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東雲姉弟の日常9 〜災なんな弟〜
彰人「…よし。」
スクールバックに今日授業で使った体操服、あとやりたくもねーが明日の授業の宿題たちを仕舞う。
今日はめずらしく練習がなく何もない放課後だ。冬弥は図書委員の仕事が長引くらしく、杏はバスケ部のスケットで呼ばれた。どうやら明日練習試合らしくその調整役で呼ばれたらしい…。んでこはねは望月たちのバンドが今度ライブハウスでライブをするらしくそのフライヤー作成の手伝いがあるっていってたな。
というわけでめずらしく何もない放課後。
そう…この教室から神高の門を出るまでに誰にも会わなければ…。
突然だがここで俺が学校で会いたくない奴ベスト3を紹介する。いや言い方がよくねーか…。会うと何かと面倒事になりそうなのでできるだけ会いたくない奴ベスト3とするか。
まず第3位、暁山瑞希
まあ別に会いたくないまではいかないんだが、絵名と繋がりが深いので余計な事まで絵名に伝わりその逆も然りで絵名のしょうもない事も教えてくれる。んで後日絵名がギャーギャーうるさい。はぁ…考えるだけで疲れる…。
それとーーー
瑞希「あ、いたいた。おーい弟くーん!」
彰人「……!」
嘘だろ…こっちの脳内見抜いてんのか…。
よりによって今日会うのかよ!
彰人「なんだよ…俺はもう帰るぞ。」
瑞希「えぇ〜ちょっとくらい付き合ってよ〜、だってみんな予定あって練習ないんでしょ??」
彰人「はぁぁ……冬弥から聞いなのか」
そう、さっきの続きだが
冬弥ともクラスが一緒だからこの辺のグループの活動事情もよく知っていて何かと逃げられない時がある。
彰人「んで?要件はなんだよ。」
瑞希「今度さ、ボクがよく行ってるアニソンフェスがあるんだけど…弟君、一緒に行かない??」
彰人「アニソンって…俺アニメのことよく知らねーし…そんな知らない奴と行くより他の好きな奴誘えよ。」
瑞希「ふっふっふっ…甘いな〜弟くん…」
この人をからかい、イタズラ企むような顔が暁山の表情の特徴だ…この顔をみると次にどんな言葉が出てくるかいつも不安だ。ったく…何を企んでやがる…!
瑞希「ボクはそんなの承知で弟くんを誘ってるんだよ」
彰人「あ?」
瑞希「実はそのアニソンフェスにボクお気に入りのアーティストが出演するんだけど…なんと!そのアーティスト…海外でも人気のアーティストなんだ!!」
彰人「海外…。」
瑞希「そう!弟くん、今度アメリカに行くんでしょ?だったら海外で活躍するアーティストの歌声とか興味あるかなー?って思って誘ったんだよ! 」
どうやらそのアーティストはアメリカ出身らしく幼い頃から音楽に触れていて、高校生で日本に移住し本気で歌手を目指したらしい。リズム感や音感、発声が全て日本のアーティストより頭1つ抜けてるアニソン界で注目のスターなんだと。
まあ…たしかに気になりはするが…。
瑞希「それとさ…。」
彰人「…?」
急にいつもの調子のいいトーンの声から変わり、落ち着いたトーンの声になった…。どうした?お前のそんな表情中々見なかった気がするが…?
