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諦められない人

子どもの頃から、言われていませんか?

諦めるな!
がんばれ!
負けるな!

本屋さんの目立つところに置いてある本は人気の本ですが、その本は成功本や自己啓発本ですよね。

わたしは昔から成功本や自己啓発本が大好きで、今までにもたくさん読んできました。

読むと成功できる気になるし、なんだか、パワーももらえるし、自分が頑張っているのを正しいと思えるんですよね。

2年位前に読んだ本ですが、「バカとつき合うな」(堀江隆文、西野亮廣、2018、徳間書店)の一節の

「諦めるなよ。その問題は、チョット勉強して、チョット工夫して、チョット踏み出せば突破できるから。」

という言葉が好きで、壁にぶち当たった時に、この言葉を思い出してあがくんですね。

諦めないことは、わたしの得意分野。

でも、逆に、諦めることって、すごく苦手。諦めることって、すごく勇気がいるんです。

諦めなきゃいいじゃない、って堀江さんと西野さんはいいそうですね。

うん、すき。

その考えは、わたしの好み。

でも、諦めなきゃいけないこともある、ってことを、今までの人生で経験した。その一つが不妊治療。

諦めた自分が、負けたような気がした。

諦めた自分を責めた。

でも、今、振り返ると、頑張っていた自分は、身体的にも、精神的にも、金銭的にも、ぎりぎりのところにいたんだな、と思う。負けたくないって、必死であらがっていた。

今、静かな時間を過ごしている。

諦めるのは、今も嫌い。
だから、チョット勉強して、チョット工夫して、チョット踏み出す。
それは今も変わっていない。

諦めないのは今も苦手。
でも、諦めることを許してあげたい。

諦めるのはとても勇気がいることだけど、チョット勉強して、チョット工夫して、チョット踏み出して、しょうがなく、諦めてみる。

あら?

結局、わたしはわたしなのね。



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