278.ひめむすび 番外編1 ~ひめ神は本気です~
(いつまででもやっていられる!)
(こんなに大好きな作業に、どうしてとりかからずにいたのかな)
時間という泉に、裸で頭から飛び込んでいる感じがした。
「ない」と思っていた「時間」が、生まれている。
学んだのは、「ひめは本気」ということ。
「ひめむすび」は、本気で、ひめ神と自分をむすぶご神事。
必ずコンプリートできます。
本気で開花したい人に、おすすめです。
(本文より)
*************
【時間がない】
たまきさんとの「ひめむすび」2回目 すせりひめのチャレンジは、
〈自分が、本当にやりたいことや、叶えたいと思っていること〉
〈自分の願いであるとともに、誰かの願いであること〉
〈自分の喜びであるとともに、誰かの喜びであること〉
それを達成し、評価を受け、自信をつける。
というものだった。
具体的に何をするかは、もう決まっていた。
半年以上、置き去りにしている、〈本当にやりたいこと〉を、この機会に便乗して、
(絶対にやろう)
と決めたのだ。
大好きなことなのに、一日中でもやっていたいのに、なぜ、できないのか?
(時間がない!)
というのが理由だった。
「できていないこと」があるのに、新規でどんどん「やること」を投入しているのだから、
(無理だよね)
という話だ。
これまで、どうにもこうにもまわらなくなったときにやってきたのが、
「仕事を休んで片付ける」
というパターン。
〈フルタイムで仕事をしている〉
というのは、仕事を休むと、
(ゴールデンタイムがやってくる!)
ということだ。
〈平日の昼間、誰もいない、おひさまの光がそそぐ部屋で、まだ目も疲れず、首も肩も凝っていなくて、腰も痛くない、元気がみなぎるフレッシュな10時間以上のゴールデンタイム!〉
ふだんは、朝、何度も同じことを繰り返して、勝手に出ていこうとする父をなだめつつ、洗濯機をまわしたり、ゴミ出しをしたり、秒刻みで出勤の準備をする。
デイサービスの迎えが来たら、ダッシュで駅に向かって、混み合う通勤電車に乗り、昼休みも含め、9時間近く職場にいて、また、通勤電車で帰ってきて、父のぐだぐだにつきあい、ようやく、何かができるようになるのは、21時ごろ。へろへろだ。
(そこからいったいどんなことができるのか)
できることは限られている。
耐力がいることや、馬力が必要なこと、精神的な集中が必要なことは、仕事を休んで朝からやりたい! という「妄想」にとりつかれる。
実際にやってみると、そのあまりの効率のよさに、愕然とする。
(昼間だと、こんなに早く、さくさく、できるのか)
そして、40年近く、このゴールデンタイムの事務処理能力を、「職場に捧げてきた」ことを思うと、複雑な気持ちだけど、巻き戻せない。
……このような日々なので、「すせりひめ週間のチャレンジを達成」するためには、仕事を休むか、すべてをオフにして(メール読まない、SNSに接続しない)、毎晩、鬼のようにやる、という現状なのだが、繁忙で仕事は休めず、なぜか、この週に限って、講座やセッションが毎日入っている。
土日には家族の予定が入っていて、リニューアルオープンしたばかりの京都市京セラ美術館に「ポンペイ展」を観に行ってしまい(噴火が起きた時期も、ポンペイの正確な位置も、古代ローマの文化も、よく知らなかったので、驚きの連発!)、たいへん楽しく、先斗町で食べた京懐石ランチもおいしく、あっというまに、「すせりひめ」の一週間が終わろうとしているのだった。
たまきさんとのセッションは翌日だ。
すせりひめのチャレンジは、手つかずのまま、次のひめが登場する。
(パスは有りだろうか?)
そのような中で、思いついたのが、
〈喜びの土台は四柱のひめで完成する〉
というものだ。
1週目に出てきたひめは、2週目に交代するのではなく、そのまま残っていて、だんだん、相乗されていく。
各週のチャレンジは継続して行うのだから、
(4週間で完成すればよいのだ!)
