今、やらないでいつやるの?)
(創りたい。表現したい。手を動かしたい)
(宇宙からのエネルギーを受けることができる、この期間、自己表現と創造に関わることをしよう)
そう、舞蓮さんの前で、コミットしました。
(本文より)
【はじめに】
【ふりかえり】
★浜田えみな(蟹座)
★天海舞蓮さん(おおげつひめ)
【天海舞蓮さんのハミング3 くしなだひめ】
★くしなだひめの神話
★お守り
【浜田えみなのハミング3 獅子座】
★創りたい・表現したい・手を動かしたい
★自分を大切に、大好きに
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【はじめに】
天海舞蓮さんとの「12星座」×「12ひめ」=「宇宙」×「日本神話」の交換セッションは、【新しいハミング】と題して、星座の節目に沿って、1ヶ月ごとに行っています。
3回目を終え、
(なんだかすごいことになってきた!)
と、感じています。
ハミングというと、ゆっくり歩いているようなイメージですが、実際は、日本神話と現実の世界、惑星たちが浮かぶ宇宙空間を、二人でハイスペックな乗り物に乗って、行き来している感覚があります。
これまでの投稿の冒頭で、
〈お互いがお互いのコーチであり、クライアントです〉
と書きましたが、そのようなレベルを超えて、
〈お互いがお互いの扉をあける、プロフェッショナルな担い手としての交換〉
が生れていると、あらためて感動しています。
話せば話すほど、舞蓮さんと私には、たくさんの共通点があることがわかり、驚いています。
第3回は、2022年7月22日、翌日から獅子座が始まる日でした。
【ふりかえり】
★浜田えみな(蟹座)
(星座のイラスト 旅する絵描き 木の葉堂 白澤裕子さん)
私は、母とは、なぜか、フレンドリーな関係が築けず、自然な会話ができませんでした。
自分が子供から女性へと成長する過程で、母との関係性をうまく移行させることができず、蝶に例えると「羽化に失敗」したような、不完全な状態になってしまったように感じています。
その要因となることも思い当たりますが、母には話していないし、話そうと思ったこともありません。
だから、舞蓮さんが、夏至のチャートを見て、浮かんできたという、
〈母性〉
〈お母さんとの関わり〉
〈家庭を大事にする〉
〈本当の意味でのお母さんをゆるす〉
〈等身大のお母さんを見て、ゆるす〉
というキーワードを伝えてくださったとき、
(きたー-っ)
という思いでした。
その日は、3年前に亡くなった母の命日だったので、母から届いたヒントだと感じました。
(等身大の母を、まっすぐみること)
それは、つまり、自分をまっすぐにみること。
母と自分は一体だと、どこかでそう感じたから、見たくないし、逃げたいし、抵抗していたのだと思います。
でも、
(そうではない)
ということです。
「新しいハミング1」の投稿で、母と私の星座の相性をインターネットで調べた時、
〈衝突したり、角が立ったりする相性〉
〈似ているところがお互いの短所として認識されやすい〉
〈どちらもマイペースで気分屋なので、お互いに自分のことを棚に上げて不信感を覚える〉
という言葉が並んでいて、あまりの的確さに、保っていた鎧のような力が、ゆるんだことを書きました。
私がこれまで、説明したくてもうまく説明できなかった状況が、すみずみまで表現されていて、境界線が、すっきりと引けて、母と私がセパレートされたような気がしたのです。
(母は母)
(私は私)
そんな、あたりまえのことが、ひかりの中で、体感できたのです。
★天海舞蓮さん(おおげつひめ)
日本神話からは、死と再生、いのちの循環、五穀豊穣を伝え、ひめカードでは、生活力や食事の大切さを伝えているひめ神です。
死んで生まれ変わるという点から、アセンションのメッセージを感じていることを、お伝えしました。
ハミング2で、舞蓮さんは、家庭菜園で野菜を育て、愛で、それを使った料理を作り、笑顔で食卓を囲んでいる日常を話してくださり、
「このお姫さまを1ヶ月意識して、私はアセンション、生まれ変わりを目指すべく、瞑想をもっと深めていきたいと思っているわけだけれど、1ヶ月後どうなって居るかな」
と、感想に書いてくださいました。
