育休復帰前に女友達と2人で釜山に行った話1
「韓国行った事ないから行ってみたいんだよねー」
そんな軽い会話から今回の釜山旅行は決行された。
友人Yさんと私は、もともと同じ会社で働いていた同僚だったけれど、お互いその会社は辞めて今は別々の仕事をしている。
時たま会って美味しいご飯を食べに行ったり、温泉などに行ったりする仲だった。
「あ!いいね〜!私も行ったことない。」
この話をしている時、私は育休中だった。
保育園の空きがなく待機児童になった我が子だったが、ついに11月から保育園に入れることになっていた。
今は10月。
コロナもおさまってきたし、私はもうすぐ育休が終わってしまう。
そうなると、私は仕事と家事と育児に追われる日々が待っている。
行ったことのない国、韓国に行きたい。
遊びたい。
心の底から遊びたい
そんな気持ちを込めて旦那に韓国に行ってもいいか聞くと、いいよ。とあっさり言われた。
言質はとれた。
旦那が良いと言ったのでさっそく旅行の予約である。
なんと!
福岡から釜山だとHISだと19,800円で釜山に行けるのだ。
なんてこったい!
東京に行くより安いじゃないか?!
しかも、午前中出発で、帰りは夜19時頃着!
私たちのためにあるプランじゃないか?
早速予約するが、海外旅行のオンライン予約は初めてだったのでドキドキしていた。
いたるところに、パスポートの番号や氏名の入力を間違えると、キャンセルして再入力になると言う注意書きがある。
何度も確認して入力した。
しかし、その不安はふとした時に訪れ、「あれ?名前と名字は逆に登録してないかな?」と心配になったりして3日に1度不安になり予約画面を見返していた。
それ以外の時間は釜山の観光スポットや釜山グルメをずっと検索していた。
良さそうな観光スポットやグルメを見つける度に友達にURLを送りつけていると、「メルマガだね」と言われた。
結局、私が韓国スポットとグルメをピックアップして、スケジュールを決め、予約が必要なものは予約もした。
そんな日を繰り返すうちに釜山旅行当日のになった。
当日、7時半に福岡空港に集合だった。
私はこういう遠足の前日そわそわするタイプで、朝の5時前に起きた。
普段はぜんぜん起きれないのにこういう時は朝早く起きる。
もう、眠くはない。
しょうがない。息子に気づかれずにそーっと準備するかと思い、化粧をして、化粧品をスーツケースになおしこみ、先程まで使っていた充電器などもスーツケースにしまっていた。
時間はまだ朝の6時前。
家は6時半くらいに出る予定だった。
すると、ぬーっと襖が静かに開いた。
1歳9ヶ月の息子が夢と現実の狭間のような顔をしながら起きてきた。
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