私が知ったアガサ・クリスティーの人生
Amazonプライム・ビデオで視聴した、
ジョーン・ヒクソン版の『ミス・マープル』シリーズ。
私は、このドラマにどっぷりとはまってしまいました。
しかし、しばらくの間、このドラマがアガサ・クリスティーの原作とは知りませんでした( ;∀;)
“ちょっと、アガサ・クリスティーという人物を知りたいなぁ。”
あきっぽい性格の私は、色々と考えた結果、
下記の漫画を発見したのでした。
〈 子供の頃は学校に行かなかった 〉
アガサ・クリスティーは1890年9月15日のイギリス生まれ。
子供時代は、学校は必ず誰もが行くところではない時代で、
とくに貴族やお金持ちは、家庭教師をやとって自宅で勉強させることがあったようです。アガサは学校には行かず母親から教育を受け、
書斎の本を読みあさったり、空想遊びなどしていました。
〈 急な貧乏暮らしへ 〉
一家の生活は、父親の投資の利益で暮らしていました。
しかしアガサが6歳の頃に、父親の投資が失敗し
財産がほとんどなくなってしまいます。
その後、一家は生活費が安いフランスで暮らすようになります。
〈 母と姉の影響で 〉
アガサは一時期、声楽とピアノに打ち込んでいました。
16歳の時、自分には音楽の才能がないと挫折。
その後、母親に勧められ小説を書くようになります。
かけだしの頃は何度も不採用となりますが、姉の書いた小説が雑誌に掲載されたことに刺激に受け、書くことをあきらめずに頑張ります。
〈 看護師と薬剤師の仕事 〉
第一次世界大戦中、アガサは24歳。
陸軍病院で看護師・薬剤師として働き、毒薬の知識を得ます。
ここで得た知識は、後のミステリー小説におおいに役立ったことでしょう。
〈 離婚と再婚 〉
24歳の時にダンスパーティーで出会った男性と結婚し、38歳で離婚。
40歳の時に考古学者の男性と再婚します。再婚後は、
ふたりでイラクやシリアへ発掘旅行へでかけます。
『ナイル殺人事件』のネタは、この旅行が影響になったのかな?
〈 信念と経験が名作品を生み出したんだ、と私は思う 〉
アガサは最初から小説に成功したのではなく、
働きながらも幾度となく、書くことに挑戦し続けたガッツのある人なんだ、
と漫画を読んで感じました。
好奇心旺盛で自分で車を買ったり、飛行機に乗って旅行にでかけたり、
意外な一面をたくさん知ることができました。
この本の好きなところは、
アガサ・クリスティーの解説やその時代の世界情勢の説明があるところ。
また、本のつくり(ハードカバー)がとてもしっかりしています。
長く持ちつづける本、誰かにゆずってもいい本としては最適かもしれません。
まだまだ、アガサ・クリスティーの知らない作品がたくさんあるので、
時間をつくって読んだり観たりしていきたいです。(*'▽')
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