一生関わらないと思っていた不快が、もし降り注いだら
目の周りががゆい。もしかしてこれは人生初の花粉症かもしれない。今までわたしの人生に花粉症は登場してこなかった。なんなら一生出会うつもりもなかった。しかしもしかしたら、この痒さは、ついに出会っちまったのか。花粉症ってやつに。
自然の中に行きたい。散歩もしたい。
しかしそれをするともっと痒くなるんだろうか。
キャンプや山登りが趣味な人は一体どうしてるんだろう。
晴れた日はお布団を干したいのだけど、それもまずいんだろうか。
痒さにわたしのたのしみを制限されてたまるか!と思ったが、痒さはわたしを制限するために現れたのではなく、わたしを守ってくれているのだ。
こうやって自分は一生関わることはないと思っていたことに、これから先も出会うことがあるだろう。その度に問題がなかった今までのありがたさを知る。そしてその問題を悪者だと決めつける必要もきっとないのだろう。
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