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優しさは返ってくる


寝る前に子どもたちが
「足ツボしてー」
「マッサージしてー」
とお願いしてくる。

本当は早く寝かしたいし
めんどくさいから嫌やなと思いつつ
ここで断るとギャーギャーごねられて
文句言いながら結局マッサージするし

渋々
『はい、分かりました』
としんどくてどうしても無理って日以外はやっていた。

昨日は前日の夜中に何度も授乳で起きていたのと
珍しく5歳の次女がトイレ失敗(お漏らし)した処理もあり
まとまって寝た時間が少なく
仕事も忙しくてヘロッヘロやった。

そんな私を見かねて
職場の先輩がシール式のお灸をくれて
お風呂上がりに肩のツボに貼ってみたら
じんわりあったまって肩が軽くなるのを感じる。

しかも肩から首の痛みも徐々にほぐれて
あ〜ほぐれる〜
と気持ちがほわほわしてきた。

そのまま子どもたちを寝かしつけに行って
『今日はお灸を貼っているからうつ伏せになってるねん』
『肩こりがひどいしあっためてるねん』
と子どもたちに説明した。

そしたら
いつも「足ツボやってよ!」
と叫びまくる小1の長男が
何も言っていないのに私の足ツボマッサージを始めてくれた。

それを見て長女、次女、次男とみんな続いて
私の足裏やふくらはぎ、太ももとマッサージを始めてくれる。

めっちゃ幸せなんですが。

力加減は弱いし
もうちょっとその辺りを押してほしいとか
3歳の次男はどーんとお尻を乗せてくるので
正直マッサージとしては物足りなさがあるけれど

お灸をしていると聞いて
⬇︎
お母さんも疲れているな
⬇︎
自分にできることはあるかな
⬇︎
いつも足ツボしてくれると気持ちいいし、よく寝れる
⬇︎
今日はお母さんにやってあげよう

とプチ反抗期の長男が思って行動に移してくれたことが
とっても嬉しい。

それを見て自分もやってあげようと
我先にマッサージを始めてくれた子どもたちも
優しい心が育っていると感じれるできごとやった。

仕事復帰してから
毎朝4:30に起きて家事をして
仕事が終わって帰ってからもバタバタしている。

子どもたちと話をする時も
常に何かしながら片手間で聞いてるし『おざなり聞き』になっている。

私が子どもの頃
常にバタバタして余裕のない母に

どうせ話しても聞いてくれへんやろな
話しても嫌な顔されて怒られるやろな
それなら話さなくていいか

と話しかけるのを諦めがちやったので

いざ自分が仕事をしながら子どもを育てていると
子ども一人ひとりに向き合って話を聞く時間を作るだけでも大変なことやと痛感する。

だからこそ
最近の自分は子どもたちにとって
余裕のないイライラしている母親になっているかもと
心配している部分もあったが

足のマッサージを自発的にやってくれる子どもの姿を見て

しっかり成長してくれている
子どもに優しくしたことは伝わっている

イライラすることもある
余裕がない日ばかりかもしれない

でも一日の中でほんの数分でも
子どもの話を聞く
子どもの足ツボやマッサージをして触れ合う時間を作る
寝る前に一人ずつ『産まれてきてくれてありがとう。大好き。おやすみ』と伝えてハグする

そうすると優しい心は育っていくと自信が持てた。

めんどくさいなーと思う時もあるけれど
子どもが言ってきたら
「はい!喜んで!」と居酒屋店員さんみたいに
笑顔で受け入れてやっていく。
これだけは続けていきたい寝る前の習慣だ。

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