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317.「形態学ベーシック」の講座はセラピー

この記事で書いたことは、ほんの一部にすぎない。
顔だけでなく、身体についても、これまで、欠点だと感じ、なんとかしたいと思っていたことは、在り方(生き方)の形態であり、私を支え、守るためのバランスだったとわかり、強みを感じ、誇りと信頼と、共に生きていく歓びが生れている。
 
「自分を好きになる」「自分を信頼する」って、こういうことではないかと。
 
(本文より)
 
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 2022年9月前半の週末に、ミキマキコさんから受講した、形態学ベーシック(詳細は、スクールオブイメージ ジャパンHP参照)の計4日間の講座は、私にとってセラピーだった。
 
イメージワークで体感するドリームボディのリアリティ。
現実の肉体に還ったとき、それまで意識しなかった自分の身体に、気がつく。
 
あたりまえすぎて、わからなかった。
「このからだで、なんでもできる」という歓び。
 
イメージワークの中で行う、さまざまな形態や、デフォルメされた身体を「内面から感じた時」に生まれる不思議な感覚。
そこから、現実の自分の身体に戻ったときの、初めて自分の身体を知るようなフィット感。
 
(ちょうどいい)
 
どんな行動も、どこまでも、なんでも身軽にできるとほどのかろやかさ。
あと少し高くなりたい身長も、あと少しスリムになりたい体重も、手の大きさも、腕の長さも、足の太さも、
 
気になっていた、上下のバランスの悪さも、顔や体の左右差も、
 
(強みかもしれない)
 
そう感じることができた。
 
闇が光に反転するように、眠っている資源と可能性を探すように、静かに湧いてくる歓び。
 
さらに、男性性と女性性という、私の理解の中で、ともすれば「左脳的な言葉」だけが上滑りしているようなエネルギーを、あらためて、対になるさまざまな形態……左と右、過去と未来、潜在意識と顕在意識、曲線と直線、陰と陽など……の側面から、いくつものイメージワークを「内側から体感する」ことで、「直感的な言語」としての受容が増えていく。
 
今年の3月に、大橋和さんの【エジプシャンオイル】のクラスを受講した時に、初めて「イメージワーク」を体験し、「カバラ(受け取る・伝承するという意味のヘブライ語の動詞形)」という言葉に出逢った。
(詳細は、大橋和さんのHP「ヒツキアメツチ」の「夢見のカバラ」というページ参照)
 
そこから、【Woman】【メタモルフォーシス】【イマジュリー】【ドリームオープニング】【アストロイニシエーション】……と、受講した数々のワークショップやクラスで、「イメージワーク」を体験し、そのたびに浄化と変容が起きている。
 
だから魅かれ続けている。
でも、
 
(なぜ、現実の「いまここ」や「肉体」を離れ、イメージワークをしているのか?)
(なぜ、顕在意識の制限を離れ、潜在意識の領域に入っていくのか?) 
 
という問いの答えを、私は「左脳的な言語」で認識していただけで、「直感的な言語」としては受け取っていなかったことに、形態学のクラスを受講して、気がつく。
 
4日間のクラスが進んでいく中で、「イメージ」が、「パワフルな言語」だということを、「直感的」に体感したからだ。
 
クラスでは、まず「左脳的な言語」でレクチャーしていただいたあと、すぐにイメージワークが行われる。

「左脳的」に理解すること(「定義」「法則」「顕在意識の世界」)と、「直感的」に受け取ること(「体験」「体感」「潜在意識」)が、同時に進んでいく。
 
「左脳的な言葉」を理解しているのは、現実の身体。
イメージワークを「体験」「体感」しているのは、「ドリームボディ」
 
たとえば、ものすごく足が小さくなる体験や、ものすごく腕が長くなる体験や、ものすごく体重が増える体験や、骨と皮のようになる体験をした。
または、曲線や直線になる体験を。
 
現実の私は、そのような形態ではないのに、イメージの世界では、どんな姿も思いのままだ。
イメージしたままの姿になり、内面で起きている感じたことのない思考や、あふれだす衝動のリアリティ。
 
そして、ドリームボディから現実の肉体に戻った刹那、すみずみにまで指令が行き渡るような感覚。
 
(ちょうどいい!)
(なんでもできる!)
(この身体でいることの歓び!)
 
