59.仲間に出逢うためのしるし
その人に、私は自分のことを知ってほしいと思った。
私が、どんなことに目を留め、どんなふうに感じ、どんなふうに大切にしているか。
どんなことを感じ、どんなことを伝え、どんなことを忘れずにいたいか。
どんなふうに傷つきやすくて、繊細で、痛々しくて、だけど強いものがあるのか。
『手のような雨』は、私が好きな美しいものばかりを集めた世界だ。
それは、私が見つけた「しるし」たち。
私の「しるし」はコトバ。
選ぶコトバの中に「しるし」がある。
仲間と出会うための。
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その人は、こんな感想をくれた。
「歌を詠む とは
今この一瞬の想いを 永遠の響きに変えることなんですね」
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今朝、50歳の誕生日に創った、37首のミニミニフォト歌集『手のような雨』を
〈成仏させてください。物々交換で〉
とお願いしたところ、多くのかたが、送ってほしいとコメントしてくださった。
表紙の画像のみで、どんなものかもわからないのに、だ。
買いますと言ってくださったかたも。
その、あたたかで美しく、尊い気持ちにふれていると、いつのまにか、気持ちが変わっていることに気がついた。
投稿したときは、ジャイアンの、
〈へたくそで残念なのに、自分だけが気づいていない〉
という部分にフォーカスしていた。
でも、変わった。
ジャイアンは、歌うことが好きで、歌うことが気持ちよくて、自分の歌は人を幸せにすると、1ミリも疑わず、信じている。
拷問レベルにへたくそな歌を、権力でねじふせて、無理やり聴かせているのではない。
歌を聴く人が、幸せな気持ちになることを信じている。
フォーカスするのは、そこなのではないか。
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私が受け取ってくださるかたに伝えるのは、
〈後になって気づいた、超絶へたくそなのにそのことに気づかず、勢いにまかせてやらかしてしまった恥の数々〉
ではなく、
〈ノージャッジで邁進していたとき、ずっと感じていた、私って天才! 私ってすごい! なんて幸せなの!〉
という気持ちではないのか。それが、ジャイアンリサイタル。
そう思った。
〈手前みそ〉
スピリチュアル・プロフェッショナル養成コースの最後の講義で、本郷綜海さんが、「手前みそ」と言ったあと「手前そみ」とおっしゃっていたのが、かわいらしくて、脳内にインプットされてしまって離れない。
「てまえみな」と言ってみた(笑)
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表紙の写真は、奈良県十津川村にある、雨の玉置神社の石段。
ピアスの写真は、アクアレムリア。
つづいて、玉置神社のご神木 神代杉。
白すすきと柿の木の写真は、大神神社から桧原神社へと向かう山の辺の道だ。
イチョウは、奈良県明日香村の橘寺。
地面の氷 つらら、雪とイチョウ
雪と黄モミジは、愛知県名古屋市の熱田神宮。
.まだまだ続く。
2014年の浜田えみなの心の旅と写真を収めたブックレットとなっている。
当時のブログを読むと、そのときのことが詳しく書かれている。
製品が届いたとき、
〈本はめくるもの〉
〈ページという扉を開けて世界は拓けていく〉
というワクワク感を久しぶりに体感でき、その歓びを感じた。
手にとってくださるかたが、小さな自分になって、その世界に入りこめるひとときがあったらと、願う。
どのくらい在庫があるのか、確かめてきた。
未開封の箱を開けると、私が想像していたよりも多かったので、びっくりした。
48冊。
創ってから一年後のブログに書かれた文章を読んで、さらに驚く。
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その人に、私は自分のことを知ってほしいと思った。
私が、どんなことに目を留め、どんなふうに感じ、どんなふうに大切にしているか。
どんなことを感じ、どんなことを伝え、どんなことを忘れずにいたいか。
どんなふうに傷つきやすくて、繊細で、痛々しくて、だけど強いものがあるのか。
『手のような雨』は、私が好きな美しいものばかりを集めた世界だ。
それは、私が見つけた「しるし」たち。
私の「しるし」はコトバ。
選ぶコトバの中に「しるし」がある。
仲間と出会うための。
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〈仲間と出会うための〉
浜田えみなのジャイアンリサイタル。
創ってから五年が過ぎ、写真の退色などがあり、販売はできないため、物々(作品、セッション問いません)交換希望です。
先着48名まで。
現在、9名の申し出がありましたので、あと39名。(サンキュー!?)
FBの投稿のコメント欄より受付しています。
FBのアカウントがないかたは、この投稿のコメント欄でご希望の旨、お知らせください。
浜田えみな