本作は起き攻めが強力です。特にラシードはコンボ内容上、画面端に運ぶ機会が多いため、勝ち筋として自分の中で使いやすいもので良いのでやる事を決めておくことは大事です。
種類は多いですが、択が成立していればよいので全部を使いこなす必要はないと思いますし、自分に合うものを各締めから1~2種選び用いれば良いと思います。
他記事の例に漏れず文章量が多くなってしまっていますので、目次等をご活用頂けると幸いです。
また、記事内には略称表記が多々用いられております。
別記事へ一覧を記載しておりますので、そちらををご参照ください。
🔴【基本概要】
前作ストリートファイターVから継続されている要素として「投げが起き上がりに重なる」というものがあり、これを活用した画面端での攻めが基本となります。
画面中央でもドライブラッシュなどを絡めた起き攻めはありますが、安易に強力な攻めができない造りになっており、ゴールはやはり画面端となります。
🟦 起き攻めする状況
投げは発生が5Fで持続が3あるので7F目まで成立することになりますが、
+6F以上の状況から最速投げ重ねは空振りしてしまいます。
(起き上がり時には1Fだけ投げ無敵があるため)
また、ほとんどのキャラは発生4Fの弱攻撃を持っており、本作は「打撃と投げが同時にぶつかったら打撃が勝ち」という仕様になっているため、+1F状況からの投げはそれらには負ける選択肢になります。
そのため、起き攻めにおいては以下を重視して仕掛けることになります。
① 攻めるなら投げ間合い かつ なるべく最低+2、できれば+5Fの状況を作る
② 加えて可能であれば後ろ歩きで相手の投げ抜けをスカせる
※後ろ歩きで投げ抜けをスカすテクニックは「シミー」と呼ばれる
何故+5Fかというと、投げが埋まるのは勿論ですが「相手にリバーサルバックステップで投げを回避されても反撃が確定しない」「ジャンプで避けられても対空技が間に合う余地がある」という要素があるためです。
🟦 フレーム消費について
ではその状況をどう作るかとなりますが、コンボの締めでその数字となっていなければ、主に「フレーム消費」を活用するのが主流です。
ラシードがよく用いる起き攻め状況とフレーム消費行動は以下です。
(数字は全体モーション 1フレーム=1/60秒)
〇 狙いたい主な起き攻め有利F
+5F、+23F、+41F、+52F
〇 主なフレーム消費行動
立弱&A弱(14F)、屈弱(15F)、前ステップ(18F)、屈中(27F)
立中(29F)、投げ空振り(30F)、A強&側転(32F)
数字さえ合えば何でもよいかというとそういう事でもなく、消費後は空振りした技仕様で状況は左右されるため、後述します。
その他、締め方で特殊な選択肢もありますが、各項目において記載します。
🔴【基本選択肢・択】
スト6では主に以下の3択で相手を崩しに行くことになります。
🟦 基本3択
🥋 投げ重ね
🤜 打撃重ね
🚶♂️ 後ろ歩き(シミー)
🟦 応用択
基本択に混ぜて意表を突いたり、特定の有利Fを得ている時に可能な選択肢。
・端インパクト重ね ※主に+22~+26Fから可能
・遅らせ打撃or投げ
・垂直ジャンプ攻撃
・安全飛び(旧用語:詐欺飛び) ※+42以上で可能
・ラッシュ停止 ※+20~
🔴【固有選択肢・択】
以降はラシードならではの選択肢を記載しています。
・6強持続重ね ※+22~+23F状況で可能
・DR6強重ね ※主に+30~34Fから
・ワール重ね ※16F以上 間合い次第
・最大タメワール重ね ※+50~+55Fから
・中サイクロン持続重ね ※+34F~+37F
・強サイクロン持続重ね ※+34F~から
・[端] 前ジャンプ→三角飛び→弱スカイハイ
・イウサール設置
🔴【セットプレイ移行 締め別】
