手相占い師藍さんと お花畑の天使たち☆〜11〜

 私は、新幹線に乗っていた。午前中の 体力を使う ハードなパートを終えて、シャワーを浴びて、そのまま新幹線に乗っての小田原への旅路だった。藍さんの手相占い「太陽線が複数ある人は、ダブルブッキングも大丈夫」と言う判定そのままに、私は、ハードな仕事をこなしても、その後に予定を入れても大丈夫な人だった。

 藍さんのインド占星術カレンダー手帳が発売された、その記念のイベントに私は向かっていた。

 小田原のUMECOと言う建物で、それは開催されるのだが、私は、1番高くてキレイな自慢の服装で行った。藍さんのファンの方々にも逢いたかった。

 藍さんのインド占星術カレンダーは、2千円ほどで手に入り、ただ読み取りに コツがあるのだそうだった。

 「藍さんの応援団長」の私が買わない筈がない。

 ぎりぎりの時間で、小田原の会場に着くと、藍さんが、私をしっかり憶えていてくれて「あ、山田さん!」と、声を掛けてくれた。会場には、のちのち藍さんを手伝うことになった「さゆりさん」も、来ていた。

 「お花畑の天使たち」が、いた。


 ただ、皆さん、まだ お互い声を掛けることは無い……☆

 講座が始まる。

 結構、聞いたことも無いようなコトが出てくる……(汗)

 内容の濃い講座が終わると、皆 三三五五帰って行くが、ひとり占ってもらう人が残った。

 割と、藍さんファンで、人だかりが出来ると思ったのだが、

 その、占ってもらう人に遠慮したのか、皆 帰っていく。

 のちのち、その会は「雰囲気が神様に守られているようだったね」と、言われていた…

 私は「ベールに包まれていた様な感じだったのかな…?」と、解釈した。(鈍感にもわからなかった💧)

 私は、そのインド占星術カレンダーを大事に持ち帰った。

 その後、しばらく藍さんは、インスタや、You Tubeで、「インド占星術」の解説も手掛ける。

 以前、藍さんは

 インドに独りで旅行へ行き

 そこで「インド占星術の先生に出逢いたい」と、祈祷する。

 そして、インド占星術の先生に出逢うのだが、

 その先生に、後継者に選ばれるのだ。


 カレンダーを貴女が作ってもいいですよ。


 カレンダーは、複雑怪奇だ。


 藍さんは、短い期間で一生懸命勉強した。


 そして、初めて カレンダーの発行に至ったのだ。


 (購入するに値するだけの努力を この人はしている…)


 (新しい智慧が欲しい…)私は、思った。


 あとで、知ったのだが、


 私は、インド占星術でも「楽しいことが 好きな人」らしい。

 「月のナクシャトラ」で、分かった。

 私が、知りたい叡智をこの人は持っているだろうか…

 私は、藍さんを追い掛けていた……


 最初、You Tubeで藍さんを何度か見掛けたとき、

 藍さんは「人間で、いちばん大事なこと」を知っているような人に思えた。

 私には、かつて それを知っている友だちがいた。

 彼女には、友だちが沢山いて、

 皆をしあわせな気持ちにしていた。

 彼女は、22歳で解脱したのだ…………


 私は、藍さんに、その友だちのイメージを重ね、

 応援したいと、思っていた。


 かつて、彼女が私を勇気づけてくれたように………


 祥子ちゃん、わたし、祥子ちゃんに恩返しするよ………




          つづく




 

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