【写真日記】海の京都を訪ねて②天橋立その2
海の京都・宮津市に到着した私たちは、日本三景の『天橋立』を自転車で縦断することにしました。
《前回のおはなし》
松林の中の道をママチャリで走る
砂浜で海に触れた後、天橋立の向こう岸を目指して自転車を走らせました。
ちなみに、天橋立でせき止められている内海(潟湖/ラグーン)は阿蘇海と呼ばれています。
上の写真で解説すると、右方でチラ見えしている海が宮津湾、一方、(写真には写っていませんが)左方にある海が阿蘇海になります。
磯清水と天橋立神社
自転車を走らせていると、途中で水場と神社を見つけました。
ここは、周囲を海に囲まれている場所なのに真水が湧くことから「磯清水」と呼ばれているそうです。飲んでみようかな?と思ったけど、(地下水のため)現在はは飲用NGとのこと。
後で調べてみたら、ここは和泉式部が「橋立の 松の下なる磯清水 都なりせば 君も汲ままし」と歌に詠んだことでも有名なスポットでした。
この磯清水のすぐ横には「天橋立神社」がありました。
天橋立神社でお参りをした後、また自転車を走らせました。
元伊勢籠神社と眞名井神社
自転車を返却した後、私たちは元伊勢籠神社と眞名井神社に向かいました。
自転車を返した場所から元伊勢籠神社までは、歩いてすぐ。数分で到着しました。
早速、参拝しました。これより先は撮影禁止になっていたので、写真はここまでです。
きれいに整備されていて美しい聖地なのですが、外国人観光客(この日は東アジア系が超多かった)が、境内にテイクアウトの飲食物を持ち込んで立ち食いしているし、日本人でもコスプレした人たちが摂社の前でポーズ取って写真撮りまくっているし、「おいおい…」とちょっぴり複雑な気分になりましたよ(泣)。
ここではサクッとお参りを済ませて、元伊勢籠神社の奥宮である眞名井神社へ向かうことにしました。
◇
元伊勢籠神社から出て、少し歩きます。
「この雰囲気、どこかに似ているね」と夫と話しながら歩きます。
「あっ!諏訪大社の上社前宮だよ。あそこに似ている!」
長野県にある諏訪大社は、私たちの好きな聖地です。四つある社の中から特に、古神道の流れをくむ上社の前宮は、私の住んでいる岐阜県飛騨地方と雰囲気が似ていて、お気に入りの場所です。
縄文人の聖地は、漂う雰囲気やエネルギーがどこか似ていますよね。そして、こうしたディープな土地に導かれる私たち夫婦。
この眞名井神社の裏には、磐座があり、古代の祭祀場跡だったようです。聖地を護るために柵が張り巡らせてあり奥へは入れませんが、とても清々しく厳かな氣が流れていました。
神様、人払いしてくださりありがとうこざいます。
参拝を終えて石段を下ると、氏子らしき男性が境内の掃除をされていました。こうして美しく保たれているのは、地域の皆さんのご奉仕のお陰なんですよね。地元の皆様にも心より感謝。
清々しくありがたい気持ちで、神社を後にしたのでした。
③につづく