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24卒Fラン文系の就活スケジュール~Fランは納得内定出来るのか?~

就職してからある程度落ち着いてきて、入社した結果として満足のいく就活であったと思えたので、実際に就活してた時について時系列順にまとめた。
使えそうなところだけ引っこ抜いて、何等かの助けになれば何より。

【基礎スペック】
学歴:Fラン大(日東駒専未満)
文理:文系
経験:連日ゲーム漬け、学業は適当、コロナ禍では何もしてない
最終内定:3社(Big4ビジコン、IT総合職、人材総合職)


2年3月

https://www.youtube.com/watch?v=xY68DpnPFRs

https://www.youtube.com/watch?v=6mXtTpC_PEw

全てはこれらの動画から始まった。就活に最も必要なのは何か?情報である。Fランはまず一般的な就活スケジュールすら入ってこない。3年4月になっておいてぼちぼち「どんな仕事に就きたいか考えよう」程度の話題にしかならない。周囲の学生も遊ぶかだらけるかばかりで億劫な気に呑まれる。
たまたまネットサーフィンしてて見つけたこれらの動画だが、見なければ就活がどうなっていたかは想像したくない。天変地異レベルの衝撃と今まで就活準備なんて一切してないという焦り(してたらFラン入ってない)がケツに火をつけたのが、ただでさえコロナ禍でまともに精力的な活動をしていない自分の不幸中の幸いだった。
それまで毎日大学を適当に過ごし、ゲームばっかやってごろごろしていた自分は、ここから就活対策を始めることになる。

3年4月

ワンキャリアで手当たり次第にエントリーしてみる。この早い時期にエントリーできる企業は大抵中小ベンチャーだが、練習の叩き台に適しているので出しまくって問題ない。就活は経験ゲーである。経験値を貯めればスペック低い奴(自分)でもある程度渡り合えるし、どんなに優れた人でも初見でうまくやるのは難しい。因みに就活アプリはワンキャリア1つで十分。マイナビやリクナビは中小企業が山ほど出てしまうので使わなかった。逆求人系はFランだとしょっぱい企業しか来ないから、玉石混交の石ばっかりの中から玉を見抜ける自信があるならどうぞ。OB訪問アプリはそもそもFランはアカウント作れなかった。大企業はTwitter(X)やInstagramで就活垢が垂れ流してくれるエントリー締め切り表とかに出てくるのを見て、サイトから直にアクセスするので仲介するサイトを使わない。
3年春は夏に本格化してくるインターンの前段階。この時にするべき立ち回りは以下の通り。
1.経験を積むのが何よりも大事なので迷ってる暇あったらエントリー
2.ESやWebテストなどの今片付けられる対策をする
3.面接で話せるネタが乏しいならネタ作りしておく

1.経験を積むのが何よりも大事なので迷ってる暇あったらエントリー

よくあるのが「まだ自己分析とか出来てないし、どこにエントリーすればいいかわかんない」といった悩み。出来てなくていいし、何なら就活中に進めればいいし、一生出来てなくてもいいからとにかく出せ。その手の奴は何時まで経っても何もしない。自分が余裕さえあれば一生だらけるタイプなので似たタイプにどんな言葉をかけるかとするならばこれ。動け。何もしてないから分からなくて当然。失敗上等で出せ。そんな短期間で人生決めるような決断出来なくて普通。
自分はこのマインドで動いていたのでインターン時にはほぼ全ての業界、職種を網羅した。この経験は就活で極めて有利に働いたので後々の話にも何度か出てくる。Fランでスペック弱い、海外留学とか会計士とかの資格持ちとか芸能活動とかの特殊な経歴持ちなどの余程の強みがなければ、行動だけでも機敏にしないと就活では他大学の学生と鎬を削るわけだから勝てない。
この時にエントリーしたベンチャー中小企業ではES、Webテスト、面接経験ができた。特にやわ銀はインターンこそ落ちたが大手なのもあり面接経験は大変学びになった。

ここで言及するが大手は出せるなら出せ。ES、面接、全てにおいてレベルが違う。自分はエンカレッジという就活コミュニティを使っておりメンターから口すっばく言われていたのだが大手にはエントリーしろ。当初は「だってFランでしょ?大手なんて門前払いだからエントリーする意味なくない?」と思っていた。確かに学歴フィルターのある大手企業はあったが(ある企業は就活生同士でも情報共有でわかる)学歴フィルターは大学名フィルターというよりESとWebテストフィルターである。学歴低いと高い奴より合格ラインが高く設定されているのが基本なので、通りにくい。"にくい"のであって通らないではないのを念頭に置くこと。弱気と諦めは別である。

2.ESやWebテストなどの今片付けられる対策をする

まずこの2つが通らないと話にならない。この時期にESやWebテストを磨いていった。ここで確認してほしい。人によって現在の経験値が異なるので自分が何の対策をすればよいか洗い出しておこう。これが自己分析の一環である。例として自分を出しておく。現時点でのスペックはどれくらいか?

