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【松本に在住していた私の偏愛グルメ】

先日長野県松本市から石川県金沢市に引っ越しました。
せっかくなので松本で大好きだったもの達を紹介するnoteを書きたい〜!!とずっと思ってはいたのですが、なんせ引越しというのは精神と体力が削られるイベントなもので、引越し前に大好きなお店もまわりきれなかったし、良さげな写真もろくに撮れませんでした・・。うう。

なので過去の写真も使用しつつ、数あるおすすめの中で私が特に偏愛するもの厳選でお送りいたします。
大分私情も盛り込まれていますが、松本散策の際にちょっとでもお役に立てば幸いです。

【藤むらのれぇずんくっきいと酒まんじゅう】


こちらは松本観光の要所、中町通りから蔵シック館のある角を曲がり、ちょっと入ったところにある和菓子屋さん。
このれぇずんくっきぃは実は松本に住む前に旅行で訪れた際にたまたま買って食べており、その時に「ウンマ!!なんだこれ!!」と衝撃を受けた代物。

その記憶が強烈に残っており、住み始めた後も再訪して食べてみたところやっぱりはちゃめちゃに美味しく、そしてなんと2017年のBRUTASの手土産レーズンクッキー部門で優勝してることをお店に貼ってあった記事で知る。

😗(その時の私)「でしょうね!!!!(若干得意気)」

レーズンバターの挟んであるクッキーはどこもそれなりに美味しいけど、藤むらのれぇずんくっきぃはまずクッキー部だけ食べても「なんじゃこりゃ!」ってくらい美味しいです。このレベルのクッキーを和菓子屋で作ってしまってええんですか・・?って気持ちにすらなってしまう 笑
重くなく、くどくなく、香りよく、食感良く、クッキー単体でもバター部と食べても完璧なハーモニーなのですよ・・。
私は出会う人で松本に興味がありそうな人には絶対に布教しています 笑

そしてこちらの酒まんじゅうも大好き!しっかりお酒の香りがして、パクッと食べやすいサイズなのも良いです。
酒まんじゅうは松本駅構内の売店でも6個入りで売っているので、お土産にもお勧めです。れぇずんくっきぃは冷所保存なのでご注意くださいね。


【パンセ小松(小松パン店)のハンバーガー】


パンセってなんですかね、可愛いよね。
こちらは縄手通りから徒歩5分くらいの場所にある老舗パン店です。
入り口からして昔ながらの雰囲気がバンバン出ておりとてもときめきます。
こちらのお店は長野のローカルフードである牛乳パンが有名なお店で、牛乳パンは予約でほぼ売り切れちゃうのでキャンセル品が並んでたらラッキーです。

牛乳パンというのは、ふかふかのパンの間に甘いミルククリームの挟んである巨大な昔ながらのパンで、お店によってそれぞれパッケージがレトロ可愛かったりするローカルパンの代表選手です。

しかしすいません。私の中でパンセ小松は惣菜パンの店、なので牛乳パンにはそんなに興味がありません😗(もちろん牛乳パンも美味しいですよ!)

入ってすぐに銀色の冷蔵ケースがあるんですけど、その中に惣菜パンが残っていたら今回の勝負はまず勝ちです。さらにハンバーガーが残っていた場合、優勝が確定します。やりましたね。

ハンバーガーコレです。改めて見ると笑けるサイズ

小松のハンバーガーはめっちゃでかいパンに懐かしい感じのハンバーグが挟まっているんですけど、形状的に全然ハンバーグを挟みきれていないところがチャームポイント。

文字で説明が難しいので食べかけ失礼します。
こんな感じなので、大体パン部です 笑

ハンバーグに辿り着くまでしばらくパンのみでもしゃもしゃするターンがあるんですが、なんとまあこれが、パンだけなのにめっちゃうまいんですよ😩
藤むらのれぇずんくっきぃといい、せめて挟んでから美味しくなりなさいよ・・って感じなんですけど・・(褒めてる)

パン部を経て、レタス部を経て(ここも謎にめっちゃうまい)、そしてハンバーグ部はもちろん超美味しいです!!こういうハンバーグ食べたかったんだよ〜って味。
小松のお惣菜パンはどれも「ちょっと懐かしい」んですよね。はいはい、久しぶりにこれが食べたかったの!っていうのを与えてくれる素敵なパン達です。
あとなんかね、あのお店でパンを買うってこと自体がちょっとウキウキするんだよなぁ〜。

ハンバーガー以外もサイズは割とおかしい
給食に出てきそうなスパゲティがみちみちに詰められている!

