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「モダンなスタイルで弾くカヴァキーニョ」第1部の紹介

初めての投稿になった前回は、原著者のエンヒッキ・カゼスが弾く練習曲の動画を紹介しました。今回からは4回に分けて本書の内容をざっと紹介したいと思います。本書は4部構成になっているので、各部について1回ずつ書くことにします。
第1部の構成は以下のとおりです。

I. カヴァキーニョの歴史
II. 楽器について
III. 音域と表記法

I. カヴァキーニョの歴史

カヴァキーニョの起源から近年までの流れがざっと駆け足で述べられています。「近年」といっても原著の刊行が1988年なので、最新というわけではありません。
ちなみにYouTubeにはカヴァキーニョをテーマにしたこんな動画※もあり、エンヒッキ・カゼスが出演しています。ポルトガル語がわからなくてもそれなりに楽しめるのではないかと思います。
※監修者のだいどうじさんに教えてもらいました。

II. 楽器について

カヴァキーニョの各部や、弦、ピック、チューニングについての説明です。
各部の説明はともかくとして、楽器の入手から始める方にとっては、入手そのものが結構大変かもしれません。私自身は都内のショップで購入しましたが、そこ以外に売っているお店を知りません。ブラジル旅行に行ったときに買ったとか、ネットオークションで購入したとか、個人間でやりとりしたケースも知っています。またピックや弦についても、一般的な説明だけでなく具体的にどんなものが使われているのかも知りたいところでしょう。
こういったことに決まった正解はなく、人それぞれだと思うので、なるべく相談できる人を見つけるのがよいでしょう。

III. 音域と表記法
第2部以降に掲載する楽譜には、弾く弦や左手の指、ポジション(フレットの位置)が記号で示されているものがありますが、その記号の意味がここに記述されています。

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