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【白斑diary①】失って初めて知ったよ~!「日焼け」は尊いカラダの機能 ~「白斑」その後~

実は私、この4月に「白斑」になりました。

3月の終わりに、ふと、首の一部分が白く変色しているのを見つけて、ビックリしたのが始まりでした。

ネットで調べてみると、「広がるかもしれないので、早く病院を受診した方が良い」とあり、それで慌てて皮膚科に行ったんですよね。

そこで受けた診断が「白斑」でした。
これは、皮膚の色素が白く抜けてしまう病気で、有名人だと、マイケルジャクソンも白斑だったと言われています。

この病気、別に痛みや痒みがある訳ではなく、健康面では特に問題はないのですが、ただ、すごく目立つんですよ…(-_-;)。日焼けして肌が少し黒くなっているようなところに、白い部分が突然ポンと現れるのです。
最初は小さくて目立たない小さな白丸が、ポンポンポン…とできてきて、それが少しずつ濃く大きくなっていき、やがて白丸と白丸が一つにつながり、徐々に拡大していくのです。

私が初めて見つけた時は、服の襟で隠れる箇所に2か所、ポンポンと目立つ大きさで出来ていました。油断もスキもあったもんじゃありません。



最初に受けた診察では、ちょうど春先だったこともあり、「(冬の間に着用していた)ネックウォーマーやハイネックの衣服からの刺激が原因じゃないか?」ということで、塗り薬をもらって帰ってきました。

最初にもらった薬がこれ。

まるで学校の手洗い場にあるシャボネットみたいな色の薬です。(匂いも少しシャボネット似かも…)

刺激が原因の白斑なら、首を覆うもの(刺激のもとになった物)を着用せず、この薬を塗れば、すぐに良くなる(はず)…。
そう信じて、これを毎日コツコツ真面目に塗り続けました。

ところが…です。

私の白斑は、首の一部分だけに留まらず、どんどん広がっていきました。
更に、体にも出現し、胸・脇腹・腰…と、いろんな箇所に、丸く白抜けした箇所が増えていきました。

「あれ?こんなところにも…」とお風呂に入るたびに、白い部分を見つけるので、薬を塗る箇所もどんどん増えていきました。

そして今日、これまで使い続けてきた塗り薬が切れたので、再び皮膚科を受診したのでした。

◇◇

ちなみに(余談ですが)、この皮膚科、いつも劇混みなんですよね。
皮膚科ってどこも混んでいるイメージがありますが、ここも大抵は混み混みです。だいたい、いつも軽く2~3時間は待たされます。

前回はたまたま運よく空いている日だったので、意外と早く診てもらえたけど、「そんなラッキーなことが毎回続くわけがない…」と最悪の状況を想定し、何時間も待たされても良いように、読書用の本を持っていきました。

ところが、今朝、病院に車で向かうと、駐車場がガラガラに空いているではあーりませんか。
「あれ?」
ちょっと拍子抜けしつつ、更に病院に入ると、待合室もガラガラ。
高齢の女性が二人、高齢の男性が一人。そこに私。
患者は私も含めて計4人しかいません。

なんと!皮膚科でこんなに空いているなんて生まれて初めてかも。
超レアな瞬間だわ。

この空き方は、おそらくCORONAが原因かな。常連の患者さんも出てこれないほど、市内は第7波のビックウェーブの真っ最中なんだな…と思いました。



さて、受付を済ませて、待合室の椅子に座り、帽子やアームカバーを外してバッグにしまい、スマホを取り出して、ここからnoteのコメントのお返しをしようと操作する途中で、「Emikoさーん」と名前を呼ばれました。

メッチャ早っ!

慌ててスマホをしまって、診察室に入ります。

久しぶりに先生とご対面。
先生に、以前もらった薬を塗り終えたことを伝え、白斑が広範囲に広がってしまったことを話し、患部を診てもらいました。

先生は、「うーん!広がってしまいましたか…」と難しそうな顔つきになり、「これはなかなか治らない病気です。年単位でみていかないといけません」と話されました。

その言葉で、私は全てを悟りましたよ。これですね、「尋常性白斑」。

以下、先生のお話。

・私たちの肌は「メラニン色素」によって紫外線から守られているが、「白斑」とは、このメラニン色素を生成する「メラノサイト」が消失してしまった状態であること。

・そのため、白斑の箇所は、紫外線を浴びても、他の健康な肌のように日焼けをしないで、ダイレクトに紫外線の刺激を受けて赤くなってしまう。

・つまり、白斑の箇所は、将来、皮膚がんができやすい場所でもある。

・日中は、紫外線にさらさないよう日焼け止めを塗ったり、衣服でカバーしてください。

そして、治療ですが、今までと薬が変わりました。

新しい薬。3本もらいました。

ビタミンDが入った軟膏を処方してもらいました。一日2回、朝と夜に塗ります。

更に、これから週1回のペースで「光線療法」を受けることになりました。光線療法は「紫外線療法」とも言われているそうで、ある波長の紫外線を白斑がある箇所に当てることで、色素再生を促そうとする治療法だそうです。

早速、診察の後に、光線療法を受けました。

私の場合は、首から下のいろんな箇所にできているので、上半身裸になり、ベッドに横になって、光線を当ててもらいました。時間は、あおむけで2~3分ほど、うつ伏せで2~3分ほど。あっという間です。
当ててもらっている間は、体がポカポカと温まって、少し気持ちよさを感じました。

この光線療法は、1回やってもらうと、次の2回目は5日以上は間を開けないといけないそうです。だから、毎週一回の通院なのね。

先生からは、時間がかかるので気長に…と言われました。
「すぐに治るものじゃない」
肝に銘じて、根気に向き合っていこうと思います。

それにしてもなぁ。
子供の頃から、皮膚はいたって丈夫な方だったのに、更年期でこんな病気になってしまうとは…。もしかしたら「ストレス」が原因だったのかな?
ただでさえ、ストレスフルな日々だったけど、それに上乗せして、今年に入ってから激動の日々ですよ。CORONAはもちろのこと、戦争、物価高、銃撃、天災…等々。社会的にも次々といろんなことが起き過ぎて、「ちょっとついて行けない」状態ですもんね。

これは「肩の力を抜いてリラックスして、ご自愛しなさいね」という天からのメッセージなのかも。

心の持ち方を切り替える、今がそのタイミング。

これからは、ガス抜きも兼ねて「我慢しない自分」になろうと思ったのでした。



②へつづく

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Emiko(シモハタエミコ)
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