【例:俺の4月時点での就活スペック】
自己分析:5
 やりたくない事と行きたくない業界はハッキリしていた
就活の手札(ネタ):5
 バイトやってたのでそれしかない
ES:2
 ネタはあるけどES特有の文章にはおこせない
Webテスト:1
 算数すら怪しい
面接:0
 受けたことすらない

ここから見るに、今必要なのはESとWebテスト対策なのが分かる。就活の手札が弱い(何もしていない)ならネタ作るべし。バイト程度で十分なので無理やりTOEICや海外留学に飛躍しないこと。時間は有限。

ES対策でおすすめはBig4のインターンで通過したES構文をパクること。Big4は大手コンサル企業の俗称であり、コンサルは仕事上論理性が求められるのでESの文章も簡潔かつ文章の修飾が綺麗である。めっちゃ参考になった。できればインターン通った人のものを参考にしたい。他人の方がよっぽど優れているならその恩恵にあやかればいいのだ。探せば自分とエピソードが被ってる人もいる(バイトで通ってる人もいる)ので参考にしやすいものを参考にしよう。大手のESにはエピソードが強すぎて反則だろって奴も多いが、無難にコンビニバイトやら部活動やらで通っている人もいるので安心してほしい。
あとは自分の文章がどっからどこまでおかしいか分からないのなら、信頼できる先輩がいるならその人、もしくはLINEオープンチャットがある。なお人に添削してもらう時は「ESの可否を決めるのは結局企業の人事であること」「添削してもらう人の経験による色眼鏡がかかってしまうこと」「ネットで添削してもらう時は相手は見ず知らずの赤の他人であること」を踏まえて見てもらおう。自分はワンキャリアで高学歴のESを何度もパクって熟成ESを作っていったので添削はしてもらっていない。学校のキャリアセンターは頼れるところならいいけど、自分のところは現役の就活を知らない人ばかりだったから一度も使ってない。就活対策講座を4年に入る前の春休みにやるな。

Webテスト対策は無難にYoutubeで見るのと参考書を買う。高くて無理な金欠民にはメルカリで昨年度分とかだったら300円くらいで売ってる。年度ごとに大幅に傾向が変わるとかはないので何とかなる。大学の図書館やキャリアセンターに最新版が置いてあることも多い。コピーしよう。
Youtubeは説明が合う合わないあるので個人的に一番参考になった方を置いておく。検索して上位にヒットする動画が軒並み自分に合っておらず、どれもこれも参考にならないと思っていた時に見つけた。説明がめっちゃ丁寧かつ算数レベルから復習してくれる素晴らしいチャンネルである。動画の教え方が自分に合っていないと時間の無駄なのでよく探してみてほしい。


3.面接で話せるネタが乏しいならネタ作りしておく

ネタがないとESも面接もなにもできない。いわゆるガクチカである。バイトやサークル程度で十分なので何か参加するのをおすすめする。学業に力を入れている理系などは例外。忙しくてバイトどころじゃないし大学生活をそのまま喋ってればガクチカになる。

3年5月

ぼちぼち中小企業の書類選考が通る。この辺りで問題になったのが面接。まず話す事があるのを前提として、話す内容があっても面接の場だと言葉が出てこない。つまり場慣れしていない。当時はコロナ禍だったので質問内容を録画して提出といった形態が多かったのだが、原稿を書いて見ないで喋ろうとするも1時間かけても出来ずべそべそ泣いていた覚えがある。
うまく面接で喋れないの問題は人によって要因が異なる。ここで思い出してほしい。面接では何を聞かれていますか?自分のことである。自分のことを聞かれて喋れないのはおかしくないか?面接で言葉が出てこなくなる人は面接という場に気圧されて緊張しているかも。相手から攻撃されるのを戦々恐々とするのではなく、相手が質問したいから返事をすりゃいいのである。
このマインドを具体的な行動に移そう。原稿を書いても忘れちゃう?なら箇条書きレベルで短くして自分だけのカンペを作ればいい。これに気づいてから面接まで行ければまず落ちなくなった。相手と会話すりゃいいのだから、志望理由とか就活の軸とか忘れちゃ駄目だろって要素を極限まで凝縮して覚えておけば、あとはそこから芋づる式にエピソードを持ってくれば良い。何を話すかその場で決めていなくても、友人や家族と会話していて固まることはないだろう。即座に脳内から引っこ抜ける機敏さが誰にでもある。緊張している、慣れない話題、ジャッジされる場では出てこないだけだ。
ただこれを3年5月でやるにはまだ経験不足で苦しいので、一旦カンぺをまるっと作って音読するだけでもいい。慣れて段々文章量を減らしていこう。なお長々としたカンペに頼っていると、この時期にやった集団面接でカンペをガン見しながら答えるという醜態を晒してしまったのでカンペも程ほどに。あの時の集団面接に参加してた子は笑わせてしまってすまなかった。当然落ちた。

