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【写真日記】海と乗り物を楽しむ徳島の旅③/阿波の夜&徳島港から和歌山港へ

初めての徳島市。山へ川へ海へ…と充実した半日を過ごした私は、クタクタになってJR徳島駅へと戻ったのでした。

《前回のおはなし》


ドーナッツとお酒と阿波女

ホテルにチェックインする前に、甘いものが食べたい…。
今、ホテルの部屋に入ったら、疲れてそのまま寝てしまう予感がしたので、駅前でカフェを探すことにしました。
…が、お店を検索する元気もなく、フラフラと彷徨さまよい、駅ビルの中にスタバを見つけたので、そこに入りました。

疲れ果ててピントすら合わせられない。ピンボケのドーナッツ🍩

運よく空いていた席に座り、ドーナッツを貪り食う私。阿波おどり会館からひょうたん島クルーズ乗り場までの猛ダッシュが、今の私の老体にはちょっとヤバかったみたい。あれで私の体力が削がれちゃったんだよね。うーん足裏が痛い。
でも、ドーナッツを食べたら、元気が甦ってきましたよ。
糖分を補給したことでメルトダウンしていた頭も動き出して、周囲の様子が私の五感にじんわり入ってきました。


私の隣には、女子高生(JK)2人組が座っていました。可愛らしい声でヒソヒソ話している2人のコイバナが、耳年増なおばさんの私の耳に自然と入ってきます。あぁ~アオハルだなぁ…と感慨耽っていると、ご高齢のおばさん(OB)グループが店内にゾロゾロ入ってきて、私の正面の席に座りました。おばさん達は、カウンターで注文したケーキと飲み物を店員さんに席まで運んでもらい、席に着くやいなや、割り勘の小銭を回し合っています。おばちゃんあるあるだなぁ…と思って見ていると、今度は皆さんケーキを頬張りながら、わいわいガヤガヤとお喋りに花を咲かせていました。いやはや皆さんお元気でお達者!

ふらりと立ち寄ったスタバ。ここで思いがけず、徳島の女性たちの新旧(JKとOB)の姿を垣間見ることになり、ふと、先ほど見た阿波おどりを思い出したのでした。皆さん世代は違っても、この街で生まれ育ったことにより『阿波おどり』という文化で一つに繋がっているんだなぁ…と。そう感じたら、何とも不思議な気持ちになりました。これもご縁なのでしょうね。魂の深いところで繋がっている縁。


ドーナッツを食べてコーヒーを飲んで、しばし休憩してからホテルへと向かいました。予約したホテルは駅のすぐ近くのこちらのホテルです。

初めての土地なので、今回は利便性で選びました。駅のすぐ真横なのでわかりやすくて良かったです。バス乗り場がホテルのすぐ目の前にあるので、翌日の移動にもとても便利でした。

◇◇◇

そしてこの夜は、徳島在住のnote友達・ルミさんと夕ごはんをご一緒しました。

ルミさんオススメのお店に連れて行ってもらい、店員さんオススメの地酒で乾杯!

徳島のお酒。飲みやすくて美味しかったです✨

お料理の写真を撮り忘れるくらい笑、海の幸・陸の幸・美味しいものがいっぱいで夢中でいただきました。食べて飲んで、いろいろお話して、初めてお会いしたとは信じられないくらい、楽しいひとときでした。

〆は駅前のホテルのバーで。夜景を見ながら乾杯!これはオリジナルカクテルの徳島ジン。爽やかで端麗辛口。とても美味しかったです。

ルミさんから徳島や四国のお話を伺いながら、四国四州の人々の特徴を表す有名な言葉『讃岐男に阿波女、伊予の学者に、土佐の高知は鬼ざむらい』を、ふと思い出しました。
讃岐(香川)の男性と阿波(徳島)の女性は働き者で夫婦になるならベストな組み合わせであり、伊予(愛媛)は武より文に長けて頭がよくて、土佐は気性が荒くて酒に強い。…とまぁ、こんな意味です。