というもの。
我ながら、すてきなアイデアだと思った。
ところが、
(ひめ神様は本気です)
【時間は泉】
たまきさんとのペアワークの準備をしようとPCを起動したところ、
〈インターネットの接続がありません〉
というエラーメッセージ。
インターネットは、ひかり回線を使っている。
PCを再起動したり、ルーターの電源を入れなおしたり、地域による回線の不具合が生じていないかを調べたり、あれこれ対処法を調べていたけれどわからない。
セッションの開始時間は迫ってくる。
(なんなんだ、これ)
泣きそうな事態。
スマホは繋がるので、とりいそぎ連絡をして、タイムリミットぎりぎりまで対処法を探したけれど、回復しないので、セッションは延期にしてもらう。
思いついて、受話器をあげてみると、回線はつながっている。
父の介護のため、実家に単身赴任中なので、夫と長女がいる自宅にかけてみると、
「お客様の都合により……」の音声メッセージ。
不思議に思い、自分の携帯にかけてみると、
「お客様の都合により……」
私の携帯電話は、都合などない。
(なぜ?)
ふと。
2月に、父の携帯電話を解約したことを思い出し、開封せずに放置していた電話料金の請求明細書を開くと……
そこに入っていたのは、電話料金の振り込み用紙!!
(しかも、納付期限切れ)
推測すると、「携帯電話の支払いと電話料金の支払いを、まとめて口座振替するサービス」を、実家では契約しており、その母体が携帯電話会社だったので、解約と同時に口座振替が無効になり、ひかり回線の使用料が納付書払いになっていたようだ。
そのことに気づかず、2か月滞納したので、ひかり回線を止められたらしい。
(料金未払いで、ひかり回線を止められている状態なの――???)
納期限がとっくに切れている4月分と、切れたばかりの 5月分の請求書を、むなしく見つめる。
記載されている電話番号に連絡を取ると、「ただいま、営業時間外」とのこと。
すぐに、コンビニまで走って、納付したいくらいだが、納付したところで、回線が繋がるとは思えない。
すぐに復旧してもらいたいので、翌朝、電話連絡して対処を願うことに。
(強制シャットダウン)
という言葉が、浮かんできた。
回線から切り離された、ぽっかりと広がる豊かさに、あっけにとられる。
(時間がない!)
と思っていたのは、「インターネットを使うあれこれ」が詰まっているからだ。
回線が繋がらなければ、zoomミーティングもできない。
アーカイブの視聴もできないし、SNSのチェックも投稿もできない。
要するに、
(時間だらけ!)
***
(こんなにやることがあって、一日の時間は決まっていて、どこにも割り込めない、どう考えてもできない、時間がない、無理!)
そう思っていたのに、
(時間ができた)
時間という泉に、裸で頭から飛び込んでいる感じがした。
「ひめは本気だ」と、心から思った。
(「パス」は、ありえない)
【ひめの応援】
約束したことを、途中でやめるとか、先伸ばしにするとか、人間側の都合なんて、ひめ神にはわからないのだ。
約束したことが叶うために、必要なことをしてくれる。
そのことがわかった。
「本気」のすせりひめが用意してくれた時間に、私がやることは一つ。
〈きゃらめるさんの写真と、自分の詩のフォトブックを創る〉
二人で行った「この花咲くや館」の大温室で撮った写真から、フォトブックに使う写真をセレクトする。(→ この作業は終わっている)
次に、詩集のことばの、どこにどの写真を挿入するか、位置を決める。
(→ この作業を行った)
ことばに合わせて写真を撮ったのではないから、ぴったりの画像があるわけがないのに、
(これしかない!)
という組み合わせが生れる。
(無理やりかな?)
と思っていた、ことばと写真が、何度もみているうちに、ありえないほどなじんでいたりする。
写真がことばを育ててくれるし、ことばが写真を育てていく。
そんな歩み寄りが起きるから、驚く。
なにより、わたし自身が癒されていく。
ちいさくて、ひたむきで、ズームアップしないと見えないくらいの、繊細なささやきと、表情たちに。
(いつまででもやっていられる!)
(こんなに大好きな作業に、どうしてとりかからずにいたのかな)
簡単に、レイアウト図を作る。
写真をどの大きさで使うのか。
みひらき全面にするのか、スクエアにするのか。トリミングするのか。
ことばは、どのように配置するのか。
そういうことも、とても楽しい。
「ない」と思っていた「時間」が、生まれている。
学んだのは、「ひめは本気」ということ。
「ひめむすび」は、本気で、ひめ神と自分をむすぶご神事。
必ずコンプリートできます。
本気で開花したい人に、おすすめです。
浜田えみな
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たまきさんとの「ひめむすび」は、名前のことだま®の創始者 山下弘司先生の「ひめカード講座アドバンス」の課題のペアワークです。
たまきさんと私が、「ひめむすび」で女性性を開花していくプロセスを連載しています。
これまでの「ひめむすび」
~喜びの土台~1 「ひらく」ひめ神~
~喜びの土台~2 「ふやす」ひめ神~
『トモダチ ~ひとりはたくさんになれる~』を創っています
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