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「エメラルド・オーシャン」カクテル

僕が初めて作ったオリジナルカクテルです。
学生のころ、家族旅行で行ったグアムの海を
イメージして作成しました。

レシピ

タンカレー・ドライ・ジン(常温) 30ml
GET27・グリーンペパーミント・リキュール(常温)10ml
フレッシュ・ライムジュース(搾りたて)20ml
ブルーキュラソー(底に沈める)1tsp
コーラルスタイルにしたカクテルグラス

(まず下準備として)

皮が明るい黄緑色をして
肌がツルンと張りのある
大ぶりのライムを選びます。

搾る前によく揉みほぐします。
それから切って搾り、茶こしで果肉を漉します。

皮が明るい色をしたライムは
濃い緑色の物に比べて
酸味が少ない傾向にあります。
そして、甘みも感じます。

揉みほぐす理由は、細かい小さな傷をつける為です。
傷つくと修復作用が働いてクエン酸を消費させます。
それにより酸味が減り、相対的に甘くなります。

この下処理をしたライムジュースを使うと
多めに使ってもカクテルのバランスを保つことが出来ます。

作り方

まず、シェーカーに、あらかじめ
清潔な布で内側の水気をきれいに拭き取ってある
目盛りのついたメジャーカップで
GET27を計量して注ぎます。

そうすると
メジャーカップの中に少し
リキュールが残ります。

その状態のまま
ライムジュースを20mlの線まで
計り、シェーカーに注ぎ入れます。

これが隠れたコツです。
(GET27をきっちり10ml入れて
ライムジュースが20mlないくらいです)

次に、タンカレーを計り入れます。

親指と人差し指で〇を作ったくらいの大きさの
かちわり氷を4個シェーカーに加えます。

2段振りで15回シェークします。
(冷やしすぎないのもコツです)

グラスに注ぎ、ブルーキュラソーを沈めて完成です。


このカクテルの最大の長所は
4パターンの楽しみ方が出来ることです。


1. まずは飾りのついていない所から
   そのまま一口飲んで下さい。

2. 甘味が足りなかったら
      飾りの砂糖と一緒にどうぞ。

3. グラスの底に沈めた
      ブルーキュラソーを混ぜることで
      味変することが出来ます。

4. さらに飾りの所から飲むことで
      甘味を補強することが出来ます。


自分好みの味わい方で
お楽しみください。
お口に合いますように。


このカクテルを作るきっかけは
2002年に発売された
成美堂出版さんの
「カクテルレシピ500 2002年度版」でした。


・ギムレット(ジン+ライム)

・青いサンゴ礁(ジン+ミント)

・モッキンバード(テキーラ+ミント+ライム)

を見た時に思いつきました。


「ジン+ミント+ライム」

がないのは何故なんだろう?と。


だったらオリジナルにしてしまおう!

ということで、最初は

ジン30ml、ライム20ml、GET27 1tsp

というレシピでした。

今考えると、かなりバランスの悪いレシピです。

ここから試行錯誤を加えていって

今のレシピに至ります。


デコレーションは

ブルーキュラソーを沈めて

最初はミントの葉を浮かべていました。

ブルーキュラソーを沈めることで

沖合のブルーを表現し

「幅広い意味でのエメラルド色の海」

ということで、エメラルドの後に

「シー」ではなくて

「オーシャン」と名付けました。


飲んで下さった方から

「渚をイメージした飾りをつけると

もっと雰囲気良くなるよ!」と

アドバイスをいただきました。


その飾り付けをするカクテルを

銀座に飲みに行ってみました。


しかし、付け方を聞く勇気もなく

通い詰めるだけの財力もなく

雑誌にある、1枚の写真を頼りに

毎日練習しました。


失敗しては

「こうやって失敗した」

「次はこうしてみよう」

と、ノートに書き留めながら

試行錯誤する事3年半

やっと形にすることが出来ました。


久しぶりにもう一度飲みに行って

今度は付け方を聞くことが出来ました。


そうしたら、付け方が

全然違っていたのです。


なので、オリジナルの飾り付けと

なりました。


付け方を動画にしてあります。

約30秒の動画です

もしよければご覧ください。

僕はこのカクテルを

日本一、いや、世界一

有名なオリジナルカクテルに

したいと本気で思っています。

それが功を奏したのか

グーグル検索で

エメラルドオーシャン と入力すると

検索候補に カクテル という言葉が

出てくるようにまでなりました。

最後までお読み頂き

ありがとうございます!!

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