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フリは強いが、その分嬉しい

サッカー好きとしては普段試合を見ていると違和感はないのだけれど、冷静に考えるとサッカーのセレブレーション(ゴールパフォーマンス)はテンションが上がりすぎだ。

試合中、だらだら歩いていたのにゴールを決めた瞬間、コーナフラッグまで全速力で走って膝を滑らせて喜ぶ。というか膝を滑らせて喜ぶってなんだよ。膝を滑らせたいな〜あぁ滑らせたい、なんて気持ちなったことないぞ。そんなふうに思ってしまう。

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昨日、僕はこの前ブログにも書いた検定試験を受けてきた。

結果はというと合格だった。

試験を受けてすぐに結果がわかる型式だったのだが、終わってすぐ合格という文字を見て心底安心した。このタイムラグがない感じ最高。

やった!と思いながらも、結果を見たのは試験会場内だったので特に声も出せない。

とにかく帰ろう。開放感に浸ろう。そう思って試験会場を後にした。

家に着いてからは今まで自分を苦しめてきた参考書を睨みつけ、星野源の曲をなんの焦りも不安もなく聴いた。見れなかったバラエティをTverで見て、そういやソウルフルワールドも見てなかったし、録画してた天気の子もパラサイトも見ていないなと気づき、自分へのご褒美がこんなにも待っているんだと思うと嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。不安から睡眠も浅くて眠たくて仕方がなかったけれど、解放されることへの嬉しさがあった。

だけれど、まだやりきってない感があった。


試しに部屋の中を小走りで駆け抜け、思い切りガッツポーズをしてみる。


満足感がすごい。

喜びを身体中で表現する。喜びのエネルギーを身体中に行き渡らせ、思いのまま動かす。それが素晴らしく気持ちいい。

最悪の想定をして、切迫感に駆られ、プレッシャーを感じながら正月も返上して勉強をしてきた日々。

そんな苦しさが演出する喜び。

サッカー選手もそりゃあんだけ喜んじゃうよなと思う。勝たなければいけない勝負ばかりの毎日、プレッシャーや年齢的な衰えやコンディションの不調。そういったものの連続の中の、光みたいなゴール。

あれぐらいのゴールパフォーマンスは当然だ。なんなら会社や学校でもやったほうがいい。プレゼンが成功したら廊下を走り回って膝スライディングしたほうがいい。喜びのあまり上半身裸になったほうがいい。

嬉しいんだからね〜。

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苦しさは喜びを増幅させる。だから苦しんでる自分のために喜びを掴もう、なんて気持ちで嫌気が差しそうな日々に挑んでもいいんじゃないかと思う。

まあとにかく、安堵と達成感で舞い上がってますという報告でした。

買いたい本を買うために使います!!