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214.創造の副産物 ~モデルさんごっこの予行演習 by きゃらめるさん~

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(やりたいなあって思うことは、声にするといいんだな)
(心の中で思っているだけじゃなく)

創造。表現。オリジナリティ。
これまで、ひとりでやってきたことを、だれかと創りたくなった。
自分のできること、大好きなことと、誰かの大好きなことを合わせて。

(コラボしたい!)

その情熱が、どんどん高まっている。
きゃらめるさんもそのひとり。

きゃらめるさんは、水彩も描くし、アクリルも使うし、マウス絵は大得意。写真は超素敵。
おはなし(物語)も上手で、定期的におたよりを発行したり、すてきな絵本を何冊も創っている。
ものづくりが好きで、歌がうまくて、そもそも、ひとりでなんでもできるし、ファンがたくさんいらっしゃる。
私とコラボする意味は、あまりない。
頭で考えているときは、全然動かなかった。

ところが、ある夜、突然、チャットが始まり、ひょうたんからコマみたいに、それぞれの好きなことや、やりたいことが、どんどん、つながっていくミラクルが起こり、気がついたら、来年一年、遊べてしまう、すてきなコラボ計画ができていた。

ちょうど、一粒万倍日だったので、宣言した。

(きゃらめるさんの撮った写真で、メッセージブックを創る!)

作品はできていないのに、できているイメージがしっかりあるという、この全能感。無敵感。圧倒的な体感。

(ことばにするって、すごいな)
(勇気を出して、伝えてみるって、すごいな)

というわけで、素材づくり第一弾は、鶴見緑地にある大温室、「咲くやこの花館」での写真撮影。
私が、京都府立植物園の「モデルさんごっこ」に応募したものの、どうしたらいいかわからないと困っていたら、心やさしいきゃらめるさんは、モデルさんの「予行演習」をしてくれたのだ。

(なんという愛!)。

しかも、寒がりな私のために、「大温室」で。

きゃらめるさんの写真が、以前から好きだ。
そして、きゃらめるさんに届けたい言葉が、山のようにある。
その二つを、同時にやってもいいという幸福。

(わくわくが止まらない)

私は、創ることが好きだとわかった。

きゃらめるさんがすくいとった、植物のささやきや、笑い声や、呼吸。

その枚数、380枚ほどだという。
心ゆくまで、きゃらめるさんが植物たちを撮影したあと、私の写真も撮っていただいた。

同じ場所で、3枚以上撮られると、だんだん、恥ずかしくなってきて、緊張してきて、顔がひきつってくることがわかった。
ポーズがまったくとれないこともわかった。

(のびしろ無限大!)

自分の写真は、成長の記録として受け入れることにして、きゃらめるさんの撮った植物の写真が、ほんとうに素敵だ。
どんな作品が生まれるだろう。
ページをめくるたびに開かれていく扉を想像すると、ときめく。

子どものころのように、手をつなぐ。

浜田えみな

きゃらめるさんのことと、植物園のこと


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