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自分軸で考える癖を忘れず
●ヤングケアラー
突然ですが、「ヤングケアラー」ってご存知でしょうか?
家族などに介護を必要とする人がいて、幼少期、青年時代から介護をしている人達のことをいいます。
青春を味わいたい!という時期に介護のためにはやく家に帰らないといけず、
子供のころから自分の時間をあまり持てなかった人が多くいます。
わたしもその1人です。
全部の介護まではないですが、介護に幼少期の頃から関わってきました。
●家族と介護
知的障害をもつ姉(長女)、健常者の姉(次女)、そして私(三女)の3姉妹です。
基本的に母が介護をしていたのですが、やはりフォローが必要であり、
母の介護への要望にはすべて従い、フォローにあたってました。
高校生の頃、知的障害をもつ姉の介護が嫌で、母のいいなりになっていることが嫌で、
その状況を助けてくれる大人もいなかった(特に父は介護のサポートをしてくれなかった)
ため、ストレスがたまり悩んでいる時期がありました。
悩んでいる顔をしていたら、「悩みあるなら聞くよ」と言ってくれた同級生に
そのまま打ち明けると、逆にとても困った顔をさせてしまったのが今でも鮮明に覚えています。
私はとにかく解決策が欲しく、慰めはいりませんでした。
しかし、同級生を逆に悩ませてしまったことの罪悪感を覚え、
「ああ、姉のこと、介護のことを同級生に話しても困らせて申し訳ないな」
と思い、それからは周りに頼る、相談することはなくなりました。
●分岐点
小学生から介護に関わってきて、とてもじゃないですが高校卒業時にはストレスで頭がどうにかなりそうでした。だから大学生になったら家から物理的に距離をおいた生活をはじめたいと要望し、車があれば通える範囲で家を借り生活を始めました。
姉(次女)も同じ境遇であることもあり、距離をおいた生活に理解をしてくれたのが、私にとって幸運でした。姉(次女)には今でも感謝しています。
しかし介護のこと、母のことへの心配は常にあり、様子を見に頻繁に帰っていました。
大学生になり、SNSできょうだいに障害をもつ人のためのコミュニティを見つけ、世の中似た境遇の人がこんなにもいるんだなと驚きを隠せませんでした。
しかし、実家は田舎なため、コミュニティのオフ会には参加できません。
よし、社会人になったら上京し、オフ会に絶対に参加しよう。
参加したら家のための情報がたくさん得られるかもしれない。
そう考え勉強を頑張り、上京しました。
念願のオフ会。
私より年上の方達がどう家族と付き合ってきたか、どう心のケアをしてきたかなど
お話を聞くことができ、高校時代の悩んでた頃の私に早く教えてあげたかったです。
・介護の支援のもらい方
・姉(長女)の紹介の仕方
・家族との距離感の置き方、考え方などなど
介護当事者やきょうだいならではの悩みをみんな共感してくれて、
とても嬉しかったのを今でも覚えています。
ああ、相談しても相手を困らせていない。ああ、悩みが解消できた。
●これまでを振り返って
私の行動は、母、姉、介護が中心にいつもある生活をしてきました。
家族ですが他人の為にどうすればよいかをかんがえ続ける生活でした。
わたしの他人軸で考える癖はこの環境がそうさせたのだと思います。
幼少期から介護に携わり、介護の手伝いをしないことへの罪悪感に襲われ、いかにして皆がよい環境になればよいかに思考をめぐらせる毎日でした。
家から距離を置いた生活を始めたことは、はじめての自分軸で考えたストレスへから逃げる行動でしょう。
ですが、自分軸で行動することは罪悪感を持ってしまうのです。
●まとめておきたいこと
1.悩みがあるときは同じ境遇の人を探して相談することが1番。
2.家族優先の考え方、他人を軸にした考え方は、ストレスが溜まりやすい。
ただでさえ自身のストレスもあるのに、他人のストレスを受け持つ必要はない。
優先事項は、自分。
まず自分を守る術を見つけてから、家族を含む他人を守れる範囲で実行すればよい。
●さいごに
偉そうに書いていますが、私は今でも他人軸に考えてしまいます。
他人軸の考え方が社会人になってもあり、家族に加え、会社、仕事という人間関係も含まれてしまい、ストレスがオーバーフローしてうつ病になった要因の一つだと思います。
自分軸、つまり自分を大切にするための方法はなんだろう?と考える癖をつけるのが今私のミッションです。
自分軸を優先することを忘れないために、記事に残します。直したい性格があれば引き続き記事に残したいと思います。
拙い文章ですが、共感、アドバイス等がコメントいただけると幸いです。