パン自体がほんのり優しい味でめっちゃ美味しいのでね、
「このコッペパンとちょっと美味しいソーセージがあれば無敵のホットドック屋ができるな・・」
と妄想するのが私の趣味でした😌(色んな人に力説しました)

【開運堂のどら焼き】


開運堂は松本にある老舗和菓子チェーン店で、松本の中央部やスーパーなどいろんなところで買うことができます。
私地元に根付いた和菓子屋さんってものがそもそも大好きなんですけど、開運堂はさらにパッケージも心くすぐるものがあり、松本に来た当初から度々お世話になってきました。

引っ越し前後のめっちゃバタバタしてた時期に慌ててあったので、これしか画像がなくて・・
一番右のどら焼きです・・

開運堂はお茶請けに良さそうなお菓子も色々あるんですが、シナモン味のものも結構多いんですよね。個人的にシナモンて好き嫌いが分かれそうな気がしているので(私は好きですが)、プレーンなどら焼きがお土産にも使いやすくてよく買っていました。
しっとりしていて、甘すぎず、美味しいです!!

シナモンが好きでしたらこちらもおすすめです。
白鳥の湖というシナモンの効いたポルポローネという口溶けがほろっとしたお菓子。これはもう圧倒的に缶と見た目が可愛いので・・もらったら絶対嬉しいと思う。
缶は刺繍糸とか入れたくなりますよね!!なんか、こう、手芸用品が似合うと思うんだ!

開運堂は季節限定の商品が色々あって、「あ〜開運堂の桜餅の時期だな〜」とか「草だんごの時期だな〜」とか、開運堂で四季を感じる。みたいなところがありました。笑 

「これはうまい」という名前の商品が陳列された本店のディスプレイ
強そうな布陣。開運堂のターン!


【翁堂のあれこれ!】


翁堂というお菓子屋が松本にありまして。
駅前にイートインが出来る店舗と、縄手通りの近くに本店があります。

多分私はまだ翁堂を語り伝えるにあたってレベルが足りてないので、ちゃんと伝え切れるかわかんないんですけど、頑張ります。

まずお土産におすすめなのがこちら!

ミミーサブレ

こちらは社長さんが飼っていた「タロウ」というオウムがモデルになった可愛いサブレ。「ミミーじゃないんかい!!」とツッコミたくなりますが、愛称は公募で決まったそうです。 
こちらは素朴なサブレに素朴にミミーの型が押してあり、素朴な食感ですがバターがしっかり効いていて噛めば噛むほど味わい深く美味しいです。
この包装紙・・たまらんですよね・・😩可愛すぎる・・

もう閉店してしまった中町通り店では買うたびにお店のおじちゃんが(あれは社長さんだったのだろうか)

「いいものあげるよ・・ふふふ・・ジャーン!!!シール!!可愛いでしょ!!」

とめっちゃ嬉しそうにミミーのシールをくれたものですが、30半ばを過ぎている私にそんなテンションでシールくれんの・・何歳までそのテンションで渡してくれんの・・と毎回感動していました。笑 もちろんめっちゃ嬉しかったのでそれなりのテンションでお礼は伝えていましたよ🥳

そして翁堂は一部界隈で全国的に有名なお店なのですが、それはこちらの

タヌキケーキを制作しているお店だからです。絶滅危惧種のタヌキケーキがずらりとショーケースに並ぶ様は圧巻です。
ちなみに昔ながらのバターケーキなので、私には1匹食べ切るのはちょっと重く、こちらの小さいラムボールをよく買っていました。

松本から車で15分くらいの浅間温泉や美ヶ原温泉に泊まるときはいつもタヌキを捕獲してから旅館で食べてました。旅の思い出におすすめです!!

