マッチングアプリ体験談4
3話ヘビーなものが続いたので、このあたりで一旦ライトなエピソードを挟んでおこう。
●第4話「LINE男」
初めに断っておくが、この男はLINEのやり取りだけで終わった。かなり早い段階で手の内を明かしてくれたので、むしろ潔いし、誠実だとすら思っている。
LINEでのやり取りとしては3通目でこんなメッセージが届いた。
マッチングアプリなんだから当然、恋人を探しており、ゆくゆくは結婚をしたいという思いがあると思い込んでいた。そうか、マッチングか。別にお互い引き合わせられさえすれば目的は人それぞれなのか。結婚相手を探しているのであれば婚活サイトや婚活アプリを使えばいいのだ。これはむしろ私の認識の方が甘かったと言わざるを得ない。学んだ。
その後のやり取りで、私は遊び目的ではなく恋人を探していること、男は遊び相手を探しているだけで恋人は欲しくないことなどを確認し合った。
私「ごめんなさい。」
男「わかりました!」
私「ありがとうございました!」
男「こちらこそ!」
これで終わると思っていたのに、「職場はどちらですか?」と来た。会いに来ようとしている。
私「初めて会う人としないです。」
男「じゃあ会ってから決めて!」
私「セフレを作りたくはないです。」
男「じゃあ1回きりで。笑」
私が2回目以降も会いたいと思えばないではないみたいな曖昧な返答をしてしまったから何回か会おうと言ってきた。執念がすごい。付き合わない関係で心が満たされるHなんて私にはない、と私が言った後のメッセージから既読が付かなくなった。面倒くさくなったのだろう。それにしても、需要と供給が合っていないことが分かっているのに、いざブロックされるとなぜか釈然としない。勝負ではないが、負けた気がした。