体育会系調理補助〜開眼(!?)〜
この頃、わたしは闘っていた。
新しく来たチーフ、イワさん、人間関係、相変わらず遅い自分のペース………
しかし、わたしは最近、何かを掴み始めていた。
常々、自分の頭の糖分が極端に足りなくなっている時があるように感じる。。。
帰り際、ラストスパートのときには、わたしは、手持ちの糖分入りの飲料(コーヒー、炭酸飲料など)を飲み、スパートをかけるが、その時は、周りも(たいへんそうだから)(飲んでもいい)と、納得済みの 暗黙の了解が得られる、と計算済みでのコトだった。
わたしは、少し「コスイ」ところが有った。
長い間、人間関係で苦労したせいで、人の好意を得るよう、色々と計算するようになっていたのだ。
そのへんが、新しく入ったシン栄養士さんなどは気に食わないらしい。
しかし、色々 やっていく中で、糖分のことは私の中で確信に変わっていく。
そして、あとは周りへの声掛けだった。
わたしは、イワさんや他の新しいパートさんよりも長くいて、声掛けをするなら、私からの方が自然なのだ。
しかし、私は、以前虐められていたせいで、なかなかそれが出来ない。
みんなは、それがジレている……☆
やっと、私は、「自分から声掛けせねば」と観念した。
周りを見渡すと、マサキさん(大ベテラン)なんか、皆の緊張が高まったところで、じつに絶妙に声掛けする。
ならば、私も…………!!( ╹▽╹ )
わたしは、心を決した。
ある日、私は、作業の途中で手持ちの飲料を口にした。
私のようなベテランなら、はばかることなく出来る事だった。
糖分補給の充分になった脳や身体はフル回転する……!
それに、前日までに、近隣の繁華街を歩き回った反射神経のよくなった身体は、よくほぐれて動き回る。
歳を取って硬くなったシニアの身体は、こんなメンテナンスが必要なのだ(歩く、は、M坂さんのアドバイス)
そして、朝番の調理師さんには、来たとき一言二言適当なことを話題にし、緊張をほぐす。
人間関係もほぐした上で、ほぐした身体も柔軟に活動させ、エネルギーが足りなくなったら、切の良いところで補給する。
もう、それのできる立場になったのだから……
そして、私の癖になっていた「嫌わないでください、一生懸命やってます」アピールは一切排除し、
残飯のハタキ(皿をシンクにぶっ込む際、残飯を量るものと捨てるものとで分けて処分する)で、残った味噌汁、きざみの残飯(量らない対象)は、多少ならシンクは汚れない、私が皿を洗浄するんだ文句あっか!全部シンクにぶっこんでやる!時間が足りないんだこんちしょー!!(チーフに知られたら怒られるだろうから、知られないように。けど早くできる方がいいでしょ!!?洗うのは私なんだから☆)と、ばかりにばんばんやる☆
んな、感じで今日の帰り………
「山田ぁ!!」
「…は、はい!?(また、怒られる!!?)」
「ここ3日の動き、凄くいいぞ!」
「☆☆☆!!?」
「(M坂さんのたすけもまだあるんてすが……)(^_^;)☆💦」
やまだ、とうとうお褒めを頂いた、この日………☆(T_T)
この日はおわり⭐