さまざまな制約や、デフォルメされた形態を、ドリームボディで体験することで、肉体に戻ったときに、その制限から放たれ、さらに「複合的な資質を備えた現実の肉体のポテンシャル」に気づき、それを「使っていくこと」に目覚める体感がある。
 
形態学のクラスで、今の自分の身体で、どんなことでもできるという無敵な気持ちになるなんて、思いもしなかった。
 
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「顔」についても同様だ。
ずっと気になっていた左右差について、大きな浄化とヒーリングを体験した。
 
これまで、顔の右側と左側がちがっていることに、さまざまな思いを感じてきた。
 
小学2年生の時、父の車が交差点で事故に遭ったときに、フロントガラスが割れて、助手席に座っていた私の、右の眉毛のところに傷が残ったことが原因かもしれないし、ちがうかもしれないけれど、眉毛の形や、目の雰囲気、頬のまるみや高さ、口角の印象などが、左右で違うことが気になっていた。
 
端的に言うと、右側は、とがっていて激しくて、ちょっと怖い感じで、左側は、まろやかでおだやかで、ふんわりやさしい感じ。
 
左右差は、よくないことだと思っていたから、自分の顔がいやだった。
 
ところが。その気持ちが変わる。
 
***
 
クラスでは、ひとりずつ、大画面で全員に顔を観察してもらい、表れているものと、そこから感じた印象を伝えてもらえる時間があった。
 
そのとき、発言してくださったかたたちが選んだ表現に、癒されていく。
同じ状態を表す言葉にも、ポジティブ寄りとネガティブ寄りがあるとしたら、私がこれまで自分に放っていたのは、これでもかというくらい、ネガティブ寄りの表現。
 
それに対して、発言してくださったかたたちが伝えてくれたのは、同じ意味を表していることが信じられないくらい、あたたかで、ポジティブ寄りの表現。
 
その言葉を聴きながら、「自分のジャッジに、自分が悲鳴をあげていた」ことに気がつき、硬く縮んでいたものが、ほどけてゆるんでいくのを感じた。
 
「左は穏やかで、より女性的。右は力強い。戦っているような。目は、ぐっと何かにフォーカスして、口角もぐっとひきしめて、絶対にこれをやりたいというものがあり、それは、タフな道かもしれないけど、やりたい。理想を目指したい。理想には向かえない。大変だけど、進みたい……。左右のずれを通して、そんな印象がみてとれますが、実際はいかがですか?」
 
マキコさんが、言ってくださる言葉を聴きながら、すべてが思い当たることばかりで、驚いた。

(私の顔は、私の在り方(生き方)が作っていたのだ……)
 
クラスでは、二つの緊張状態が解決されるプロセスも、イメージワークで体験する。
それが、「3」のエネルギーだ。
 
AかBのどちらかではなく、Cという方向が生れたら、緊張状態(拮抗状態)から解き放たれ、ものすごい勢いで飛び出していく。
 
***
 
私は、自分の左右の顔が違っていることに気がついたとき、「好きか嫌いか」「いいか悪いか」の物差しで、よくない点ばかりにフォーカスして、嫌な気持ちになって、そこから逃れるためになんとかしたいと思っていた。
 
でも、みなさんが、表現してくださった言葉は、否定的な響きは何一つなく、「強み」や「魅力」として、自分の内側から力が湧きおこってくる。
 
右だけを見たとき。その激しさと強さが。
左だけを見たとき。その穏やかさと優しさが。
 
(こんなにピュアに自分の中にある)
 
「バランスが取れていない自分の顔に劣等感を抱く」のではなく、右と左、それぞれの純粋なエネルギーを見て、感じたとき、「その二つが自分の中に存在していることがわかって、誇らしい」と思えた。
 
(どちらも自分の強み)
 
そう感じたとき、くっきりと分かれていた左右の顔が、深い場所で溶け合い始めるような、統合していくような、気配と予感が湧きおこる。
 
左右とは、女性性と男性性。過去と未来。月と太陽。静と動。潜在意識と顕在意識。……
 
そうして、2022年3月に、手元に届いていながら、ずっとふれられずにいたエジプシャンオイルが気になりはじめ、「ビューティフルミーティング」というオイルに、今、どうしようもなく、魅かれている。(ブログ記事あり)
 
「形態学ベーシック」の受講を決めたときは、まさかこのようなことが起こるとは、想像もしていなかった。
 
この記事で書いたことは、ほんの一部にすぎない。
顔だけでなく、身体についても、これまで、欠点だと感じ、なんとかしたいと思っていたことは、在り方(生き方)の形態であり、私を支え、守るためのバランスだったとわかり、強みを感じ、誇りと信頼と、共に生きていく歓びが生れている。
 
「自分を好きになる」「自分を信頼する」って、こういうことではないかと。

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浜田えみな
 
ミキマキコさんの形態学ベーシックのクラスの詳細や、3月から学んでいるワークショップや、夢見のカバラについて詳細が書かれた大橋和さんのHP「ヒツキアメツチ」のリンクは、ブログ記事に掲載しています。コメント欄より。
 
ビューティフルミーティングについて


大橋和さんのHP ヒツキアメツチより「夢見のカバラ」について


ミキマキコさんのHP スクールオブイメージ ジャパン 形態学ベーシッククラスの詳細

 
9月29日から始まるキャサリン・シェイクバーグ博士の形態学 ギリシアの神々Ⅲ


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