ああ、ピロリ菌③
とうとう約束の金曜日がやってきました。
何を約束したかって?
胃カメラ検査(内視鏡検査)ですよ…(汗)。
☆前回はこちら↓
前日の晩は、消化のよさそうなもので夕食をササッと済ませて、21時から絶飲食。
そのまま就寝して朝を迎えました。
朝8時までにA病院に行かなきゃいけません。バタバタと準備をして、ノーメイクにジャージ姿、そしてマスク…というヤンキーファッションで車に乗り込みました。
自分で運転してA病院の駐車場に到着。
前回の受診の時にいただいていた用紙をもって処置室に行きました。
処置室では、もうすでに来院している他の患者さんでごった返していて、少し待ちました。
待っていたら呼ばれたので処置室で血圧を測定します。なんと上が130、下が73とのこと。私は実は低血圧なのに、この時はいつもより血圧がかなり高めでした。
うん、これ間違いなく、緊張してる…(汗)。かなり緊張している!
ドキドキしながら、検査室に向かいます。
案内してくださった看護師さんに頼んで、検査前にトイレに行かせてもらいました。(緊張しているとトイレが近くなります…)
トイレから出ると、小さなおちょこ一杯分のお薬を飲みました。少量の上にシロップのような感じの甘さで、結構飲みやすかったです。イメージとしては宴会の席で食前酒を飲むような勢いで(←おいおい…汗)グイっと飲み干しました。
次に、腕に筋肉注射をしてもらいます。胃の動きを止めるための注射だそうですが、これはかなり痛かった!痛いけどぐっと我慢…(泣)。
看護師さんの指示で注射の跡をモミモミしつつ、今度は、お口の中に麻酔薬を凍らせたものを入れられました。
こんにゃく畑のカップゼリーサイズの容器に、冷たく凍らせたシャーベット状の麻酔薬が入っていて、それを看護師さんがスプーンですくって私のお口に入れてくださいました。これを舌の上で少しずつ溶かしていきます。溶けた麻酔薬は飲んでもいいですよ~とのこと。
この麻酔薬、なんだかスポーツドリンクを凍らせた感じの味で、まさにシャーベット。うん、これ美味しいかも…。結構いけました(笑)。
舌の上でじんわり溶かしていたら、だんだんと舌が痺れてきました。でも、痺れの感じが、なんだか冷たいカキ氷を食べたときのジンジンした感じに似ていて、あまり不快ではありませんでした。
こうして一通りの準備が済んだら、いよいよ検査室です。
荷物をもって入室したら、もうすでに院長のB先生がスタンバイしていらっしゃいました。
先生にご挨拶してから、荷物を置き、ベッドに仰向けに寝ます。
すると、また看護師さんがまた私の腕に注射をしました。今度は少し眠くなるお薬だそうです。
もうすでに検査室に入る段階で、麻酔シャーベットが効いて頭が少しボーとしていましたが、この最後の注射がさらに効いて、意識はもっとボンヤリしてきました。こうなると「検査が怖い」とか「痛いのは嫌だ」という気持ちも吹き飛んでいき、ただここに居る…そんな感じでした。
無駄にネガティブなことを考えなくても済むので、これはありがたいことだわ~と思いました。意識が夢心地でぼんやりしていて、体に力も入らないし、ただボーと時間が過ぎるのを待つのみです。
先生の指示に従い、体の左側を下にして横向きになりました。
口にマウスピースみたいなものを咥えます。
そして、いよいよ胃カメラが挿入されました。
この時、喉の左側が痛く感じました。少しオエッとなったものの、それほど苦しくなく、食道をカメラが通っていくのがわかります。そして胃に到達…。これも食べた後のような重さを胃に感じたので、それでわかりました。
少しの間、カメラは胃に留まっていましたが、やがてすぐにカメラが抜かれていくのを感じました。
こうして無事に検査は終了。
そろそろと起き上がり、検査室の横の部屋に通されて、そこのベッドに横になって少し休みました。
まだ口の中が痺れて苦い味が残っていましたが、頑張った達成感で心は満たされていました。20代の頃に初めて体験した胃カメラと比べたら、断然の差で今日の検査の方がとっても楽だと思いました。
うん、これなら、毎年、胃カメラ検査してもいいかも♡…と感じました。
◇◇◇
その後、先生から検査結果の説明を受けました。
なんと、ピロリ菌感染による萎縮性胃炎になっていました(泣)。
写真を見せてもらいましたが、赤くて表面がツルツルした感じです。
だから時々胃の調子が悪かったんだなぁ…と納得しました。
先生曰く、「胃潰瘍やガンはありませんでした。」
これには安心しました。
そして、「この胃の状態は、間違いなくピロリ菌が原因ですから、これから除菌しましょう。」とのこと。
こうして私も、ピロリ菌除去の治療を受けることになりました。
◇◇◇
待合室に戻ってから、ふと
ところで「萎縮性胃炎」って何??
…と思い、ネットで調べてみたら、なんとピロリ感染胃炎より更に悪くなった胃炎のことで、「長いこと炎症が続いたために、胃粘膜の胃酸などを分泌する組織が消失した状態」なんだそう…(汗)。
しかも、この萎縮性胃炎がさらに進むと、胃粘膜が腸の粘膜のような状態になり、そこから胃ガンになるようです。
ひぇー!ショック~(゚Д゚;)!
やばい、やばい。
そうなる前に見つかってよかったよ~。
今日の検査では、ガンも胃潰瘍もなかったので、まずは一安心。
処方してもらったお薬を飲んで、まずはピロリ菌を撲滅させよう…と思いました。
ちょうど10月はお出かけの予定がなかったから、タイミング的には良かったかも。
…ということで、この秋は、健康長生きのために「ピロリ菌除菌」に取り組むことになりました。
薬局で一週間分のお薬をいただき、特に予定のない一週間を狙って除菌のお薬を飲み続けます。
次の検査は半年後。
どうか一回の除菌で効きますように…(;´・ω・)。
さあ、頑張ります!