瑞希「これからはもっとボクがいいなぁと思ったものを見てほしいんだ…大切な友達には…」
彰人「…。」
俺の目の前ですらこんな表情でこんなことを言ってくるってことは……、やはりこの前の1件…絵名が暁山を連れ戻したことがきっかけかもな……。暁山にとって絵名は本当に大切な存在なんだろうな…。絵名のことで桃井さんに感謝しきれない程に感謝してるが、絵名が暁山を救ったとはいえ、暁山だって絵名のわがままに付き合ってくれていて相当感謝してる。
彰人「はぁ……わかったよ、予定空けとく。日程は?」
瑞希「本当〜!!さーすが弟くん!!えーとねー」
ったく…一瞬で元の調子に戻りやがった笑
こいつのこういうその場に応じてあわせたり、切り替えたりする能力はすげーと思うよ。
瑞希「あ、あとボク含めて4人だから冬弥くんも誘っていいよ♪」
彰人「おう、伝えとく」
瑞希「じゃあボクは絵名に伝えとくから〜じゃあね〜」スタスタ
彰人「おう………ってちょっと待て!!!」
瑞希「…ノシ」(ニヤニヤ)
しまった……俺としたことが4人の時点でなぜ疑問に思わなかった……!! なんでアイツまで一緒なんだよ!!! つーかそんなら絵名と2人で行けばいいんじゃねーか!?クソッやっぱり暁山のやつ何か企んでやがるな!
こりゃ絵名に
「はぁ!?なんで彰人もいるわけ〜!?」
って言われるな…あーうるせーうるせー。
彰人「はぁ…。」
とりあえずこれで帰れるな…教室を出るぞ。
教室を出て中央階段へ向かう、ここを1回、2回と降りればそこは昇降口。ここを出れば門まで一直線。
そうだ…たったこれだけの道だそんなに会うわけないだろ
あー、そうだったな第2位の紹介だったな。
第2位は…
??「おや…?そこにいるのは…」
……。
俺…今年の初詣のおみくじはなんだっけか…
そういえば引いてから見ずに財布にしまった気がするな
そうかあのおみくじは凶だな…?
なんで紹介する前にて出来やがる…!!!!!
類「やぁ、東雲くんじゃないか。」
彰人「……どうも。」
類「今から帰りかい?」
そうだ、まだ捕まったわけじゃねー…さっさとこの場からー
??「類ー!!!!待たせたなーー!!!!」
嘘だろ………………………。
類「やあ、司君。僕も今来たとこだよ。」
司「んん!そこにいるのは彰人ではないか!」
類「ああ、ちょうど彼とも偶然にね。」
もう笑うしかねぇな……。ワンツーが揃っちまった。
こりゃおみくじは凶じゃなくて大凶だな…。
ああ、第2位は神代類先輩、天馬司先輩だ
片方ならまだしも、2人いる時は余計に関わりたくない。
司「ん?彰人はこれから歌の練習といったところか?」
彰人「いや、他の奴ら予定あるんで今日は無いんすよ。」
類「さっき白石くんが体育館に向かうのが見えたけど…あれはバスケ部の助っ人ということかな?」
彰人「そうみたいっすよ。」
司「部員でもないのに呼ばれるということは相当な実力なのだろうな…!」
彰人「もうお前バスケ部入れよ?って冗談でいったこともありますね…笑」
っておいおい。何俺は普通に会話してる…!!!
さっさと切り上げてこの場から逃げねーとな…!
類「ところで、司君。森ノ宮に向かう前にちょっとこの機械の試運転に付き合ってくれないかな??」
司「森ノ宮のレッスンまではまだ時間はあるが…いったいなにをさせる気だ…?」
類「今ちょうど歌のレッスンをしてるだろう?だからこの歌声チェックができる機械を作ったんだ。」
司「はぁ…森ノ宮に行く前にどんな仕打ちをされるか心配したが…中々面白いじゃないか…やはりー」
そういえば草薙がミュージカル俳優なら誰しもが憧れる場所で指導受けてるっつてたな…あの人たちも日々夢のため努力してんだもんな…。
って関心してる場合じゃねーな…。
ちょうど2人で話してるし、この隙に帰るぞ!
彰人「じゃあ、俺はこれー」
類「ちょうどここに対戦相手がいるじゃないか。」
司「おお〜、彰人も類の試運転を手伝ってくれるのだな!感謝するぞ!!」
彰人「は!?」
まるでタイミングを測って発言したかのような仕業…
そしてあの神代先輩特有の100%何か企んでる細目のニヤニヤ顔…暁山と違ってマジで不気味だ…。
つーかなんでそんな話しになってやがる…!
