身近な人にこそ、尊重と適切な心の距離を。
自分にとって身近な人が
うまくいっていないように見えたりすると
もっと良くなってほしいと思って
頼まれてもいないのに意見を言ったり
余計なアドバイスしてしまうことってありませんか?
あなたのためを思って。
もっとこうした方がうまくいくのに。
他の人はできているのに。
もっと成長してほしい。
このままだと心配だから、などなど。
きっと良かれと思って言うことが
多いのだろうとは思います。
でも言われた方からすると
余計なお世話であることも多いようにも思うのです。
相手が家族などの身近な人であればあるほど
踏み込んで、余計なアドバイスをしてしまうことが
起こりやすいように思います。
そのような時は
相手に自分を投影しているのかもしれません。
あなたがうまくいくことは
わたしにとって喜ばしいこと。
あなたがうまくいかないことは
わたしにとって嘆かわしいこと。
だからもっとこうなってほしい!
だってあなたはわたしの大切な人だから。
しかしそれは押し付けではないでしょうか。
相手からアドバイスを求められたら
こうした方がいいと思う、と伝えることと
相手からアドバイスを求められてもいないのに
こうした方がいいと思う、と伝えることは
明らかに違います。
前者はエゴを押し付けず相手への尊重がありますが、
後者はエゴを押し付けており相手への尊重に欠けています。
後者は自分の思うように相手に動いてほしいと
思っているのかもしれません。
だとすると相手のことを思って言っているのではなく
自分の都合を押し付けていることになります。
なぜなら、相手がこうなってくれた方が
自分にとって都合がいいから。
きっとこういったことは日常的に無意識に誰もが
やりがちなことのように感じます。
先日、わたしはこれを夫にやってしまい
後日、母からこれをやられました。
(因果応報の早さよ。)
おかげで両方の立場からの気づきがありました。
反省すると共に、気をつけようと心から思うのでした。