働き者でしっかりしてて情に厚く美人が多いことから『嫁にするなら阿波女』と昔から言われていますが、この日、食堂や土産物屋や観光施設等、あちこちで出会った働く女性たちを思い浮かべながら、「皆さん明るくて気さくでいい人ばかりだった。本当にその通りだなぁ」と感じたのでした。もちろんルミさんも✨

徳島ってメッチャいいところやん!
四国で海を隔てているから「簡単には行けない遠い所」というイメージがあったけど、実際に訪れてみたら、関西に一番近く道路も整備されていて行きやすいし、面白そうなスポットがいろいろあるし、美味しいものや珍しいものもたくさんあって、なかなか興味深い所ではありませんか。

この日半日過ごしてみて、私はすっかり徳島ファンになったのでした。

路線バスに乗って徳島港へ

朝、チェックアウトを済ませた私は、ホテルのすぐ目の前にあるバス乗り場へと向かいました。

朝のJR徳島駅と駅前ターミナル。今日も快晴です。
徳島港往きのバスの乗り場に到着。
バス乗り場にフェリーの時刻表の看板がありました。これはありがたい。私は10時55分発・和歌山往きのフェリーに乗る予定です。

少し待っていると…。バスが来ました!

これに乗ります。
車内は京都の市バスに似た感じ。空いていたのでゆっくり座れました。
私の座席のすぐ上にあった掲示物。面白かったので記録用にパチリ📸✨

バスは一路徳島港へ。

車窓からの風景。ノスタルジックな街並みが続きます。
走行中、こんな感じで川と橋の風景に何度か出会いました。徳島は水路の街なんだなぁ…と改めて感じた瞬間。

JR徳島駅から徳島港まで「バスだと20分くらいかな」と、前の晩にルミさんに教えてもらったんだけど、この日は渋滞に出会うことなくスムーズに進み、約15分くらいでフェリー乗り場に到着しました。

こちらが徳島港フェリー乗り場。市街地の駅から港まで、意外と近くてビックリしました。


南海フェリー徳島港のりばでチケットとお土産を買う

建物の中に入ると、ご覧の通り。玄関入ってすぐの真正面にチケット売り場がありました。

真っ直ぐ直進して、窓口に向かいます。

ここで前々回の記事でご紹介したお得なきっぷ「好きっぷ」を購入しました。

これが「好きっぷ」の乗船券と乗車券。2,500円で徳島⇒和歌山⇒大阪(なんば)へ行けます。

チケットをゲットして、あとは船に乗るだけ。でも、ちょっと早めに乗り場に着いてしまったため、待ち時間はたっぷりあります。待っている間、1階の売店を覗いて、徳島産の美味しそうなものを買ってみました。

すだちジュースと鳴門金時のやきいも棒。これメッチャ美味しかったです。今度また訪れた時、リピ買い決定!
この徳島のりば限定販売の「四国4県のうまい棒セット」を紹介するチラシ。愛媛の「じゃこ天」って秋田県知事の失言で一躍有名になったアレですよね。

建物2階の待合室に移動し、椅子に座って待っていると、フェリーがやってきました。

和歌山から到着したフェリー。乗客を降ろした後、船内を清掃し、それから乗船となります。
ここから船に乗ります!

いざフェリーへ!

入口が開き、いよいよ乗船が始まりました。

ポケットからチケットを取り出しました。
係員さんにチケットを見せて、いよいよ乗船です!
船体に「徳島⇔和歌山」の表示がついています。ワクワク。
中に入るとこんな感じ。左手に案内所があり、お菓子やお土産を販売していましたが、お弁当はありませんでした。
和歌山と四国のゆるキャラ☆オールスターズ。
ゆるキャラの奥は、靴を脱いでくつろげるスペースがありました。
「和歌山=高野山」なんですかね。船内の至る所に高野山の写真が貼られていました。船に乗っているだけで護摩の浄火で清められそうです。なんだかありがたい気持ちになってきました。南無。
どこに座ろうかな?選択肢がありすぎて(ぜいたくな悩み)いろいろ考えた結果、椅子席の窓際をチョイスしました。
空いているので、私の隣はもちろん空席。出航後、カーテンを開けて、海の風景を眺めました。

ここから約2時間のフェリーの旅。好きっぷの旅が始まりました。

④につづく

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Emiko(シモハタエミコ)
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