レモンブライトの罠
昭和記念公園に行ってきた。
春のチューリップの写真で有名な広大な公園である。
都内でも西の方の立川という駅からさらに歩く。
自宅からバス、私鉄、JR、JRと乗り継ぎ、このコスモス畑までキッチリ2時間かかった。
コスモス祭りは、翌日からの開催だが、色とりどりのコスモスがプリントされた
ポスターやのぼり旗にテンションが上がる。
その前に、銀杏並木を通過するが、葉が緑の時期は閑散としていた。
見づらいが、銀杏の実がたわわに実っている。
噴水の広場もある。
この頃は、初めて訪れる公園が目新しく写真を撮りながら歩いていた。
そこから、コスモス畑まで延々と歩いた。
そして、まず目に入ったのは「レモンブライト」と表示のある一画に咲き乱れるコスモスだ。
三脚を立てて撮影している方もちらほらいらっしゃる。
何枚か写真を撮ってから、わたし達は「レモンブライト」って「キバナコスモス」だよね。と気づきはじめてしまう。
しかし、コスモス祭りと銘打っているからには、色とりどりのコスモス畑もあるに違いない。
地図を頼りに探しながら歩くが見つからない。
そのうち、来た時と違う「西立川口」という出口に近づいていた。
ボランティアガイドの方に聞いてみよう。
「コスモスはどこに咲いていますか?」
「ああ、キバナコスモスは〇〇です。他のコスモスはまだなんですよ。ニコリ。」
わたし達は、ちょっと呆然となりつつもお礼を行って公園を後にした。
西立川の駅は公園からすぐだった。
そして、やってきた電車は、乗降する人がボタンを押さないとドアが開かない設定だった。
それに気づかず、ボーッと立っていたら中の人がボタンを押してドアを開けてくれた。
そして、またJR、JR、私鉄、バスを乗り継ぎ帰宅した。
翌日近所の公園に散歩に行ったらキバナコスモスが咲いていた。
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