さて、どのような1ヶ月をお過ごしになったのでしょう。
前半は、瞑想が深まり、〈アセンションに向かっている〉という実感が高まっていたそうですが、後半になり、感情が揺さぶられるような出来事が、立て続けに起こり、穴に落ちた感覚で、瞑想に入れず、こんなにぶれるのかと驚くくらい、軸にはまらない自分を体験し、何か試されているような、そういう状況から、今、少しずつ、立て直しているところだと、話してくださいました。
おおげつひめは、スサノオに誤解をされて殺されたあと、その亡骸から、蚕、稲、粟、小豆、麦、大豆が生れ、五穀の起源となり、人々の衣や食生活を支える種となります。
もとの自分には戻れないほどの変化の上に、新しい土台が築かれ、次世代へのいのちの循環が始まります。
蛹が、その中で身体の組成をぜんぶくみかえ、成体になるように。
「ゆさぶられている」と感じたり、「試されている」と感じていらっしゃるのは、「変容」の兆しであり、その体験は必要なプロセスとして、起きているのではないかと感じ、そのことをお伝えしました。
【天海舞蓮さんのハミング3 くしなだひめ】
ひめむすびに使うカードは、10枚。
ファーストステージで引き出すのは、4柱のひめ神の魅力です。
日本神話に登場する4番から7番のひめカードを使い、順番か、毎回引いて、ひめ神と自分をむすんでいきます。
(むすぶとは、どういうことなのかは、「ひめカード講座の課題 たまきさんとの「ひめむすび」を参考にしてください → まとめ読み記事あります。)
「ひらく」ひめ神 ……7番 すせりびめ(ハミング1)
「ふやす」ひめ神 ……5番 おおげつひめ(ハミング2)
「みたす」ひめ神
「よろこび」のひめ神
みたすひめ神として登場するのは、「4番 あめのうずめ」か、「6番 くしなだひめ」か、どちらでしょう?
くしなだひめです!
くしなだひめの神話は、「やまたのおろち」として、絵本としても広く紹介されています。
◆くしなだひめの神話
乱暴が過ぎて、高天原を追放されたスサノオが、出雲の国に降りてきたとき、川上から箸が流れてきたのを見て、川を上っていくと、おじいさんとおばあさんが娘を中に置いて泣いていました。
おじいさんの名前はアシナヅチ。おばあさんの名前はテナヅチ。
〈足を撫でるように、手を撫でるようにして、大事に育てた〉という意味を持つことから、倭撫子(やまとなでしこ)の語源となっています。
話を聞くと、このようにして、大切に守り育ててきた八人の娘を、恐ろしいヤマタノオロチに、毎年食べられてしまい、最後の娘 クシナダヒメも、もうすぐ食べられてしまうというのです。
スサノオは、泣いている美しいヒメを救いたいと思い、おじいさんとおばあさんにヒメとの結婚を申し出て、ゆるしを得ると、ヒメを櫛の姿に変えて自分の髪にさし、恐ろしいヤマタノオロチを退治しました。
そして、ヒメのために宮を作り、その美しい光景を見て、和歌を詠みます。
八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を
(やくもたつ いずもやえがき つまごみに やえがきつくる そのやえがきを)
「雲が幾重にも湧く出雲の地で、妻との新居によい場所を見つけた。妻のために垣根を幾重にも造ろう」
愛する妻への愛と歓びにあふれたこの歌は、わが国最初の三十一文字の和歌と言われています。
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高天原を追放されてしまうほどの乱暴者だったスサノオを、こんなにも変えた、くしなだひめの力とは。
◆お守り
……どの人の中にも、その人だけのひめ神がいます。
そして、ひめ神は成長していきます。
ひめカードのセッションをするたびに、私の中にいるひめ神も、別の顔をみせてくれます。
ひめカード講座のペアワークの課題として、たまきさんと行っているひめむすびで、くしなだひめが出たとき、私が「ざわざわ」した気持ちになったのは、両親から手足をなでるように愛されたことと、愛されるままに、それを受け取っているくしなだひめの姿でした。
セッションで、「ざわざわ」の源をたどったとき、愛されることと愛することを恐れていた自分に気がつきました。
「愛されることを、恐れない」
