見出し画像

「モダンなスタイルで弾くカヴァキーニョ」第4部の紹介

第4部の構成は以下のとおりです。

I. アルペジオ3
II. 指3と指4を強化し、独立して動かす練習(続き)
III. 毎日最低限行う技術練習の例
IV. 効果音
V. カヴァキーニョの指使いの基本的なルール
VI. 譜読み3
VII. カヴァキーニョのコード3
VIII. ポピュラーミュージックのコード譜

I. アルペジオ3

アルペジオ練習の仕上げとして「アルペジオ練習曲」にチャレンジします。まずは開放弦を使って右手のパターンだけを練習します。次にコードチェンジを加えます。そして最終段階として「アルペジオ練習曲」に取り組みます。

II. 指3と指4を強化し、独立して動かす練習(続き)

第3部と同様に左手の薬指と小指を鍛える練習ですが、そのバリエーションです。第3部ではすべての指を隣接するフレットに置きましたが、フレットをまたいだ動きなども取り入れます。

III. 毎日最低限行う技術練習の例

ここまでで紹介した技術練習を組み合わせた練習メニューの例です。これを参考に自分なりのメニューを作るとよいでしょう。

IV. 効果音

ピチカート、トレモロ、ハーモニクスなどの効果音の使い方を簡単に説明してます。イラストも掲載しています。

V. カヴァキーニョの指使いの基本的なルール

主にソロ演奏のときの左手の指使いについて基本的なルールがいくつか挙げられています。本書の楽譜には指使いが記号で示されている曲もありますので、まずはそのとおりに弾いてみて、慣れてきたらこのルールを参考にほかの曲にも応用してみるとよいでしょう。

VI. 譜読み3

楽譜は掲載されていませんが、カヴァキーニョでソロ演奏するのにおすすめの曲のリスト(曲名、キー、ジャンルなど)が掲載されています。全部で52曲ありますが、楽譜や音源は自分で探す必要があります。

VII. カヴァキーニョのコード3

主に5音以上で構成されるコードを紹介しています。4弦の楽器なので5音以上のコードでは必ず1音以上は省略しなければなりません。そうした際の参考になります。

  • 9度付きのセブンスコード:7(9)

  • 短9度付きのセブンスコード:7(♭9)

  • 増9度付きのセブンスコード:7(#9)

  • 9度付きのメジャーセブンスコード:7M(9)

  • 9度を追加したコード:add9

  • 6度と9度付きのコード:6/9

  • 7度と11度付きのマイナーコード:m7(11)

  • 増11度付きのセブンスコード:7(#11)

  • 13度付きのセブンスコード:7(13)

  • 短13度付きのセブンスコード:7(♭13)

VIII. ポピュラーミュージックのコード譜

ブラジルの人気楽曲のコード譜です。残念ながらAmazon KDP(Kindleダイレクトパブリッシング)では、JASRACなどの著作権等管理事業者の管理楽曲の歌詞を含むコンテンツを掲載できないので、日本語版では歌詞を割愛しています。本書の第2部から第4部で紹介したコードを実際の曲で使ってみる練習になるでしょう。

  • GUARDEI MINHA VIOLA(Paulinho da Viola)

  • LEVA MEU SAMBA(Ataulfo Alves)

  • SÓ QUERO UM XODÓ(Dominguinhos ― Anastácia)

  • TREM DAS ONZE(Adoniram Barbosa)

  • FOLHAS SECAS(Nelson Cavaquinho ― Guilherme de Brito)

  • PARTIDO ALTO(Chico Buarque)

  • ACONTECE(Cartola)

  • SE ACASO VOCÊ CHEGASSE(Lupicínio Rodrigues ― Felisberto Martins)

  • RECADO(Paulinho da Viola ― Casquinha)

  • VOU FESTEJAR(Dida, Neoci e Jorge Aragão)

  • AGORA É CINZA(Bide ― Marçal)

  • FREVO NOVO(Caetano Veloso)

  • KID CAVAQUINHO(João Bosco ― Aldyr Blanc)

  • BLOCO DO PRAZER(Moraes Moreira ― Fausto Nilo)

  • WAVE(Tom Jobim)

  • BRASIL PANDEIRO(Assis Valente)

いいなと思ったら応援しよう!