みなさん、こんにちは。ちえみりーです。
前回の自己紹介の記事はお読みいただけたでしょうか。
たくさんのスキ♡をありがとうございました。
今日は私のうつ病の原因となった大学院時代についてお話していきます。
まさか私が?!
うつ病闘病中の私ですが、未だに友人にこう言われます。
「え?!ちえみりーがうつ!?
一番かかりにくそうなのに、、、」
そう、人は見かけによらないとはこういうことなんでしょう。
当の本人もかかるとは思ってませんでした。
うつ病経験者は意外と身近にいる?
古いデータですが2017年の精神疾患の患者数は、日本の人口が1億2680万人に対して419万人、うつ病だけでは128万人と決して少なくありません。
割合としては実に30人に1人がうつ病にかかっているということがわかります。
30人に1人だと意外と少ないと思われるかもしれません。
しかし、学校のクラスが約30人と考えると、クラスに1人はうつ病にかかっているということになります。
そのうえ、このデータには過去にうつ病にかかったが現在医療機関を受診していないという人は含まないので、人生でうつ病を経験する人はもっと多いと考えられます。
さて、話が大きくなってしまいました。私の話に戻りましょう。
大学院の研究
私は大学院の修士2年のときにうつ病を発症しました。
理系だったので同期は男子がほとんどで、俗にいうブラック研究室に所属していました。
ここからは研究室生活で私のうつ病を発症するまでを振り返ります。
周りと比べて自分はダメだ!
当時から月経によって体調に波があり、そもそもまわりの同期より研究に時間を割けていないという状況にありました。
また、周りの人の感情に影響を受けやすく、一つのことに集中することが苦手な私にとって、研究は向いていなかったのかもしれません。
実際のところ、私は准教授からも先輩からも研究の進捗報告のたびに呆れられており、厳しい指摘が入ることもしばしば。
今思うと研究ができないだけですが、その時は研究にほとんどの時間を割いていたため研究がすべてでした。
その研究が同期や周りと比べて全然進まず、成果も出ない、でもどうしたらいいかわからない。
そんな自分が嫌でした。
人前であがりやすくなる
もともと人前で話すことは得意ではありませんでしたが、自分があがり症であるという自覚はありませんでした。
周りからはプレゼンは慣れだよ!と言われ、そのうちスラスラとかっこよくできるようになると思っていました。
しかし、進捗報告や研究室のミーティングの回を重ねるごとに緊張や恐怖が増していくのを感じました。
周りから酷評されることが目に見えていたからか、ついにあがりすぎて呼吸をするか発表するかのどちらかしかできない状況(呼吸困難)になりました。
逃げたいけど逃げられない
大学院生なので勿論研究をすることが仕事です。
当然ながら、研究成果を残し論文を提出しなければ卒業できません。
この時の私にとって研究は、向き合わざるを得ないものだったのです。
「逃げたいけど逃げられない」は決して私に限った話ではないと思います。
精神的に追い詰められて視野が狭くなり、自分のメンタルを犠牲にするしかないと考えてしまう。
これがうつ病の前に自分の心が教えてくれる危険サインなのかもしれません。
月経が非常に重くなる
これは女性に限った話ですが、毎月やってくる月経はその月のメンタルの状態に大きく左右されます。
このときはメンタルを酷使しているため
月経が動けないほど重くなる→研究が進まず土日返上&睡眠時間を削る→また月経が重くなる
といったように悪循環でした。
生活リズムの乱れ
私の研究室では、1人1テーマの研究を行うことが基本でした。
そのため、成果が出るかでないかは自分次第です。
成果が出れば来なくてもいいし、出なければ帰れない。
私は前述のとおりとても研究が苦手だったので、明け方まで残ることもしばしば。
すると、昼過ぎに起きて夕方登校するようになり、太陽と真逆の生活を送ります。
周りの同期も同じような生活をしていたので、今思うと研究室の同期は超人ばかりだったのかもしれません。
太陽を浴びていなかったからか、睡眠効率の低下や落ち込みやすくなっていました。
休む時間がない、休めない
この状況下でも、同期たちは研究をし続けて成果をバンバン出していきます。
そして私は体調を崩して休むことがあるので、挽回しようと休日を返上します。
でも本当は、もっと休みたい。遊びたい。好きなことがしたい。
そんな時間はほとんどないと思っていたんです。
トドメの一撃
ついに私の限界を迎える出来事が起きます。
修士論文提出の前日で、担当の准教授の添削を待っていました。
すると、一通のメールが来ました。
〇〇くん
とてもよく書けています。
修正箇所はほとんどありません。
明日に備えてゆっくり休んでください。
准教授
私のところに誤って○○くんに送るはずのメールが届いたのです。
准教授も忙しいから間違えて送ってしまったんだろう、、、と思い私への返信を待っていました。
一時間後、
ちえみりーさん
とても読めたものではありません。
1章だけ読みましたが、読む気が失せました。
1章分のコメントを読んで直し、明日私のところに相談に来てください。
准教授
私は論文を書くことも苦手だったので、酷評をもらうことはあらかた予想していました。
しかし○○へのメールを見てしまった後だったので、ギャップが受け止めきれませんでした。
翌日なんとか論文は提出しましたが、家に帰って一人になると涙が止まらないくらい長時間泣き続けました。
これが私のうつ病発症までです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メールの文章などは私の記憶ベースなので、実際と少し偏りがあるかもしれません。
・周りと比べて自分はダメだ!
・人前であがりやすくなる
・逃げたいけど逃げられない
・月経が非常に重くなる
・生活リズムの乱れ
・休む時間がない、休めない
上記は私の経験にすぎませんが、少しでもつらいと思っていることがうつ病の発症に繋がってしまうかもしれません。
特に生活リズムが乱れて太陽を浴びない生活を送ると、幸せを感じるセロトニンの分泌が鈍くなり、うつ病にかかりやすいといわれています。
「うつ病発症を回避するにはどうすればよかったのか」については後日投稿しようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もしこのnoteが気に入った方はぜひスキ、フォローをお願いします。
----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+
このページでは主にうつ病療養中である私の体験をお届けしています。
twitter; https://twitter.com/chiemilyoga
書籍やセミナー代として使用し、より良い情報を皆さんにお届けします。