足が痛すぎてパンプスを買いに
noteの皆さん、こんにちは。
「てぶくろをかいに」という新美南吉先生の名作絵本をもじったセンスのないタイトルですみません。
私の足は痛かった
さて、本日午前中いっぱい外で仕事をしておりまして、私の足はまだ履き始めて数日のローファーに痛めつけられておりました。親指が、痛すぎる。明らかにこれで半日過ごせば巻き爪寸前の炎症状態になることは必須の予感しかない。しかも、安さを重視して本革ではなく合成皮革のものを買ったために、伸縮性がない=今後、私の足に合わせて靴が育ってくれる見込みがない。と痛みと絶望感で満たされながらお客様フロアを爽やかな笑顔とキビキビした動きで歩いておりました。この矛盾、接客業経験者ならわかってくれるはず(;;)
退勤後に直行した靴専門店で神対応を受ける
そこで、仕事が終わるとすぐに私は最寄りのシューフィッターさんがいる靴専門店に直行いたしました。フィッターさんではなく、店長さん自ら対応してくださったんですが、もう私の足と靴の合わなさ加減をみて「お気の毒です…」と言いたげな表情してくれたのが良かったです。もうまぢむりって感じに痛かったんだもん(>_<。)
で、そこで判明した痛みの原因は靴のサイズが小さかったという単純なもの。ふだん、私の靴の長さは22.0cmで、かつ幅(ワイズ)はDというもはや希少とも言えるサイズ。こんな私の足に寄り添ってくれるのアシックスさんくらいなもんですよ、トホホと思っておりました。
ですが、さすが靴専門店の店長さん、私の足のサイズを計測した後、何点か靴を提案してくださいました。
22.5cmのプレーンローファー
22.5cmの幅広プレーンローファー
で、当初ローファーからローファーへの履き替えを検討していたんですが、やはりローファーは脱ぎ着が楽な分、固い作りで足に当たって痛い。つま先も足の甲もセーフだけどかかとが痛いなど、たぶん私の足自体がローファーという種類の靴に合っていないという結論に至りました。
ガガガ━Σ(ll゚ω゚(ll゚д゚ll)゚∀゚ll)━ン!!!
ちなみに、近くに置いてあったモカシンタイプの靴が私の足にぴったりフィットしてくれたんですが、残念ながら23.0cm~のラインナップしかなく、どうしても脱げてしまうので歩き回る仕事では使えないということに。
万事休す、、、次の出勤拘束時間9時間だわ。終わった。と思っていたら、唐突に私の頭に同僚の足の光景が広がった…!!そう、皆ローファーではなく普通のパンプスを履いていた。謎のインスピレーションを受けた私は早速店長さんに「黒一色の装飾無しでヒールが3cm以内ならパンプスでもOKなので、良さげなの履かせてください!」と素直にお願いしました。そうしたら、店長さん、おもむろにに店の奥からSALEと赤いラベルがでっかく貼られた箱を持ってきてくれました。うおー、これは大ヒットの予感!と胸を高鳴らせていたら、中から出てきたのは如何にも柔らかな履き心地のプレーンパンプス。そっと足を入れてみる私。
…うん、最高!なんだこの足をそっと包み込んでくれる毛布感。靴底(ソールっていうのかな?)もクッション性抜群。ヒールは低めなのにちゃんとしたキッチリ感を出してくれる。そして、お値段なんと5,500円ぽっきり。即座に「買います」と言ったのでした。その後、もう足が痛すぎるんでそれ履いて帰りますタグ外してくださいとちょっとした涙声で言ったら苦笑しながらも快く応じてくださいました。ちなみに、サイズは22.5cmですが伸びる素材を使っているので、履いているうちに脱げやすくなるとのこと。とりあえずはパンツスーツ時に着用OKの黒靴下の厚みで隙間を埋めてしのぎ、靴のかかとに仕込む靴脱げ防止パッドで調整することにしました。
買ったばかりのパンプスを履いて意気揚々と退店する私。もう泣きそうな顔で足を引きずりつつ来店した私はいません。足の痛みが成仏したのがはっきりわかります。
で、たった数日しか履かずに挫折したローファーはどうするか?捨てるしかありません。22.0cmのローファー、しかも合成皮革製に需要あるかって話です。しかも、水仕事なんでお湯をドバドバ浴びちゃってるし。。
というわけで、フロント兼キッチンスタッフとしてのデビューを飾ってくれたローファーには悪いですが、ちゃんと手を合わせて「ありがとう」と言ってから紙につつんで捨てようと思います。
これからローファーを履く人へ
学校の制服の関係上、ローファーを履くであろう新入生の皆さん!!悪いことは言いません。お金に余裕があるなら本革で作ったローファー買いましょう(涙)本革は、伸びる素材です。最初は多少痛くても、履いているうちに持ち主の足の形に合わせてくれるんです。そして、通販ではなくちゃんと店舗で試着して買いましょう。できればシューフィッターさんがいるお店で購入するのが一番です。私も過去に、いまは懐かしき西武池袋本店に予約来店してシューフィッターさんに足を計測していただきました。そこで自分の足は長さ22.0cm、甲の幅D(アルファベットが後になるほど幅が大きい。一般的な靴の幅はEE~EEE。よりワイドサイズの4Eもあり)という希少なサイズだと判明したのです。そして、足に凸凹が少ないので、足全体を包み込んでくれるモカシンやレースアップタイプの靴を履くのが足の健康のためだと知ることができました。
いま、働く女性の痛みの象徴であったパンプスもちゃんと進化しています。上記で紹介したアシックスのLady workerラインナップは、「ライバルは、スニーカー」という堂々たるキャッチフレーズで売り出しています。私はLady workerのレースアップシューズを値下げ時を狙って購入しましたが、それはそれは快適な履き心地かつ堅牢な作りでした。初めて履く前に汚れ防止スプレーかけて、一日履いた後ごとに靴用ブラシで汚れ取り、たまに靴磨きスポンジで艶を出すことを心がければ、5年以上は余裕で履けるでしょう。※毎日履くとかヘヴィーな使い方する場合除く。
今回無駄にした合成皮革のローファーは約5,000円だったので、買いなおしとサイズ調整アイテムの購入費用を含めれば合計で10,000円超えです。このお金使って最初から本革製の靴を買っておけばよかったのに、と後悔すること頻(しき)りです。
さいごに:お洒落と健康は両立できる
学び舎で過ごす若い皆さん、世界で働くビジネス戦士の皆さん。もう、我々の足はお洒落のために健康を犠牲にする時代から解き放たれつつあります。パンプスが痛いだなんていつの時代の話よ?老若男女こぞって高いヒールのパンプス履きたがるわっ!(`・ω・´)キリッ と言える未来がすぐそこまで来ています。実際にちょうど良い高さのヒールの靴を履くと足全体がすらりとして見えるので、映えること間違いなしです。
技術の革新に怯えることなく、積極的にその恩恵を受け取っていきましょう。そして、さいごに。足の健康に日々尽力してくださる靴メーカーの皆さん、本当に本当にありがとう!!
_〆(・ω・ ) This is it for today. Have a good day.