たまきさんが、力強く、言ってくださいました。
そして、同時に、
「愛することを、恐れない」
という波動が、身体を突き抜けていくのを感じたのです。
(ひめが、ひらいていく)
かわって、舞蓮さんとのひめむすびで、私がお話したくなったのは、スサノオが、ヒメを櫛の姿に変えて自分の髪にさし、恐ろしいヤマタノオロチを退治したというエピソードから、突然、浮上した感情でした。
これまで、気にとめたことなどなかったのに。
(いいなあ)
という感情が、いっぱいにあふれてきたのです。
(いっしょに連れていってもらえて、いいなあ)
その気持ちを感じたとき、過去の片思いを思い出し、人を好きになったときに感じる最初の気持ちは、
〈ポケットの中に入って、その人のそばにいたい〉
というものだったことを、思い出しました。
こっそり、その人のことをみていたかったし、応援したかったし、力になりたかった。
まさに、くしなだひめ。
ところが、実際にやったのは、真逆の行動。
その人といっしょにいるためには、その人と同じくらい、自分もデキる人になって、認められなくちゃいけない、と思ってしまったのです。
(同じことを同じだけでき、もしくは、もっとできるようになり、必要とされて、ずっとやっていきたい)
そう思って、努力した結果、どうなったかというと、
「きみは、一人でも大丈夫」
今も、そう言われたときの衝撃を思い出せます。
(私の努力はなんだったのー―――――――?)
(がんばらないほうが、よかったのー―――――?)
当時はわからなかったのですが、12ひめのことを学んだ今なら、わかります。
〈いっしょにやる〉というのは、同じことを同じようにするのではなく、役割分担というものがあることを。
当時の私ががんばったのは、〈男性性〉的な方向だったことを。
そうではなく、〈女性性〉的な力を使っていく方法があることを。
〈ポケットの中に入って、その人のそばにいたい〉
という、私のパートナーシップの原点に、30年経って気がついたのです。
そんな話を聴いてもらっていると、舞蓮さんが、
「小さなかわいい女の子のふりをするのをやめなさい」
と、あるセッションで言われたときのことを、シェアしてくださいました。
さらに、くしなだひめが深まります。
くしなだひめは、「小さなかわいい女の子のふり」をしていたのではなく、いっしょにいることによって、その相手から力を引き出す最高最善の形態とふるまいをして、その相手を支えているのだと、感じます。
アシナヅチ、テナヅチにとっては、なでるようにして愛情を注いで育てる娘となることで、生きがいを。
スサノオにとっては、いたいけない涙と、放っておけない可憐さと、邪魔をせず、前に立たず、大切な場所にしっかりと一緒にいる「櫛」となることで、ありあまり荒ぶるエネルギーを、愛と正義のために使い歓びと、そのことを歌を詠む雅さを。
(存在だけで、相手が力を出している)
「お守りみたい!」
と、舞蓮さんがつぶやきました。
(お守りのような存在であること)
子どもにとっても、ご主人にとっても。友人にとっても。
それが、今月のチャレンジです。
お守りという境界を越えると、相手が力を出せなくなってしまう。
くしなだひめは、相手のことを、よく見ているのだと感じます
【浜田えみなのハミング3 獅子座】
★創りたい・表現したい・手を動かしたい
ホロスコープにあまり詳しくない私が、獅子座に対して持っていたイメージは、自己顕示欲やリーダーシップ、オレ様的な思考や、専制君主的な王様、といったものでした。
ところが、舞蓮さんから手渡された資料には、獅子座が対応するさまざまな要素が書かれてあり、それらの特徴から抽出されたキーワードの中に、以前、私が価値を感じる言葉として選んだ
〈創造〉〈自己表現〉〈情熱〉
が、まるごと含まれていたのです。
なんだかわからないけれど、いつも感じている、奥深くにくすぶっているマグマのようなものが、獅子座と繋がっていたことに驚きました。
そして、獅子座を支配する天体が太陽であり、私の太陽星座である魚座と、自己表現と趣味などをテーマとする5ハウスで繋がりがあることも、ホロスコープから教えていただいたのです。
数日後からは、ライオンズゲートが開きます。
(今、やらないでいつやるの?)