ファンの方が制作したタヌキ捕獲カードもらった

翁堂の素晴らしさは色々後述していくんですけど、私が松本にいる間にとても感動したことの一つが、コロナ禍になり人々が怯えて暗くて不安な日々が続く中、地元の新聞に翁堂の記事が載ったんですよね。

それがこちらの「マスクタヌキケーキ発売!」の記事だったんですけど、あのコロナ禍初期のみんな楽しいことが考えられない時期に、翁堂らしさでこちらの肩の力を緩めてくれたことにとても感謝しています。
すごくないですか、このスキル。世界平和に必要なのはこういうスキルなんだよ・・いつも心に翁堂なのよ・・😩

最近行ったらパーテーション設置されてた
若干タヌキの顔にも笑顔が戻ってきてていいですね

とまあ、こんな感じのユーモア溢るるお店、翁堂なのですが、ユーモアが枯渇することを知らないまま溢れ出しまくっているので、行くたびに毎回こちらの想像を超えてきまして、膝から崩れ落ちそうなほどメロヘロ(メロメロでヘロヘロ)になって帰ってきます。

こちらは準レギュラーのワンコシリーズ。
むぎちゃんのおねえちゃんという難しい説明書きがついてますが、むぎちゃんて誰だろう。
クッキーもいます。これは犬のルーパーって名前だったと思うんですが、
見た目が同じでも味によってちょっとずつ名前が変わるので油断できません。
多分タヌキから派生している。ちょっとずつ狂気が見え隠れしますね。
マスク頭にかぶってるやついるなあ・・
メレンゲ菓子も同じテンションで展開されています!
見た目は全くルーパーと同じだけど、これはジョニス・コクトー 笑
グレー鳥のネーミングにツボってしまった。
そんなあなたに笑うツボ。狂気が前面に出始めました。
控えの商品札のクセが強すぎる
海女エビ子の情報量の多さにパンクしそうですね
今回最もついていけなかったのがこちら 笑
もう私のレベルが足りなすぎて、何一つわからん!
今回売ってはなかったんですが、こういうクッキーもあるみたいで
お客さんがアルバムを作ってくれたそうです。
本店で自由に見ることができます。
松本にいる間にこれをしなかったことを激しく後悔する内容でした・・
これは前回行った時に売ってた
〜草〜

私は本店の店員さんの事も大好きで、翁堂をそのまま体現しているような空気感のゆったりまったりお茶目ですごく可愛くてご丁寧な接客をしてくださるんですよ〜・・。行くたびに奇跡の店だな、って思ってしまう。

ぜひあのショーケースの前で全身の力が抜ける感覚を味わっていただきたいです😌ちなみに撮影許可はいただいています。快くOKしてくれますよ!

私の紹介の仕方がアレですが、立派な和菓子も売ってる素晴らしいお店ですので・・(今更!)

【おまけ】
お持ち帰り品ではないのですが、翁堂駅前店では2Fが喫茶室になっており軽食を取ることができます。
そこでの大好きなメニューがこちら。

ジャーン!!!ローレライAです!!!

私が旅雑誌の編集長だったら、これか小松のハンバーガーを表紙にするだろうな・・と密かに思っている食べ物、それがローレライA。
コードネームみたいでかっこよくないですか・・ついつい言いたいローレライA。

ちなみになんとローレライBもあります。Aはフルーツケーキが刺さってますが、Bはブランデーケーキが刺さってるそうです。

ケーキがあちこちに刺さってる圧倒的な存在感で登場するローレライAですが、見た目ほどに甘さはくどくなく、意外と食べやすいです。でもまあ、量はしっかりあるので・・めっちゃ食べたいんだけど、ローレライが出てきた時の感動を味わいたいんだけど、年的にそんなに頻繁にパフェを食べれず、結局2回しか食べにいけませんでした😞うーん、またいつか食べに行きたい。

駅前店は立地的にすごく便利な場所なので、旅の思い出にお腹に余力がありましたら是非。ローレライ、ローレライをよろしくお願いいたします。

連呼したくなる不思議な名前!


※※※
以上、長文を読んでくださった方ありがとうございました。
松本は1泊2泊で旅行するならちょうど良い規模の街だと思います。実際私も旅行に訪れて好印象だったので移住する事に決めたくらいです。

あと松本ならではの楽しみとして、もし訪れた際には、街中にある側溝をチラホラ覗いてみてください。
その辺の側溝でも水は大体めちゃくちゃ綺麗で、たまにニジマスとか泳いでいます。
水量や水草の分布などを考慮したお気に入りの側溝がいくつかあり、街中側溝マップとか作りたいな〜とか思ってたんだけど、結局出来ずに終わってしまった〜😫😩

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