【写真日記】海と乗り物を楽しむ徳島の旅③/阿波の夜&徳島港から和歌山港へ
初めての徳島市。山へ川へ海へ…と充実した半日を過ごした私は、クタクタになってJR徳島駅へと戻ったのでした。
《前回のおはなし》
ドーナッツとお酒と阿波女
ホテルにチェックインする前に、甘いものが食べたい…。
今、ホテルの部屋に入ったら、疲れてそのまま寝てしまう予感がしたので、駅前でカフェを探すことにしました。
…が、お店を検索する元気もなく、フラフラと彷徨い、駅ビルの中にスタバを見つけたので、そこに入りました。
運よく空いていた席に座り、ドーナッツを貪り食う私。阿波おどり会館からひょうたん島クルーズ乗り場までの猛ダッシュが、今の私の老体にはちょっとヤバかったみたい。あれで私の体力が削がれちゃったんだよね。うーん足裏が痛い。
でも、ドーナッツを食べたら、元気が甦ってきましたよ。
糖分を補給したことでメルトダウンしていた頭も動き出して、周囲の様子が私の五感にじんわり入ってきました。
◇
私の隣には、女子高生(JK)2人組が座っていました。可愛らしい声でヒソヒソ話している2人のコイバナが、耳年増なおばさんの私の耳に自然と入ってきます。あぁ~アオハルだなぁ…と感慨耽っていると、ご高齢のおばさん(OB)グループが店内にゾロゾロ入ってきて、私の正面の席に座りました。おばさん達は、カウンターで注文したケーキと飲み物を店員さんに席まで運んでもらい、席に着くやいなや、割り勘の小銭を回し合っています。おばちゃんあるあるだなぁ…と思って見ていると、今度は皆さんケーキを頬張りながら、わいわいガヤガヤとお喋りに花を咲かせていました。いやはや皆さんお元気でお達者!
◇
ふらりと立ち寄ったスタバ。ここで思いがけず、徳島の女性たちの新旧(JKとOB)の姿を垣間見ることになり、ふと、先ほど見た阿波おどりを思い出したのでした。皆さん世代は違っても、この街で生まれ育ったことにより『阿波おどり』という文化で一つに繋がっているんだなぁ…と。そう感じたら、何とも不思議な気持ちになりました。これもご縁なのでしょうね。魂の深いところで繋がっている縁。
◇
ドーナッツを食べてコーヒーを飲んで、しばし休憩してからホテルへと向かいました。予約したホテルは駅のすぐ近くのこちらのホテルです。
初めての土地なので、今回は利便性で選びました。駅のすぐ真横なのでわかりやすくて良かったです。バス乗り場がホテルのすぐ目の前にあるので、翌日の移動にもとても便利でした。
◇◇◇
そしてこの夜は、徳島在住のnote友達・ルミさんと夕ごはんをご一緒しました。
ルミさんオススメのお店に連れて行ってもらい、店員さんオススメの地酒で乾杯!
お料理の写真を撮り忘れるくらい笑、海の幸・陸の幸・美味しいものがいっぱいで夢中でいただきました。食べて飲んで、いろいろお話して、初めてお会いしたとは信じられないくらい、楽しいひとときでした。
ルミさんから徳島や四国のお話を伺いながら、四国四州の人々の特徴を表す有名な言葉『讃岐男に阿波女、伊予の学者に、土佐の高知は鬼ざむらい』を、ふと思い出しました。
讃岐(香川)の男性と阿波(徳島)の女性は働き者で夫婦になるならベストな組み合わせであり、伊予(愛媛)は武より文に長けて頭がよくて、土佐は気性が荒くて酒に強い。…とまぁ、こんな意味です。
働き者でしっかりしてて情に厚く美人が多いことから『嫁にするなら阿波女』と昔から言われていますが、この日、食堂や土産物屋や観光施設等、あちこちで出会った働く女性たちを思い浮かべながら、「皆さん明るくて気さくでいい人ばかりだった。本当にその通りだなぁ」と感じたのでした。もちろんルミさんも✨
徳島ってメッチャいいところやん!
四国で海を隔てているから「簡単には行けない遠い所」というイメージがあったけど、実際に訪れてみたら、関西に一番近く道路も整備されていて行きやすいし、面白そうなスポットがいろいろあるし、美味しいものや珍しいものもたくさんあって、なかなか興味深い所ではありませんか。
この日半日過ごしてみて、私はすっかり徳島ファンになったのでした。
路線バスに乗って徳島港へ
朝、チェックアウトを済ませた私は、ホテルのすぐ目の前にあるバス乗り場へと向かいました。
少し待っていると…。バスが来ました!
バスは一路徳島港へ。
JR徳島駅から徳島港まで「バスだと20分くらいかな」と、前の晩にルミさんに教えてもらったんだけど、この日は渋滞に出会うことなくスムーズに進み、約15分くらいでフェリー乗り場に到着しました。
南海フェリー徳島港のりばでチケットとお土産を買う
建物の中に入ると、ご覧の通り。玄関入ってすぐの真正面にチケット売り場がありました。
ここで前々回の記事でご紹介したお得なきっぷ「好きっぷ」を購入しました。
チケットをゲットして、あとは船に乗るだけ。でも、ちょっと早めに乗り場に着いてしまったため、待ち時間はたっぷりあります。待っている間、1階の売店を覗いて、徳島産の美味しそうなものを買ってみました。
建物2階の待合室に移動し、椅子に座って待っていると、フェリーがやってきました。
いざフェリーへ!
入口が開き、いよいよ乗船が始まりました。
ここから約2時間のフェリーの旅。好きっぷの旅が始まりました。
④につづく