彰人「なんで俺までやんなきゃなんねーんだよ!」
類「フフッ…対戦といってもどっちが感情を込めた歌声を歌えてるかというのを測るから東雲君たちがやってるようなスタイルではないけど…」
彰人「あ、いや…だからなんで俺までー」
司「さー彰人!!世界を目指すもの同士!俺と戦え!」
ギラギラした闘志を灯した目と暑苦しいほどの言葉。
はぁぁ…この人の話を聞かずに強引に進めてくる感じ…
なんとかなんねーのか…。
まあでも歌となればこっちも黙ってられねぇな…
仕方ねぇ…
彰人「はぁ…具体的に何すればいいんすか?」
類「おや…その気になったかい?」
彰人「歌となれば逃げるわけにはいかないんでね。」
類「フフッそれじゃあ説明するね。この機械からフレーズとメロディーどんな感情で歌うかのお題がランダムに出題されるんだ。例えばフレーズは『今までありがとう』それに対してお題は『穏やかに優しく』というふうに出されるから自分が思うお題の歌い方をしてもらいこの機械にお題の感情がフレーズに込められてるかを数値化してもらう機械さ。」
いやよくもまあそんな機械を作れるな…!とりあえずルールはわかったがお題の通り感情を込めるところは得意不得意が大きく左右されそうだな。
司「では、専攻は俺からいこう!」
類「それじゃあフレーズとお題をだすよ。」
ピロロロロロロ ドン!
フレーズ
『愛するあなたを命をかけて守る』
メロディー
『〜〜〜♪♪♪』
お題
「母親のような優しく温かく」
優しいピアノで1音1音奏でたメロディー…ここに愛をテーマにした歌詞か…正直専門外だから俺には難しいが…
司「なるほど…温かさと使命感の2つを歌詞に込める…そして少し女性らしさの柔らかさみたいのを表現できれば…」
すげーな…一瞬でどう表現するかの答えを導き出してる。
あれが役者の顔なのかもな…先輩達のショーは何度か観てるがあのクオリティの裏にはそれだけの努力と練習が必要なんだろうな。
司「よし!いくぞ類!」
司「……。」
司「ーー〜♪…〜〜〜〜♪」
彰人「…!」
さっきの暑苦しさや覇気のようなものがどこにいったかと思わせる程に優しい…そして聴くだけで安心感が伝わってくる歌声…。こうも歌声に感情を込められるのか…!
司「ふぅ…こんなところか。」
類「うん。森ノ宮でのレッスンがしっかり身についた柔らかな歌声だったよ。」
司「ああ…力みがちだった歌い方も自然と力を抜けて発声ができた気がするぞ…!」
類「さあ次は東雲君の番だ。」
今のすげー表現を見せられたらこっちだって負けてられねぇな…さぁ何が来る
ピロロロロロロ ドン!
フレーズ
『頂点を目指しどこまでもお前と共に』
メロディー
『ーーーー!!!!♪♪♪♪♪』
お題
『燃えるような熱い心で』
へへ…こりゃラッキーだな…わかりやすくて俺らしい…。
いや、俺達らしいか??笑
彰人「んじゃ、いきますよ…。」
彰人「…。」
いつもの癖のマイクを1回転させバシッと持ち直す…少し目を瞑る…。目を開いたら瞬時にブレス!そして!!!
彰人「~~~~~~~!!!!!!♪♪♪♪」
司「!!!」
類「…!!」
はっ…2人とも驚いてるな…そりゃそうさお題とこっちの目標が重なってんだ!!歌詞に感情込められて当たり前だ!!
なぁ!そうだろ!?冬弥!!!
彰人「〜〜〜♪♪♪♪♪♪…。」
やべ…気持ちよすぎてついフェイク入れちまった…ちょっと本気出しすぎたか…笑?