就活には就活定型文があり、結論/問題提起/行動/結果/学んだことといったテンプレがある。面接官も無意識のうちにこのフォーマットが来るのを想定して聞いているので余程美しい構文にならない限りこのフォーマット通りに喋ると相手も自分も齟齬による混乱を生みにくい。面接の時のこまごまとしたポイントもあるが長いので省略。

3年6月

インターンのエントリー真っただ中。ここが一番大事。
まず毎日最低1社はエントリーしろ(ES、Webテスト受験)。最低です。もっとエントリーしてもいい。面倒ならエンカレッジの一括エントリーでも構わないが、1日でもESかWebテストを受けてない日が存在してはならない。特にFランでは。インターンはどうしても枠が限られているので運も関わってくる。出会いを求めるには数を打たなければならない。自分は40社程度、一括エントリーを合わせれば60社程度はエントリーした。その中でインターンを通過したのは10社程度。少ないだろ?これでも毎日4・5コマ程度、6限まである学部の資格過程があったので時間が取れず、空きコマや休み時間を利用して提出、説明会参加、面接をさばいていた。いけそうなら授業を休んでもいた。ここで本当はもっとエントリーできるのに説明会や面接の日程が合わず辞退した場面が頻発してしまったのが悔やまれる。しかもインターン通ったのに授業と合わず辞退たこともある。資格過程でもないFラン文系は毎日腐るほど時間があるはずなので有効活用してほしい。
この資格過程は就活では使えず、むしろデメリットになりかねない資格だったので就活において有利不利には関係していない。

因みに1社はコンサルを出すのをおすすめする。コンサル就活は特に論理性、ロジカルさを求められるので経験値に最適。ポケモンのタブンネ枠。本気でコンサル目指している訳でなければケース面接などのコンサル特有の対策は大してやらなくていいので、GDや面接、条件厳しいESなどで経験値にしてしまおう。GDや面接までいければラッキー。
1dayか複数dayは当然複数の方が選考に関わってくるので取れたら欲しいが、1dayでも参加したことが記録されるし早期先行案内が来るので参加して損はない。何も参加しないより死んでもましなので取れるものは取ろう。他に志望度高い企業のインターンが取れたら辞退すればいい。

自分が必死こいてメンターの先輩に一日何度も連絡して打診しながらパソコンにかじりついている間、周囲の3年は驚くほどに就活を何も進めていないのがメンタルに来た。スーツを着ているのは自分だけ、授業中はスマホやお喋り、休み時間は遊んで就活系のワードは全く耳に入ってこない。稀に入ってくるかと思いきや「まだ大丈夫だよね~」とか。心折れそうになったのをメンターにぶつけていた(その節はご迷惑をお掛けしました)。他大学の友達や就活系コミュニティに参加しているのなら互いに激励を送って士気を高めよう。ぼっちな自分が頼りになっていたYoutubeチャンネルを置いておく。自分はめんどくさがりですぐ怠けてゲームをする性格なので、口がキツくケツをしばいてくれる系の人は本当に助けられた。「お前そのままだとやばいよ?まともに就職できないよ?」と脳内で自分をしばいていた。毎日このチャンネルの動画をラジオ感覚で聴きながらES書いていた。

ただ人には適正があるので、自分を追い詰めすぎると耐えきれず壊れてしまう場合もある。コンフォートゾーンでもたもたしていてはこれまでの自分からは何も変われないが、過度に追い詰め傷つけるのも自分を大事にしていない。最悪就活ミスって新卒カード無駄にしても死にはしない、何とかずるずる生きてはいけるとメンタル面を自分で管理しよう。ネットの情報は厳しくしつけるタイプと甘やかすタイプで二極化してるイメージなので、自分を守れるのは自分だけ。ES出せたらえらい。