(創りたい。表現したい。手を動かしたい)
(宇宙からのエネルギーを受けることができる、この期間、自己表現と創造に関わることをしよう)
そう、舞蓮さんの前で、コミットしました。
★自分を大切に、大好きに
舞蓮さんは、インナーチャイルドカードもお使いになるので、星座と惑星に対応するカードの「キーワード」「問いかけ」「アファメーション」を伝えてくださいます。
獅子座のインナーチャイルドカードは、「美女と野獣」
太陽のインナーチャイルドカードは、「黄色いレンガの道」
「問いかけ」は、とても深く、問われた瞬間、確かに、それに呼応する衝動を体感するのですが、言語化しようとすると、ぐるぐると考えてしまい、「直感を言葉にすること」に、ブロックがあると感じました。
「アファメーション」は、とても素敵なので、タイトルにして、Kanai プレートアートを描くと決めました。
ジグソーパズルのピースが埋まっていくように、ホロスコープ上の、星座とハウス、惑星が結ばれていきます。
今回は、ICについても、ちらっと教えていただき、またひとつ、自分に感じている「ややこしさ」が、ややこしいなりに肯定されていきます。
(自分を大切に、大好きに)
そんなハミングを重ねたいと感じます。
次回は、「喜びの土台のトリを飾るあめのうずめ」×「舞蓮さんにアルケミーが起きたという乙女座」です!
浜田えみな
【舞蓮さんの感想】
えみなさんとの「新しいハミング」3回目は、くしなだひめと獅子座の会。
今回一ヶ月サポートしてくれる姫カードは「くしなだひめ」
えみなさんの流れるような説明を聞きながら、「御守りみたい」と感じた。
どんなカードでも、その特質を受け取りやすい時と苦手意識を感じやすい時があるけれど、今回の「くしなだひめ」は、私にとって、受け取りやすカードのように、最初は感じていた。
20代の頃、身を守る術として「出来ない子を演じる」みたいな癖が出来てしまった。
そうすれば守ってもらえるから、少なくとも目立たずに済む。
学生時代、目立つのもリーダーになるのも本気で嫌だった。
なのに何故か、そういう立場になってしまう事が多かった。
トラウマが大きかったのかもしれない。
でも、そのペルソナはいつしか、ペルソナでなくなり、自分を苦しめることになるのに。
そんなことは置いておいて、くしなだひめは受け取りやすそうだと感じた。
子どもにとって、どんな母でも心の奥底では、どこかしら、母は御守りみたいな存在なのかもしれない。
いつからかその御守り的存在が、パートナーや他の人に移り変わることがあるだろうけれど、すくなくとも、今は未成年の2人の我が子の御守り的な存在になりたい。そう思った。
日々意識している中で、だんだんと、くしなだひめの捉え方が私の中で変化してきた。
くしなだひめは、か弱い守られるだけの存在ではなく、実はとても頭の良いあげまんなのかもしれない。
向き合う人によって、自分の立場を柔軟に返られる頭の良さと行動力があるのかもしれない。
私は人により態度を変える人を軽蔑していたので、臨機応変に対応できる人を、どこかしら警戒していた。
でも、この能力は本当は自分を守る為というより相手をサポートする能力なのかもしれないと
思うようになった。
私の中の可愛らしいくしなだひめを成長させて真のくしなだひめに育てていきたい。
受け取りやすいと感じていたくしなだひめが実はとても偉大なのだとやっと気づいた
さて、今月は、獅子座が太陽に入っていて、私は獅子座なので一番活気がある時期なのに、今年はなんかまだ重たい。
いろんなことが重なり、まだ完全浮上が出来ていない。
勿体ないなぁ。
せっかく上昇気流が吹き上げているのに、獅子座の時期はいつも時間が足りないくらい出歩いていて、寝る間を惜しんで何かを創りたい衝動を形にしてきたけれど、今年はゆっくり取り組める時間があったのに、作ったのは小さなブレスレットと初挑戦のステンシルのみ。
作りたい気持ちはあるのに、なかなか行動に移せない。
何故なのか自己分析をしてみると、答えは簡単に見つかった。
じゃ、そこをクリアすれば良いだけじゃーん。
クリアすれば良いだけ。
実にシンプル。
次回はどんな会になるのかな。
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前回の新しいハミング2
山下弘司先生の【古事記を人生に活かす!12のひめ神講座】
始まったばかりです。アーカイブ受講できるので、まだ間に合います!