マッチングアプリ体験談17-11

●第17話「マグロ男」11

前回の話はこちらから。

先に目覚めた私は男を起こさないように洗面所に向かい、顔を洗った。ベッドに戻ってもすでに寝付くことはできず、ごそごそしていると男も起きた。そして私の体を弄る。このパターンはあかんよ。1つしかないゴム使っちゃったでしょ。ダメだよ。

私は迫ってくる男の手や脚を自分の手で振り払おうとする。その抵抗がよくなかったらしい。攻防を続けていると、「もう我慢できない」と言って私に履かせた短パンを下ろした。横向きに寝ている私の背中側から抱きつき、下着を指でずらし、生で入ってこようとする。

私は手のひらで男のものを覆うようにして自分の体に侵入するのを防いだ。この時ばかりは男がEDであることに感謝した。

「お腹空いた!まだ朝ごはん食べてないじゃん!」流れを変える目的で大きめの声でそう言い、男に向かい合わせになるように体勢を変えた。作戦は成功した。男は我に返り、動きを止めた。

「コンビニに行く?ついでに薬局にも寄ろうか」やっと私の思いが通じたらしい。私は下だけスカートに履き替え、出かける準備をした。コンビニで軽食を買い、薬局に向かうと目当ての商品はちゃんと置いていた。品揃え豊富だ…さすが薬局!ありがとう薬局!Lサイズのゴムの中から私も聞いたことあるメーカーのものを選んでまた男の家に戻った。

お昼のワイドショーを見ながらコンビニのおにぎりを食べる。ほっと一息付くこの時間が男と会っている中で一番楽しい瞬間だったかもしれない。食欲が満たされたら睡魔が襲ってきた。

私「眠くなっちゃった」
男「ちょっとお昼寝したら?」
ベッドを借りて一眠りしようかと思った。しかし、部屋は明るく、テレビの音がしている。おまけにここで寝たら男に何をされるか分からない。時間にして10分ほどごろごろしていただろうか。睡魔と理性の狭間で葛藤していると、男が隣にやってきた。

服の上から私の体を弄り、私の手を男の下着の上に誘導した。
男「大きくして」
私「どこが気持ちいい?」
男「よく分かんない」
私「何されたい?」
男「触ってほしい」
そんなことは分かっている。どこをどうすると気持ちいいのかを聞いているのだ。自分の快感にあまりに無自覚すぎやしないか。

ずっと手を上下に動かしていると、「玉を転がしてほしい」と言ってきた。そうそう、欲しかったのはこういうリクエストだよ。しばらく両手で触っていると、「舐めてほしい」と言われた。EDの男を口でするのか。長期戦になりそうな予感がした。

続きはこちらから。

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