所謂「鳥かご」狙いの端維持様子見等は省き、攻める・崩す選択肢を仕掛ける場合の選択肢を記載しています。
内容量が膨大になってしまうので、OD技を重ねる、コンボ締めをせずに特定の有利Fを得ての内容、ごく一部限定の対策要素などは割愛しております。
🟦 シミーについて
🟦 端投げ[+27F] から
① 前ステップ[消費+9] から
①-1 →基本3択
①-2 →立中 ※BO時限定[+3F]
② →微歩き6強 ※持続ヒット狙い
③ →手前ワール[約+12]
③-1 →DR立弱~
③-2 →立強
➃ →一瞬遅らせインパクト
🟦 後ろ投げ[+24F] から
① →各種ワール
② →SA2[-9F]
🟦 3強 から
① [+31F] →DR6強 or DRから遅め屈弱 or 投げ重ね
② (近めパニカン時)[+47]→バクステ[消費+22]
②-1 →6強持続
②-2 →前ステップ[消費+4]→3択
③ (パニカン時)[+47]→前ステップ→屈中[消費+2]
🟦 弱イーグル〆 から
地上ヒットは+30~32F。
少し離れていると届くタイミングで変わるため、遠目だと有利が増える。
空中ヒットは高度次第で+34~5F程まで変動
① →前ステップ(消費+12~)からタイミング合わせて3択
② →DR→6強 またはタイミングを合わせて3択
③ [端]→屈中(消費+3~)→3択
➃ ~A強>ODサイクロン→6中(1)>弱イーグル[+41]
④-1 →前ステップ[消費+23]→6強持続
④-2 →前ステップ*2[消費+5]→3択
🟦 中ミキサー〆 から
地上ヒットが+31F、中アシコンの締めで+33F、
TC>ロールからで+34
① →DR6強
② →DR→投げ or 屈中>中サイクロン ※届く位置までラッシュを伸ばす
③ [端]→屈中(消費+4~6) →3択
④ [端]>強サイクロン>ウイング→J強[+8F]
④-1 →3択
④‐2 →一瞬前歩き垂直J強
🟦 強ミキサー〆 から
主力のコンボ〆パーツゆえに状況が色々あるため、大まかな区分けにて記載。
上記「固有選択肢」に記載の「中サイクロン重ね」が可能な環境もあるが、有効な状況やキャラが限定されているのでこの項では割愛。
・ 立弱 or 屈弱>立弱>強ミキサー [+33F]
・ (A強pcなど>)強サイクロン(地上ヒット)>ロール→強ミキサー [+34F]
・ ~気流ODミキサー>ODスカイハイ※→強ミキサー [+34F]
① →DR6強 or 遅め投げ
② [端]→投げ[消費+4] or 立ち中[消費+5]→3択
・ 中アシストコンボ→[端]強ミキサー [+35F]
① →投げ(消費+5)→3択
② →側転(消費+3)→打撃 or 投げ or 側転追加
③ →立弱 or 屈弱(消費+20~21)→インパクト
・ ~TC>強サイクロン>ロール→[端]強ミキサー [+36F]
① →A強(消費+4)→3択
② →側転(消費+4)→打撃 or 投げ or 側転追加
③ →立弱(消費+22)
③-1 →前ステップ(消費+4)→3択
③-2 →インパクト
🟦 ODミキサー〆 から
中央では起き攻めできないので、主に画面端にて用いる。
ODミキサー単体や空中拾いのネイルからが概ね+25F
中ミキサー地上ヒット>ODミキサーが最速だと+26F
① [端]→前ステップ(消費+7~8)→3択
② [端]→微遅らせ6強 ※持続当て狙い
③ [端]→強サイクロン~
➃ [端]→A中(消費+3~4)→A中重ね or 様子見
⑤ [端]→インパクト
🟦 スカイハイ→J攻撃〆 から
主に気流ODミキサーからの始動で、当てる高度等で有利Fが前後1F程変動してしまいやすいため、その後の起き攻めは比較的フレームに余裕を持てる物が使いやすい。
コンボ後有利フレームは端で最大タメワール始動コンボからのものを表記。