彰人「ふぅ。」
司「なんという鬼迫…熱い魂がこもってる素晴らしい歌声だ………!」
類「ああ、正直驚いたね。以前の彼らのステージも凄かったけど…今の東雲君はさらにレベルアップしている…さすが歌を本気でやってるだけあるね。」
彰人「んで?勝敗はどうなるんすか…?その機械が出してくれるんすか??」
類「フフッ実は言い忘れてたんだけど…」
彰人「…?」
類「この機械には勝敗機能は付いてないんだ。ただ歌詞とメロディーを自動的に生み出してくれる装置で動きを確かめたかっただけなんだ」
類「司君だけでもよかったんだけど…ちょうど君がきたから君にも協力してもらおうと決めたわけさ。歌と勝負。この2つがあれば君を引き止められると思ってね?…協力感謝するよ、ありがとう。」
おい、ちょっと待て…じゃああれか?俺は普通に挑発にのった上に騙されてたということか…
司「なに!!じゃあ俺たちはただお互いに歌を披露しただけなのか!?」
類「まあ結果的にそうなるね。」
彰人「……熱くなったのがバカみてぇだな…汗」
とはいえお互い現状の実力確認という意味ではちょうどよかったのかもしれねぇ。
彰人「今度こそ俺は帰りますよ…。」
司「彰人ォ!」
彰人「まだなんかあるんすか…」
司「世界を目指す同士として…これからも切磋琢磨してこうではないか!今日はありがとう!お前の歌声からものすごい覚悟を感じた…!お前たちの活躍…期待してるぞ!!」
こういう夢や目指す場所のことになるとこの人特有の暑苦しさが不思議と背中をドンと押されるような心強さがあるんだよな…
彰人「はい…!ありがとうございます!」
類「そうだ、東雲君。」
彰人「なんすか?」
類「この前、君のお姉さんとお話をしたよ。」
彰人「…!」
類「とても…いいお姉さんじゃないか…。」
遠くを見据えた穏やかな細目…。そこにいつもの不気味さや企みは感じない。確か神代先輩と暁山は中学からの仲だったな…。過去のことはよく知らないが、そんな辛い過去でさえも理解し受け止めた絵名に対しての感謝なんだろーな。
彰人「いいお姉さんかは置いといて…姉が世話になったみたいで。ありがとうございました。」
はぁ…。面倒事に絡まれたと思ったが何かとためになったり、背中を押されたり…ただやっぱあの2人と話すのは疲れる
草薙…お前は普段あの2人と一緒に活動してんだもんな…すげーよお前は。
さて…これで今度こそ帰るだけだ…
ったく疲れた…。あ?1位の紹介?? 、あー忘れてた。
つっても紹介必要か…?
こっちは家で散々顔合わせてんだよ…!学校でも会うなんて考えたくねーだろ?
まあ俺の下校時間とアイツの登校時間はずれてるから会うことはないんだがー
絵名「あ…。」
彰人「は…?」
門まで数メートル。俺はゴールのつもりだった。
そのはずがもんの影から出てきた女子高生がまさかの見慣れた姉の顔だ…。お前も俺の脳内見てんのか…?いや待てそれは気持ち悪い!