自分に合った就活を進めていこう

3年7月

ぼちぼちインターンが始まってくる。最終的に参加できたのは10社前後だったが、GD+説明会じゃね?といったものから内容ぎっしりで楽しかったものまで様々である。特にBig4のインターンはめっちゃ面白く、同じ参加者もそれ相応の相手なのできちんと会話が成立するしワークには積極的に参加するし人事や社員は熱意あるしで刺激的な経験になった。
また、意外にも自分の適正を発見するきっかけにもなった。金融大手3社の信託会社は仕事内容も参加者もクソほど合わなかったので死ぬほど苦痛だった。絶対金融無理だと痛感した。経験に勝るものはない。一度インターンに通ってさえしまえば周囲の学歴やらスペックやらは「でもインターン通過した仲間だからな(笑)」としか思わないので引け目は消えるので安心してほしい。
大手のインターンに参加したいのも異なる環境で良い刺激を受けられるからである。自分の大学をランク付けではディスらないが、如何せん高学歴と言われる学生と比較すると申し訳ないが活力が劣る人が多い。授業中も全然ディスカッションに参加してくれない、スマホで遊ぶ、お喋りで時間潰すとか勘弁してほしい。インターンに参加したらしたでそりゃ「めんどくせぇなさっさと早期選考よこせ」と思うのも無理ないが、それでも主体的に参加するだけでも全然得られるものは変わってくる。

実際にインターンに参加して、自分の適正を見極めよう。ここでほぼ全ての業界、職種のインターンに参加したことが有利に働く。1dayだけでも何やってるか、どんなキャリアになるかは参加しないよりかは分かる。やっぱこれ向いてる、無理だわとかを選別していく。そこで秋インターンの目星もつけていく。夏だけで終わりじゃないですよ。気を緩めるのは内定出てから。
この辺は大学が忙しかったのもあり、インターン参加とレポートやらテストやらをこなすのに精いっぱいだった。

3年8月

夏インターンに引き続き参加。そして秋インターンのエントリー。夏インターンに参加、もしくはエントリーしていると秋も参加してね♡と連絡が来るのでそのルートから参加できる。この辺も資格過程の授業で圧迫されてインターン参加と秋インターンエントリーとかしか出来ていない。

3年9月

どの辺だか忘れたけどこの辺から早期選考ルートによる本選考が始まる。いやもっと早かったかもしれない。本選考ではインターンと質問事項も異なるので着々と進める。勿論秋インターンも出す。夏インターンの結果から見て大手(就活生が名前を聞いてどこ?ってならないところ)でも案外通ることが分かったので、基本的に大手もしくは大手子会社じゃないところは応募しなかった。基本は就活垢で公開されている大手向けの本選考やインターン締め切りを見ながら提出。

本選考の面接で一番有効に働いたのが「それ他社でも出来るくない?」「でも自分はほぼ全ての業界や職種のインターンに参加したので、そこから考えてここが一番希望にマッチしていました」と言えたこと。本人の経験を否定できる人は誰もいないので最強の切り札と化していた。これを言って納得されなかった面接官は一人もいなかったので、本選考においては如何にして自分の言動と経歴を一致させて、説得できるかがポイント。あと会話しているという意識を最前線に置くこと。相手は蹴落としに来ているのではなくて話を聞きに時間を取ってくれている(少なくとも話を聞いてくれる余裕のある企業は)。面接とはいえども相手と色々なことについて話しているだけだから気負わない。きちんと学生の話を聞いてくれる余裕のある会社に大手が多かったってだけ(中小面接のトラウマ)。

3年10,11月

この辺からメンタルが来る。就活成功しなかったら無職……ってコト!?就職できなかったらどうしようと不安が渦巻く。この手の問題は厳しいケツ叩き系の情報は火に油であり、余計不安にさせてくるので一旦距離を置くのも手。この時期はメンタル的に疲弊していたのもあり、就活の進みもブレーキがかかっていた。

3年12月

3社から内々定出る。それぞれBig4ビジコン、IT総合職、人材総合職。どれも年収や福利厚生、キャリアパスに問題はなかったので懸念点を比較していって1社決めた。まだ本選考で志望度の高い大手企業が残っていたので内々定をキープしておいて就活続行。なお内々定が出たことでメンタル面の不調は回復した模様。やっぱり内々定ないと不安になるよね。

3年1月~3月

普通に大学の授業と資格過程で圧迫されていたので手がつかなかったが、本命の大手企業の選考中。

4年4月~6月

本命企業の選考に落選してしまったので、内々定企業のうち一番志望度の高い企業に内定連絡。就活終了。それでも入社して後悔はしないだろうと思っていたし、今現在入社してからも後悔しておらず楽しく業務に励めているので結果として納得した就活であったと思う。

終わりに

思ったことをつらつら並べていたので読みづらいが、何かの参考になれば幸いである。読んでくれる方がいるなら、具体的にグループディスカッションや面接のこまごまとしたポイント、場面別Q&Aなども発信出来たら良いかなと。
ここまで読んでくださりありがとうございました。

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