理由は、この始動から起き攻め重視の追撃を考えるのは、補正がかかりダメージが伸びにくいスタン後が主であるため。
・ 弱スカイハイ→J強〆[+50]
① (前)ジャンプ攻撃空振り着地[+5]→屈弱 or 投げ
② [端]→屈中[消費+23]
②-1 →前ステップ[消費+5]→3択
②‐2 →6強持続 or インパクト
・ 強スカイハイ から
① J強〆[+47~48]
①-1 →バクステ→前ステ[+消費4~5]
①-2 →前 or 垂直ジャンプ[消費+2~3]
② J2強〆[+24]
②-1 →前ステップ[消費+6]→3択
②-2 →6強持続 or インパクト
🟦 弱スカイハイ〆 から
~TC>強サイクロン>ウイング→弱スカイハイが該当
主に中央コンボとして用い、+23F取れる
① →前ステップ(消費+5)→3択
② →6強持続
③ →インパクト ※端到達狙い
🟦 ウイングJ強〆 から
~TC>強サイクロン>ウイング→J強が該当し、+52F取れる。
上記弱スカイハイよりもダメージが高く起き攻めも色々できる。
劣る点は特にないが、複数回行動を挟む内容が多いのでフレームが安定しにくいことが挙げられる。
位置入れ替えも可能なので中々汎用性のある締めだが、中央(受け身の有無)と端で若干出来る事が変わるため表記を分けています。
① →立中(消費+23)
①-1 →前ステップ(消費+5)→3択
①-2 →6強持続 or (端付近)インパクト
② →立弱 or 屈弱(3方向入)
②-1 →側転[消費+6/+5]
②-2 [端]→中サイクロン[+11/+10]
③ →前ジャンプJ攻撃(空振)[+6F]→3択
④ [端付近]→最大タメワール[+8]
⑤ [端]→A中(消費+30)→手前ワール[+5]
⑥ [端]→弱サイクロン[消費+5]
⑦ [中央]→SA2設置→6強[+7 or -3]
⑦-1 (+7から)→屈強(→ヒット時気流ODミキサーへ)
⑦-2 (-3から)→バックステップ
🟦 ウイング択
画面端での特定コンボから移行できる展開の速い空中からの崩し択。
(自分は「ウイング択」と呼んでいるが、巷では「もにょもにょサイクロン」とかダサイ上に長い名前で呼ばれている)
事前コンボのダメージが低めになるが、相手キャラによってはかなり有効。
始動は画面端の「~TC→弱ミキサー→6中(1)~」や「立中→TC>中サイクロン→→6中(1)>弱ミキサー~」が代表的
・ [端](空中拾い)~6中[1]>弱サイクロン>ウイング から
① →遅らせJ強[+8]→3択 ※垂直ジャンプや遅らせ投げも有効
② →J強(空振り着地)→(遅らせ)投げ or 屈弱*2>立弱~
🟦 端ネイル〆 から
当てる高度で内容が変わるため、分けて記載。
なお、中央微端よりで締めた場合は良いSA2設置状況になります。
・ ~低め拾い6中[1]>中サイクロン>ロール→ネイル [+41F]
① 前ステップ*2[消費+5]→3択
② 前ステップ[消費+23]→6強持続 or (端付近)インパクト
③ 立強[消費+3F]→A中重ね or 様子見
・ ~中空拾い6中[1]>中サイクロン>ロール→ネイル [+42F]
① 前ジャンプ
①-1 →J強重ね ※安全飛び
①-2 →着地遅らせ投げ or 屈弱~
🟦 ドライブリバーサルから
Dリバヒット時は+23Fとなるため、画面端追い詰め時であれば起き攻めが可能。
① →SA2設置
② [端]→前ステップ[消費+5]→3択
③ [端]→6強持続 or インパクト
🟦 SAから
SA1の地上ヒット(演出有)は+11Fで受け身へ埋める起き攻めは不可
空中ヒットは高度で変動するので固定環境を記載
① [端]中アシストコンボ(〆SA1)[+7]→3択
② SA3[+17] ※CAは+18
②-1 →DR立中[+1] or 6中[+1]
②-2 →DR投げ