絵名「そっか新作のコスメ見るために早く家出たんだ…ちょうど彰人の下校時間か。ていうかその失礼な驚き方は何…?」
彰人「わりーな…今不運が続けて起こっててお前にトドメを刺されたってとこだな。」
絵名「はぁ?何言ってるか全然意味わかんないんだけど。」
このイライラ顔…何回みても腹立つ…。
意味わからなくてけっこう。むしろなんで不運かを説明したら余計にコイツがギャーギャーうるせぇだろうな…。
彰人「お前には関係ねぇよ…そんじゃあな。」
絵名「あ、ちょっと待って」ガシッ
でた。言葉だけじゃなく、物理的にこの強引に引き止める感じ…姉弟だからってな…お前はもう少し相手のことを考えた方がいいぞ…。
絵名「お母さんから買い物頼まれたんだけど、私学校終わったあと画材買いにいって手が開かないから彰人買ってきてよ。」
彰人「あ?お前が頼まれんたんだろ…?なんで俺が買ってこなきゃなんねーんだよ!!」
絵名「別にどっちが行ったって変わんないだから頼まれたっていいでしょ!」
彰人「ふざけんな…!お前のワガママに付き合うほど暇じゃねーんだよ!」
彰人&絵名「………!!!!!」バチバチバチ
クソっ、外でこんなやり取り見られてると思うと情けねぇ…
傍から見たらどう見えてんだろうな…
なぁ…姉っていうのはこうもワガママなやつしかいねぇのか…
絵名の譲る気がまったくない目を睨み返してると…
…なんか門の外から猛ダッシュで来るやつがいる…あれは…
えむ「えーーなさーーーーん!!!!!」
絵名「えむちゃん!?」
両手いっぱいに広げて絵名に抱きつく鳳。こんな天真爛漫なやつが絵名と繋がりがあるっていうのも不思議だよな…。
たしか職業体験で望月と鳳が保育園の先生を体験するに当たって絵を教えるという機会があってそこからの繋がりらしいが…。
えむ「およ?彰人君もいっしょだぁ!こんにちわ!☆」
彰人「鳳…教師にバレても知らねぇぞ…。草薙と待ち合わせか?」
えむ「そうなんだ!だから教室までお迎えに来たの!」
彰人「教室って…お前」
絵名「はぁ…彰人とこんなとこで話してるの無駄だし行こ?えむちゃん」
えむ「はい!!」
絵名「そういうことだから彰人、買い物よろしく。」
彰人「は?お前ちょっ…!」
買い物のメモを胸元にドシッとつきつけて咄嗟に受け取ってしまった…。絵名のやつ…覚えてろよ!
そのまま鳳と絵名が校舎の方に歩いてくのをなんとなく眺めてた…。
えむ「今度の穂波ちゃんと3人で集まるの楽しみです!☆」
絵名「久しぶりだもんね♪今日は学校の帰りにその時に使う画材を買いに行くんだ。」
えむ「わぁ…!!!」
彰人「はぁ…ったく。」
ふと今日の出来事を振り返る…。そういえば暁山や先輩たちと喋ってる時に絵名の話題が出たり、絵名のことを考えりするタイミングが多かった気がする。あの荒れてた中学時代のことを考えると絵名の周りにはたくさんの友人ができたなと思う…。
彰人「さて、俺も帰るか…。」
ということで第1位は俺の姉、東雲絵名だ。
今日は見事に頼み事を押し付けられたしな…。ったく、今度学校で会った時全力で逃げてやるからな!
それはともかく…今日は何だかんだ会いたくない奴…あ、いや『会うと面倒事になりそうだからできるだけ会いたくねぇやつ』全員に会ってしまったからな…すげぇ疲れた。
彰人「ったく…災難な日だったな。」
つい呟いてしまった。…自分の言った言葉が頭の中でぐるぐると残ってる。咄嗟に変なことを考え出した…。
たしか絵名のサークルで使ってるチャットツールのアカウント名…暁山から『えななん』って聞いたことあるな…。
災難な日…、災なんな日
いや待て…忘れてくれ。
俺は何を考えてる…!こりゃ相当疲れてるな…
ふと絵名に押し付けられた母の買い物リストメモを覗く。なんとそこにはみたくねぇ代物が…
彰人「げっ、にんじん…。」
今日の夕食はハンバーグ。そこにはハンバーグで使われる材料たちひき肉、玉ねぎ、卵、そしておそらくにんじんのグラッセで使うにんじん。
彰人「はぁ……ったく。」
どうやら…
今日はまだ『災なん』が続きそうだな…。
終わり
※イラストはそらみみさんのを使用させて頂きました!イケメンしかめっつら的な表情が彰人っぽかったので選ばせて頂きました!!
いつも素敵イラストありがとうございます!!